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![]() 詰将棋美術館 |
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![]() いつも年賀詰展示室に投稿いただいている池田さん、ついに本家の展示室でもアート展示室で初登場。
初形は3×3の密集形、石垣図式で、全駒種使用も狙いの一つです。 11飛成、同玉、22香成、同金、21桂成、同金、同馬、同玉、 石垣が崩れて、一挙に玉と歩1枚だけのすっきりした形に。 煙詰を手がけたことがあれば覚えのある形で、本作も覚えのある手順できれいに煙ります。
32銀、11玉、12歩、同玉、23金、11玉、21銀成、同玉
作者 「狙い:全種駒使用、3×3の石垣図式、持駒なし、ミニ煙詰。 作者からは本作創作の動機や経緯も届いていますので、これも紹介させていただきます。 作者 「本作の創作動機はlineのプロフィール画像を詰将棋にしてみようという思い付きでした。 詰め将棋を円形の狭いフレームに収めるためのにクリアーしなければならない条件として、盤面は3×3の範囲以内、持駒無しは必須です。 また、調子が良ければ+清涼図式、さらに、運が良ければ+石垣図式、加えて、神の御加護があればば+ミニ煙詰もなどと、 やや誇大気味な妄想を抱きながら割と長い間、脳内将棋盤の白昼夢の中に漂っておりました。 気が付けば全種類の駒の登場も加わりまして、「遂に奇跡が起こった!」とばかりに、狂喜乱舞の勢いでの貴サイトへの投稿となった次第でありまして、 好手・妙手が二の次三の次になってしまった事は否めません。 作為手順の3二銀からのラストの11手詰は水戸黄門の印籠登場的なシーンですが個人的には「よっ、待ってました!」的な好きな手順であります。 創作の手順としましては、まずは、3二銀(9手目)の局面から盤面3枚の詰め上がりまでを導いてから、 逆に3二銀(9手目)の局面から初形の3×3の石垣図(密集形)に逆算するといった、正算(順算)と逆算のハイブリッドでした。」 駒取りが多い感はありますが、全駒種の3×3石垣から大駒が消えてミニ煙になるのはいい感じですね。 全手順が石垣の中に収まっているのも石垣図式では珍しく、コンパクトさが際立っています。
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アート展示室No.114 解答:15名 全員正解 池田俊哉さん 市原誠さん S.Kimuraさん おかもとさん 当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。 |