シンプルな初形から、歩が9枚並ぶ詰め上がり。
それだけでなく、そこに至る玉の軌跡がパルス波になるのが狙いでした。
作者「玉の軌跡がパルス波形(心電図波形?)になるのが狙いです。
詰上りに歩が横並び一列になるのも別の狙いです。
以前「天空に懸ける橋」を投稿しましたが、その時に創作した姉妹局です。
単純な手順ながら、6手x4サイクルのくるくるで、歩のない初形に、詰上りに歩の橋を架けることができました。」
18歩以下歩を打って横に送るのですが、1筋毎に6段目が空いているので、いったんそこに逃げて手数を稼ぎます。
それによって、玉の軌跡がきれいな「パルス波」になるわけですね。
それでは手順を見ていきましょう。
18歩、16玉、14龍、27玉、28歩、37玉、
38歩、36玉、34龍、47玉、48歩、57玉、
58歩、56玉、54龍、67玉、68歩、77玉、
78歩、76玉、74龍、87玉、88歩、97玉、
98歩、96玉、94龍 まで27手
最後まで規則正しい趣向手順で、パルス波の軌跡曲詰(詰上り図参照)。
「アート展またはくるくる展」 向けの投稿でしたが、まさにくるくるアートですね。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- あいうえおさん:
- 応手をなるべく長くするとこうなるのではないか、という手順(というか、最終手と手数)を記しただけで、変化は全然読み切れていません。
詰将棋を解こうとするくせに、ややこしいことや難しいことは全く苦手で、何だかすみません。
ややこしいことや難しいことを考えず楽しめるのが、くるくるアートのいいところ。
- 山下誠さん:
- なかなかきれいな詰め上がりの形。
- 小山邦明さん:
- 初形からは、玉が9筋に移動して9枚の歩が綺麗に並んでの詰み上がり。
受方の持駒なしにすると面白い作品ができると思いました。
- 蛇塚の坂本さん:
- 歩と龍と玉の追いかけっこ面白い
- 占魚亭さん:
- 楽しいアート系くるくる。
- S.Kimuraさん:
- 初形から手順は見えましたが,玉が斜めに動くので,
のこぎり波と言った方が良いような気もしました.
パルス波にもいろいろなタイプがあるようですね。
- inokosatoshiさん:
- 一瞬、黒川一郎氏の作品かと思いました。
玉の軌跡を「パルスの波」と命名したのでしょうか?
玉の逃げ回る様子は「インベーダーゲーム」の様で楽しかった。
- おかもとさん:
- アートとくるくるの融合。
- 小林巧さん:
- 綺麗に出来た、ネオン管発振回路。
いつもながら、アイデアに感心する。
- 池田俊哉さん:
- 今月で一番長手数だが一番シンプル。
手順はアートというよりくるくるだが、初形と詰め上がりの対比がアートなのかな
玉の軌跡曲詰でした。
- 大西さん:
- 駒箱に多数の駒が入った不思議感覚の詰将棋。
- 浜野乙三さん:
- 波長=6手、振幅=1段ということですか。
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