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詰将棋美術館 |
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角が動けば空き王手になる形ですが、さてどこに動けばよいのでしょうか。 78角、84玉、85歩、74玉、 また角を動かせば空き王手になる形。 今度も64玉の時65歩が打歩詰にならないようにするには56角と香筋を止めるか45角で飛筋を止めるか。 45角はおもしろい手ですが、74玉で取った歩を75歩と合駒されて続きません。 56角と合駒の余地がない両王手で迫るのが正解です。 56角、64玉、65歩、54玉、 ここまで来ると、打歩詰回避の限定移動が趣向手順になっていることがわかります。 38角、44玉、45歩、34玉、 最後は19飛が39香を狙っているのでちょっと注意が必要です。 飛筋を止める29角で詰みかと思うと、35歩の捨て合で、同飛と取れないので失敗。 さっきと同じように16角と両王手でとどめをさします。 16角 まで13手 作者「打歩詰回避の香頭への角限定移動×3+両王手によって、96角を78→56→38→16と動かして「W」の軌跡を描くのが狙い。 文字を描く縦3×横9の空間内に駒を置かないのがこだわりのポイント。 94玉も34までノンストップで横一直線に移動しているのでダブル軌跡曲詰と言えるでしょうか。」 終わってみると、角の軌跡は大きな「W」。 34で止まっているのはちょっと不満ですが、玉の軌跡も一直線で、きれいなダブル軌跡曲詰でした。 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
形はその方がきれいですね。
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アート展示室No.97 解答:12名 全員正解
池田俊哉さん inokosatoshiさん S.Kimuraさん 大塚康平さん 当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。 |