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詰将棋おもちゃ箱記録に挑戦!

記録展示室 No.29(a)
本間晨一さん

記録に挑戦!
記録に挑戦!
出題時のコメント:
完全立体図形曲詰、2題同時発表。

初形が形になっているのが初形曲詰(盤面曲詰)、詰上りが形になっているのがあぶり出し曲詰。 そして、初形も詰上りも形になっているのが立体曲詰です。 更に、立体曲詰で途中の局面でも形になる三段曲詰もあり、 「N→H→K」(安達康二さん)や「ヒ→ロ→エ」(相馬康幸さん)、「S→O→S」(橋本孝治さん)など名作が作られています。

これを更に進めて、初形から詰上りまでの局面がすべて形になる完全立体曲詰を創作して詰棋人の度肝を抜いたのが猫田いわしさん (記録展示室No.9)。 53手詰の54の局面がすべて対称形という、完全立体対称曲詰でした。 完全立体曲詰は条件が非常に厳しいので、文字曲詰や図形曲詰では難しいと思われましたが、 そんなことはない、これでどうだ、とデジタル数字による完全立体文字曲詰を発表したのがドうえもんさん (記録展示室No.11)。 7手の八段曲詰でした。

そして本間晨一さんが、まだ創作されたことがない完全立体図形曲詰を2作品同時発表、 これにより対称、文字、図形の3分野の記録が揃いました。

曲詰を考えるとき問題になるのが、どこまでを形として認めるかですが、厳密な規定は難しいので、 ここでは、xxの形だといわれればほとんどの人が分かる、という基準とします。 常識の範囲で考えてください。

No.29(a)(b)の2作は完全立体図形曲詰の双子作品。 共に五角形から始まり、正方形の詰上りまで、ほぼ対応した形で遷移します。 (b)の解答の発表時にあわせて記録として登録しますので、比較しながら並べて見ると楽しいですよ。

  初形    五角形
  28飛、  長方形
  19玉、  台形
  18馬、  三角形
  同歩成、 三角形
  29金、  正方形
  同と、   三角形
  18金   正方形
  まで7手

作者:
詰パラ今月号の記録に挑戦!完全立体文字曲詰7手(ドうえもんさん作)の記事に触発され、完全立体図形曲詰にチャレンジしました。狙い:完全立体図形曲詰7手詰(五角形→長方形→台形→三角形→三角形→正方形→三角形→正方形)。やさしい手順で、気軽に図形を楽しんでもらう作品です。

三角形が3回、四角形が4回登場するのもおもしろい。 そういえば台形とかあったなあと、小学校の頃のことを思い出してしまいました。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

kbnrkさん:
TETSUさんが詰パラであげておられた例題を巧く逆算した感じですね。
しょぼいよさん:
最初は1八銀とかを考えて迷った^^;
S.Kimuraさん:
玉を左に逃がさないように気を付ければ簡単でした.
中澤照夫さん:
詰め上がりも密集形。
たくぼんさん:
どちらの金を取るかを少し悩む。
しろねこさん:
2枚の金を入手することに成功すれば簡単。

(a)(b)あわせて感想をいただいた方が多かった。 これについてはNo.29(b)の解答発表のとき紹介します。


記録展示室No.29(a) 解答:17名 全員正解(下記)

  稲葉上さん  S.Kimuraさん  香箱さん  kbnrkさん
  小峰耕希さん  しょぼいよさん  しろねこさん  鈴木康夫さん
  隅の老人Bさん  タクさん  たくぼんさん  TOSHIさん
  中澤照夫さん  名越健将さん  長谷繁蔵さん  hiroさん
  ほの字さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。