次ヘ
次ヘ
詰将棋おもちゃ箱記録に挑戦!

記録展示室 No.65 かねこきよしさん

記録に挑戦!
記録に挑戦!
出題時のコメント:
飛角金銀煙長手数記録。30手台

作者:
他に作例がないと記録っぽくないので、ひとつ出しておきます。
これで晴れて最長手数と最短手数を名乗れる??
(手順はヘボヘボなので、儀礼として非限定とか成駒とかはナシ)

記録展示室No.56(TETSU作)に続く飛角金銀煙の2号局です。 TETSU作は29手で短手数記録、本作は飛角金銀煙の長手数記録(31手)になります。

一見、まるで詰みそうにない形ですが、12飛成が強手。 逃げれば22龍から23飛成で簡単、取るしかありません。 同銀なら22飛成から33角成、同玉なら23でばらして33金なので、同金が正解。

23飛成と強手が続きます。 同金の一手(22合は32銀から12龍)に12銀から一挙に上部に引き寄せます。

  12飛成、同金、23飛成、同金、
  12銀、同玉、23金、同玉、14銀、同玉、

14銀に34玉と逃げる手が気になりますが、23銀不成、43玉、32銀不成、52玉、42角成の綱渡りで詰み (33金以下でも詰みます)。

  24金、15玉、25金、16玉、26金打、同金、同金、同玉、
  37銀、15玉、25金、16玉、26金、17玉、28銀、26玉、
  37角成、16玉、17銀、同玉、27馬 まで31手

金追いのちょっと趣向的手順。 26金打に17玉なら27金から19金捨てがあります。
2回目は28金まで追っては19玉でどうにもなりません。
28銀から馬を作って収束。 この銀も消えるのはいいですね。

飛捨て、飛切りの強手で始まり、趣向的な手順、最後も銀捨てで決まる気持ちのいい飛角金銀煙でした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

大貧民さん:
楽しい手順
中澤照夫さん:
25手目28銀が上手い。実に軽快な煙詰。
長谷繁蔵さん:
変化も有り46銀の処理に困った
平尾一土さん:
ところどころで変化が少し難しかった。
凡骨生さん:
うぐいす(歩桂香)がいない図式ですね。
隅の老人Bさん:
豪華キャストの顔見せ興行。
ずらりと並んで前口上、「今年もよろしく」
広瀬稔さん:
飛車がすぐに消えてしまうので、角金銀煙にもなりそうですね。
池田俊哉さん:
序盤、他に手はないが指しづらいところ。あとは15角の効きを活かしての攻め
S.Kimuraさん:
15手目に持ち駒を全部使ってしまって本当に詰むのか不安でした
嵐田保夫さん:
本譜手順よりも何故か10手目3四玉の変化に苦戦した。

記録展示室No.65 解答:12名 全員正解(下記)

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  香箱さん
  隅の老人Bさん  大貧民さん  躑躅さん  中澤照夫さん
  長谷繁蔵さん  平尾一土さん  広瀬稔さん  凡骨生さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。