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詰将棋おもちゃ箱詰将棋美術館
アート展示室 No.93 本間晨一さん
詰将棋美術館
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
後手は持駒なし 10手台

アート展示室No.93 本間晨一

作者 「飛一色図式に角一色持駒で大駒4枚の簡素な作品です。 11手詰と短手数ですが、初手と3手目の角2枚の限定打が狙いの手です。 受け方の持駒はなしなので、煩雑な合駒選びはありません。」

作者の狙いは上記の通り飛一色図式+角一色持駒。 それにとどまらず、詰上りも飛角詰。 使用駒は最初から最後までずっと飛角4枚という、全局面使用駒飛角図式になります。

初手は角打しかなさそうですが、打つ位置がいろいろあってちょっと悩みますね。
77角と左から打つと、69玉なら87角、79玉、19飛まで。 しかし49玉と逃げられると、67角、39玉、66角、29玉で飛車が浮いているので失敗。
37角と右から打つのが正解です。 今度は49玉なら27角、39玉、19飛まで。 69玉と逃げます。
続けて47角と追求すると、79玉、46角、89玉、56角、99玉で、55角は同飛と取られて失敗。 どこがダメだったんでしょうか。
47角ではなく、14角と遠くから打つのが妙手。 今度は23角成と馬を作れるので捕まります。

  37角、69玉、14角、79玉、46角、89玉、23角成、99玉、
  33馬、89玉、88馬 まで11手

14角の遠打が光る一手でしたが、実は初手の37角も限定打。 26角では49玉でも69玉でも詰みません。
手順では角2枚の限定打が作者の狙いでした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

あいうえおさん:
初手▲6八角から飛車を取って詰ますのかと思い、延々間違い続けて苦しみました。

68角、69玉、47角、78玉、95角の筋でしょうか。 68角には49玉で逃れますね。

占魚亭さん:
筋違いの2枚角で狙撃。
松崎一郎さん:
愛(合)が欲しいです!。
蛇塚の坂本さん:
角2枚が、飛の網を掻い潜って仕留めた。
山下誠さん:
初形は飛2枚、終形は飛角4枚と美しい。
S.Kimuraさん:
4段目より上に角は打てないと錯覚してしまいました.
池田俊哉さん:
初手と三手目の打ち場所の対比。 飛角図式とするならこれ以上はいじれないので完成形
中村丈志さん:
1四角が見えにくかった。
浜野乙三さん:
後手持駒なしをうっかりしてムダ合い(?)をしてしまいました。
おかもとさん:
馬による詰め上がりかな、と想定すると手順が見えてくる。

アート展示室No.93 解答:11名 全員正解

  あいうえおさん  池田俊哉さん  inokosatoshiさん  S.Kimuraさん
  おかもとさん  占魚亭さん  中村丈志さん   浜野乙三さん
  蛇塚の坂本さん  松崎一郎さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。