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![]() 詰将棋美術館 |
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![]() 見ての通り、盤面いっぱいの十文字。
この形の初形曲詰を初めて創作したのは、将軍徳川家治公(象棋攻格第25番)で、本作は8作目になります。
本作の特長は、初形の趣向だけでなく手順も龍追いの趣向手順になっていることで、くるくるアートとして楽しめる作品です。 作者は最近全駒使用の初形曲詰に取り組んでいるようで、初めての形も続々登場しています。
これらの作品も作者のTwitterで見られるので、初形曲詰が好きな方は、ぜひごらんください。
48銀打、58玉、68龍、49玉、59龍、38玉、39龍、27玉、 2枚の銀と55の角を軸にして、まずは右下で龍追い。 44と、同と、46龍、54玉、44龍、65玉、 55角の周りをまわって、左下に舞台を移します。
64龍、76玉、66龍、87玉、96龍、78玉、98龍、67玉、 96龍で折り返して、再び65に。 66龍、54玉、64龍、45玉、 ぐるっと回ってまた右下に戻ってきました。
44龍、36玉、46龍、27玉、39桂、18玉、19歩、同玉、 39桂とくさびを打ち込んで収束。
39桂のところで16龍とすると龍追いを続けられるのですが、結局元の形に戻るので、これは無効。 雄大な十文字の初形曲詰から1往復の龍追いが楽しめる作品でした。 作者は1往復では物足りなかったようで、39桂のところで16龍以下もう一度左辺で折り返す2往復にする案を検討されていたとのことです。 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
4枚の歩はどれが欠けても作意が成立しなくなりますね。
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アート展示室No.106 解答:8名 全員正解
池田俊哉さん inokosatoshiさん S.Kimuraさん おかもとさん 当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。 |