玉の回りをぎっしり取り巻いている形。
逃げられる心配はありませんが、手を付ける順番が問題です。
44飛、同金、同金、同香・・・ これは続きそうにないので、43銀から入るのが正解。
43銀、同香、44飛、同香、
45金打と打ち込むのは41龍の守りが強くてダメ。
よく見ると46銀を捌けば桂跳ねがありそうです。
45銀、同香、46桂、同香、
69角の利きが通ったので、2筋に手を付けることができるようになりました。
25角、同香、26桂、同香、25金、同香、24金、同香、
連捨てで、見事に3枚の香の吊り上げに成功。
23馬 まで17手
手順を見ると分かるように、全応手香の長手数記録作。
これまでの13手(健太・ミーナ 合作)を4手更新しました。
ただ、本作には、一つ問題がありました。
2手目同金の変化が、同飛成、同香、45銀以下作意と同じ手順で同手数。
ここは記録作だけに同香と限定したいところです。
不完全というわけではないので、記録作として登録しますが、作者には同香に限定する改良案の検討をお願いします。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 中澤照夫さん:
- 玉方着手すべて同香。これはわかりやすい記録です。
- メキドラさん:
- しつこいまでの同香8回は見事です。
- YOSIさん:
- 簡単に解けそうなので、つい解きました。せっかくなので解答します。
この論理性は、最近、「続詰むや詰まざるや」で読んだ、久留島喜内の将棋妙案15番と同じだなと思いました。応手、全部**同香の趣向作を作るにはこうするしかないんだなとも思いました。
古図式の作品は詰将棋博物館で鑑賞できます。
将棋妙案第15番はこちら。
- コマンさん:
- これ以上はのばせない?
- 長谷繁蔵さん:
- 同香趣向と気づかず2手目同金としていました。
- しろねこさん:
- とにかく王手ができるように捨て駒を使い、最後に詰めあがり。
- 真Tさん:
- 2手目同金の変化がよく分かりませんが、香応手の記録と思うので、同香で。
46桂から25角でうまく転換していますね。
ちょっと痛い同手数変化ですね。
- 隅の老人Bさん:
- 玉方の応手が総て同香の新記録?かな。
「詰棋=謎解き」、この考え方は、どうも間違いらしい。
謎解き以外にもいろいろな楽しみ方がありそう。
- タクさん:
- 素直に進めば、全て「同香」の応手で、連続8回の記録ですね。
- 鈴木康夫さん:
- 何の記録か?と言う所から逆算したら解けました。
- S.Kimuraさん:
- 全応手同香とはびっくりしました.42香が一マスずつ動くのも面白いです.
|