初形は成駒のない純飛角図式の「−」で、詰上りは穴あきですが「+」。
全手順5筋で、全局面純対称と盛りだくさんの趣向。
同様の趣向はアートNo.105 M.Aさん(詰パラ1971年4月)にあり、こちらは更に金一色持駒になっています。
手順は本作とは上下逆の感じですが、龍のため6手目同龍と取られると形が崩れるのが残念。
それもあって、同一作があるかと思ったのですが、見つからなかったので出題させていただきました。
なお、七段目でなく一つ上げて六段目にしても成立しますが、こちらも同一作は見つかりませんでした。
58歩、同玉、59金、57玉、58歩、56玉、55金 まで7手
手順の方は誰でも解けるので、アート作品のサンプルとして紹介するのにも使えるかもしれません。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 金少桂さん:
- 全局面左右対称で、詰め上がりの形もちょっと面白い。
欲を言えば二段上げたいけど角が成れるのでうまくいかないのが惜しい。
- 市原誠さん:
- とても簡単だが、解後感はバツグンに良かった!
- 蛇塚の坂本さん:
- 手順よりも初形の並びが、綺麗にできています。
- 山下誠さん:
- 初形・終形共に幾何学的な美しさがある。
- おかもとさん:
- この手順は一段上げても成立。
二段上げると中央でキレイですが、53角成があって不成立でした。
- 松崎一郎さん:
- 聞一知十?。マイナスからプラスに転換?。
「一」→「十」、「−」→「+」、あるいは短刀→手裏剣とか、いろいろ見えますね。
- ootanowatasi68さん:
- 初形と最終形の対比の面白さ。
- 占魚亭さん:
- 初形・詰上り、ともに美しい。
- 小山邦明さん:
- すべての着手で形も駒も左右対称になっていて綺麗です。
- たくぼんさん:
- この初形と詰上りと手順・手数はまさにアートですね。
持駒金2銀2に出来そうかと思ったけど余詰があるんですね。
持駒金銀で成立すればもっときれいだけど、強すぎて余詰。
- 池田俊哉さん:
- 飛角図式の直線型で四金のものは見た気がするが(縦型?)
横にすると歩二枚で足りるんですね
アートNo.105 M.AさんかアートNo.18 伊藤六男さんでしょうか。
純飛角図式でも縦型にすれば参考図が成立しますがDBでは見つかりませんでした(一段上でも大丈夫)。 持駒金一色はうれしいけど、横型の方が全局面左右純対称できれいかな。
- 中村丈志さん:
- 飛車が香車でも良いんですよね。
香でも成立しますが、飛角図式の方がきれいですね。 軽い配置にするなら香より歩でしょうか。
- 空貴人さん:
- 純飛角図式で、初形の横一列から、詰上がりは十字に。
本当にきれいな作品。
- S.Kimuraさん:
- eurekaの問題は難しいと身構えてしまいましたが,ほぼ一本道だったので助かりました.
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