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詰将棋おもちゃ箱詰将棋美術館
アート展示室 No.54 坂東仁市さん
詰将棋美術館
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
くるくる? 10手台

アート展示室No.54 坂東仁市 盤面金銀図式+桂一色持駒の1号局です。
「古今趣向詰将棋名作選」の分類では、金銀図式(金持ち図式)は置駒趣向ではなく駒種類趣向に分類されているので、本作の金銀8枚の置駒趣向は「盤面金銀図式」としました。)

初手から、桂のまたぎ捨て趣向で2枚の銀を入手します。

  23桂、21玉、31桂成、同玉、
  43桂、41玉、51桂成、同玉、

ここから再度桂のまたぎ捨てで、玉を31に戻すのがおもしろいところ。

  43桂、41玉、31桂成、同玉、

更に23桂、21玉、11桂成となれば完全な往復趣向ですが、23桂は41玉で不詰。
41に戻られないように、54の金を援軍に呼びます。

  32銀、同玉、43金上、21玉、32銀、11玉、23桂 まで19手

最終手が初手と同じ23桂打で、還元玉での詰上り。 くるくる風の手順が好評でした。

作者 「金銀図式+桂4枚、組み合わせ第1号」

作者からは本作と共に、盤面金銀図式+歩一色持駒、香一色持駒、飛角二色持駒の投稿もあり、他にも多数ストック中とのことです。 盤面金銀図式はかなり自由度が高いので、単に条件を満たすだけでなく、手順を含めた作品としてのおもしろさを目指すべきとの観点から、本作のみ採用させていただきました。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

山下誠さん:
2三桂に始まり2三桂に終わる。手順が素朴でよい。
S.Kimuraさん:
ヒントに「くるくる?」とあったので,この問題だけは自力で解いてみました.
15手目でどちらの金が行くか,考えさせられました.
蛇塚の坂本さん:
玉の左右移動面白い。
市橋宗士さん:
桂打ちのリズム感心地よし、金銀桂だけのアート。
おかもとさん:
盤面と持駒の趣向に加え、手順も途中まで趣向的で楽しい。 収束のベタベタが惜しい。
小山邦明さん:
くるくる作品の印象。
Pathfinderさん:
桂馬を打って捨てる軽快なステップ。 帰りの手順でも出てきたので驚きました。
鳥本敦史さん:
桂打〜桂成のリズム感がいいですね。
池田俊哉さん:
金銀八枚図式、13手目23桂打に誘われる。 その分最終手23桂が残ってしまうのはちょっと残念
攻めダルマンさん:
持駒同種4枚の詰将棋は考えやすいので好みです。 手順は少し乱れたとこあるけど還元玉でいい感じ。 個人的には金よりと金が美しいとは思いますが。
ハマGさん:
54金の増援を得て解決
占魚亭さん:
23桂始まり、23桂に終わる。 くるくる風味で楽しかったです。

アート展示室No.54 解答:13名 全員正解

  池田俊哉さん  市橋宗士さん  S.Kimuraさん  おかもとさん  小山邦明さん
  攻めダルマンさん  占魚亭さん  鳥本敦史さん  Pathfinderさん  長谷繁蔵さん
  ハマGさん  蛇塚の坂本さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。