棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
香の一色図式と金銀持駒のダブル趣向。 無防備図式でもあります。 金が6枚あれば、香を3枚成った後24金、25金と打っていけば29金まで詰み。 実際には金は4枚しかないので、銀4枚でなんとか補う必要があります。 その一つが7手目。 21香成、12玉、22香成、13玉、23香成、14玉、24成香、15玉、 24金と打たずに24成香。 同玉は35銀で簡単なのでこれは取れず、金を1枚節約することができます。 25金、16玉、26金打、17玉、18金、同玉、27銀、19玉、 27金、28金と打ってしまうと銀4枚ではどうにもならないので、ここで18金と捨てて27銀を据えるのが二つ目のポイント。 38への利きができるので左へ脱出することはできません。 28銀、同玉、38金、29玉、18銀打、19玉、28銀 まで23手 最後は予定通り雪隠詰になりました。 趣向詰とパズルの両面を持つおもしろい手順。 三段歩 51玉 持駒角香4の有名な古作物と似た味わいですね。 作者 「香一色+金銀8枚。組み合わせ第1号。」 香一色図式の金銀持駒は、同じ作者の作品が詰研会報No.155(1988年12月)の詰将棋クリニックに掲載されましたが、早詰があり、 その修正図も不詰ということで成立しませんでした。 今回の作品で見事にリベンジ、第1号作品になりました。 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
アート展示室No.57 解答:12名 全員正解 池田俊哉さん 市橋宗士さん S.Kimuraさん おかもとさん 小山邦明さん 攻めダルマンさん 占魚亭さん Pathfinderさん 長谷繁蔵さん ハマGさん 蛇塚の坂本さん 山下誠さん
当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。