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年末年始、おもちゃ箱では、奥薗幸雄没後50年追悼作品出題や年賀詰展示室など、イベントがたくさん。
そのため、この連載も少し間があいてしまいました。 そこで、今回は、最近登録・更新された記録作品を紹介します。 いずれも長手数記録で、手順があまり掲載できないので、ぜひ、おもちゃ箱で手順をご鑑賞ください。 http://www.ne.jp/asahi/tetsu/toybox/ まずは、各種煙詰の記録作から。 |
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◇煙詰 221手 馬詰恒司「いばらの森」 詰パラ 2004年8月 歩捨合入りの馬ノコを取り入れて、添川公司「妖精」191手を21年振りに記録更新した。 |
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しかし、添川さんも歩捨合馬ノコの煙詰を創作しており、その作品「妖精2」で数ヶ月後には記録を奪還! |
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◇煙詰 235手 添川公司「妖精2」 近代将棋 2004年12月 捨合入り馬ノコで手数を大幅に伸ばしただけではなく、序にと金追い、収束にも金追いを盛り込み、235手の大記録を達成した。 柳田明 − 全体を通じて滑らかな仕上がりはこの作者ならではと言える。 本作の記録を破るのはかなり大変そうである。 注)現在では 近藤真一 239手 が記録。 |
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◇七色煙 51手 河原泰之「てふてふ」 近代将棋 1992年6月 |
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◇七色煙 51手 坂野孔一 詰パラ 1981年6月(改良図) |
七色煙2局。難しくはないので、詰めてみてください。 注)現在では 近藤真一 57手 が記録。 |
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◇小駒煙参考 129手 駒場和男「驟雨」 近代将棋 '85年3月 普通の煙詰だが、序で大駒を捨てて8手目に持駒金の小駒煙121手になる。 馬詰恒司さんに教えていただいた。 |
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◇大駒煙 33手 猫田いわし おもちゃ箱 2004年11月 きれいな純・正・飛角図式。 これが作品として成立して、最後は煙詰になるとはすごい。 記録展示室出題作品。挑戦されたし。 |
煙詰以外にも記録作が目白押し。 順に紹介しましょう。 |
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◇双裸玉 43手 増田直樹 おもちゃ箱 2004年10月 詰方 65玉 受方 43玉 持駒 角金銀銀桂4歩 本局も記録展示室で出題。 序は難解だが、金で押さえてからは裸玉らしからぬ手順で、桂4枚がすべて消える収束は気持ちよく、好評だった。 |
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◇使用駒4枚参考 43手 近藤真一案 おもちゃ箱 2004年12月 詰方 56龍65飛 受方 74玉84成桂 持駒 なし 駒場和男「飛びます、飛びます」の神無七郎さんの改作案を更に改案。 |
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◇正飛角図式参考 45手 おもちゃ箱 2004年12月 筆者案 詰方 35角93龍96龍 受方 54角64玉 持駒 なし 摩利支天「冬の散歩道」を4手逆算。 |
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◇清貧図式 237手 猫田いわし おもちゃ箱 2005年1月 佐々木恭閑さんのダブル馬ノコ179手をシンプルな龍追いで記録更新。 注)現在は、中村宜幹293手 が記録。 |
このほか、奥薗幸雄没後50年追悼作品出題でも、ある記録作が誕生しています。 次回紹介しますので、お楽しみに。 |
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