![]() 次ヘ |
![]() 詰将棋美術館 |
|
![]() 本作も前作と同様5筋玉の対称形で後手は持駒なし。 先手の持駒も角金2種だけで美しいですね。 しかし、前作とは違って簡単には詰み筋が見えず、しっかり読む必要があります。 初手もっとも有望そうなのは34(74)角打でしょう。 持駒に金が3枚もあるので、51、42、41玉は簡単。 残るは62、53、63玉の3か所です。 1) 34角、62玉には84角と左右挟撃。
2) 34角、53玉には75角で1)の変化と同様で11手。 3) 34角、63玉には52角打と下から押さえます(85角は64玉や54玉で、45角は74玉で失敗)。
34角、63玉、52角打、64玉、74金、65玉、75金打、66玉、 最後の43角成では34馬以下の最終手余詰あり。 作者「5二玉の裸玉で、持駒角2金三の17手詰です。 捨て駒はありませんが、詰手順はきれいに割り切れています。 なお、初手の角打ち、3手目の角打ちはどちらも限定打です。」 作意順では一切端を使用しない純風船図式。
玉が6段目まで進出する展開がちょっと意外なおもしろい作品でした。
74角からだとNo.105と同じ詰上がりになりますね。
|
アート展示室No.104 解答:9名 全員正解
池田俊哉さん inokosatoshiさん S.Kimuraさん おかもとさん 当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。 |