次ヘ
次ヘ
詰将棋おもちゃ箱詰将棋美術館
アート展示室 No.90 おかもとさん
詰将棋美術館
詰将棋美術館

棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
龍の回転その3 10手台

アート展示室No.90 おかもと 第三弾は、龍が11にいることから想像できるように、9×9を回転する龍の軌跡図式です。龍が11→91→99→19→11と盤面を大回転、龍の周辺巡りですね。

玉が98にいるので、91龍から99龍まではすぐに動かせます。
91龍に97合や99龍に同玉は、いずれも89金まで。

  91龍、88玉、99龍、77玉、

そのあと19龍、更に11龍を王手にするには玉を右上の方に移動させなければなりません。 そのため、玉を斜めに移動させる金追い趣向がはじまります。

  78金、66玉、67金、55玉、56金、44玉、45金、33玉、
  25桂、22玉、12歩成、同玉、

玉を1筋に移動させることができたので、ここから後半の半回転が可能となりました。

  19龍、21玉、11龍 まで19手

作者 「9x9の軌跡曲詰。 以前発表した生飛車9x9(『竹馬』94番)の焼き直しですが、最短手数での回転を目指したもの。 3手目89金が唯一の紛れ。」

竹馬94番は11の飛が91→99→19→11と大回転する作品。 飛を不成で移動させることもあって33手と長手数になっています。

本作も流れは同様ですが、19手と最短手数にまとめました。 間にいろいろな手が入ると軌跡曲詰としてわかりにくくなりますが、本作では最初の3手で半回転、最後の3手で半回転と表現することで 軌跡曲詰であることを強調しています。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

山城正樹さん:
11の竜が19に来るんですね!

19龍迄17手解。 惜しい。 11龍まで戻らないと回転が完結しません。

松崎一郎さん:
竜の大回転ですね。
蛇塚の坂本さん:
龍の隅回り面白い。
はむきちさん:
初めに龍が展開してくるのが豪快で良かったです。
山下誠さん:
1辺の長さが最大の四角形に拡大した。
S.Kimuraさん:
玉も斜めに上がっていきますが,こちらの軌跡はアートにはならない?

ちょっと不規則なので、軌跡曲詰としては主張しにくいですね。

山路大輔さん:
龍の大きな一回転。 玉移動も金追で趣向的。
中村丈志さん:
竜の軌跡がきれい。
あいうえおさん:
これは私には易しくないですが、たぶんこの一本道の手順となるのではないでしょうか。 龍が盤面を見事に一周する手順、及び、(私の答えが間違っていなければ)玉が見事に斜めに逃げる手順、に感服しました。
占魚亭さん:
盤面一周四隅巡り。
小山邦明さん:
25桂打の土台作りがうまい。 盤端を龍が一回転。
エレーンさん:
竜の動きが最大限にダイナミックですね。
N.Yamaさん:
龍が、一回転し元の位置に戻りました。
金少桂さん:
龍による四隅周回はインパクト絶大。この経路の実現に拍手。
池田俊哉さん:
大外を龍が一回転する軌跡曲詰。ということでこれは三作合わせて評価すべき作品かと。 ひとつ内側を回るのがあれば完ぺきだったのに(笑)

作者 「7x7は、以前作った作品(パラ1984.12、『竹馬』67番)と似たようなものしか出来なかったので断念しました。」

ということで、この作品もあわせて四作で評価すべきかもしれません。

浜野乙三さん:
これも龍の動きは4回だけ。
ひろぽんさん:
龍がくるくる楽しいです

アート展示室No.90 解答:19名 正解18名

  あいうえおさん  池田俊哉さん  inokosatoshiさん  S.Kimuraさん
  N.Yamaさん  エレーンさん  おかもとさん  金少桂さん
  小山邦明さん  占魚亭さん  中村丈志さん   浜野乙三さん
  はむきちさん  ひろぽんさん  蛇塚の坂本さん  松崎一郎さん
  山路大輔さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。