記録展No.24の盤面香一色煙に続いて、本作は盤面桂一色煙の長手数記録作品。 
     
    形から33桂左から入りたくなりますが、11玉、22角、同玉、13桂成、11玉で逃れ。 
    13桂不成と逆モーションが正解です。
    今度は11玉なら33角、12玉、22角成、同玉、33桂成以下。 
    それではと12玉と逃げると、23角。
    なんとなく盤面香一色煙と同じ形になってきました。 
     
    そう、本作と記録展No.24は、
    両方とも初形が成生2枚ずつの無防備図式で17手の煙詰というだけでなく、
    桂と香の違いがあっても手順がほとんど同じという姉妹作なのです(こういうのもツインというのかな)。 
     
    両方の手順を並べて見てみましょう。 
    
    No.24 12歩、同玉、23角、11玉、21香成、同玉、 
    No.25 13桂、12玉、23角、11玉、21桂成、同玉、 
     
    No.24 32香成、11玉、22成香、同玉、33成香左、11玉、 
    No.25 32成桂、11玉、22成桂、同玉、33桂成、11玉、 
     
    No.24 12角成、同玉、23成香直、21玉、22成香 まで17手 
    No.25 12角成、同玉、23成桂直、21玉、22成桂 まで17手
     
    きれいに対応しているのがわかりますね。 
     
    実は、この元になっているのが、同氏作の(24金41金42金44金|21玉|角)の盤面金一色煙(未発表)。
     
      - 作者:
      
 - この図はすぐれもので、他の駒(銀、桂、香)でも成駒配置にすれば同様手順で、
      盤面X一色煙 17手詰がそれぞれ成立します。
    
  
    この図を改良して、初形を美しく、変化紛れを適度に持たせたのがNo.24、No.25というわけです。 
    作者のセンスと遊び心を感じるペア一色煙でした。 
     
    17手の盤面桂一色煙は、本間さん以外にかねこきよしさん、岩田俊二さんも創作していて、3作が長手数記録となりました。
    盤面桂一色煙詰の長手数記録作品でご鑑賞ください。 
     
    それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。 
    
      - 中澤照夫さん:
      
 - 33の地点を空けておくのがポイント。収束は24と同様。
    
  
    
      - メキドラさん:
      
 - この2問を考えて仕事に遅刻しそうになりました。
    
  
    
      - コマンさん:
      
 - 24と同工異曲ですね、こちらも成桂2枚ですか!
    
  
    
      - 長谷繁蔵さん:
      
 - 同じ収束になった事にユーモアを感じる。33桂から入りました。
    
  
    
      - しろねこさん:
      
 - これも24と同じで12角成りで邪魔駒である角を捨てて、収束。
    
  
    
      - 真Tさん:
      
 - 33角を残す初手がいいですね。
    
  
    
      - 隅の老人Bさん:
      
 - これも17手、遊び心を満喫。楽しいね。
    
  
    
      - 小峰耕希さん:
      
 - 第一感の初手33桂左不成は、その桂が邪魔駒になって逃れ。
    
  
    
      - タクさん:
      
 - 実はNo.25から先に解いたので、2手目11玉で少考しました。
 
      次に解いたNo.24 の2手目で、やっとNo.25 と手順そっくりの双子局となっていることを発見。 
      うまいものですね。順序が逆の方がより感激できるようで、怪我の功名
      
    
      - 鈴木康夫さん:
      
 - 初手が桂馬を裏側で使うみたいで指しづらかったです。
    
  
    
      - S.Kimuraさん:
      
 - 44の成桂が横に2回ずれていくのは面白いです.
    
  
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