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攻方駒に続いて受方駒の連続移動回数記録を紹介します。 |
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◇受方歩の連続移動4回 金子清志 詰パラ 1991年10月 33銀生、同歩、34と、同歩、 35銀、同歩、36桂、同歩、 35飛成、同玉、45金まで11手 受方駒の連続移動では(玉の連続移動を除いて)玉が動けないため、弱い駒の場合、理論上の最大回数が決まってしまう。 歩の場合は本作の4回が限界。最後は飛を成り捨ててきれいに決める。 |
◇受方香の連続移動4回 谷岡里覧 詰パラ 1996年10月 金子清志 詰パラ 1997年9月 この2作は歩の記録と同様、玉の横の筋から斜め下、横、斜め上、そして桂の捨駒で4連続で動かすもの。 理論上もこれが限界。 |
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◇受方桂の連続移動3回 多数の作例あり。これも連続3回の実現は容易だが4回は不可能(連続でなければ駒打ちも含め5回移動の作品がある)。 |
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◇受方銀の連続移動12回 健太 おもちゃ箱 2002年5月 43桂成、同銀、54歩、同銀、 43歩成、同銀、54歩、同銀、(中略) 52と、同銀、42飛成、同銀、 44角成まで29手 上田さんの角の連続移動記録の4香連捨ての機構を使って12回連続移動を実現。 収束を工夫して、全応手銀の長手数記録作(29手)にもなっている。 |
◇受方金の連続移動11回 TETSU おもちゃ箱 2002年5月 これも次の上田作品の応用で、銀と同様全応手金の長手数記録(27手)にもなっている。 |
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◇受方角の連続移動11回 上田吉一 詰パラ 1969年11月 23金、同龍、15角、24龍、 34歩、同角、43歩成、同角、 34歩、同角、43香成、同角以下45手 4香連捨てにより角の連続移動11回を達成(健太さんによる12回への改作案あり)。 |
◇受方飛の連続移動11回 TETSU おもちゃ箱 2002年5月 これも4香連捨てによるもの。 |
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◇受方玉の連続移動365回 添川公司「桃花源」 「桃花源」 饗宴 1990年1月 原図 近代将棋 1985年12月 馬ノコで一つ動くごとに馬追いの往復が入る斬新な機構。「一手馬ノコ」の用語はこの作品から生まれた。 有名な作品なので手順は省略。未見の方はおもちゃ箱で鑑賞されたい。 |
◇受方馬の連続移動8回 藤沢英紀 将棋世界 2007年8月 全応手馬の長手数記録作品(17手)として第37回に紹介した作品。 注)現在では、芹田修 19手 9回 が記録。 |
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◇受方龍の連続移動10回 中村雅哉「奔龍」 詰パラ 2008年3月 67香、同龍、56銀打、同龍、 66香、同龍、77桂、同龍、 67飛、同龍、66金、同龍、 56銀打、同龍、55と、同龍、 56金、同龍、54銀、同龍、 66金まで21手 これまでの記録5回を一挙に倍増する中村さんの傑作。単に記録に留まらず、密度の濃い手順。しかも全応手龍の長手数記録にもなっている。 |
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