桂一色持駒の双玉龍一色図式。
78玉は離れているので、逆王手での余詰対策の雰囲気。
斜めからの角合の逆王手に注意ですね。
3筋に逃げられてはいけないので、初手は15桂の一手。
これに対し1筋への逃げは3筋から龍で王手できるので簡単。
22玉も14桂で簡単なので、24玉と逃げます。
続いて16桂にも13玉は33龍、14玉は34龍で簡単。
15玉にも35龍で簡単そうですが、25金合で案外大変。
15玉には27桂として、14玉、34龍、13玉、25桂以下です。
というわけで、25玉と逃げます。
更に17桂と追撃すると、今度は26玉なら18桂でどこに逃げても3手詰。
16玉と逃げるのが正解です。
15桂、24玉、16桂、25玉、17桂、16玉、
ここからは28桂以下追い戻し。
28桂、15玉、35龍、14玉、25桂、15歩合、
15の合は歩以外なら切って簡単。
13桂成、同玉、15龍上、22玉、
ここで、24龍右、23合、33龍左という筋に誘われますが、78玉を思い出してください。
そう、23角合の逆王手。
同龍、同玉と迫っても、いろいろ手はあるものの詰みません。
23歩、21玉、11龍、同玉、31龍、12玉、22龍 まで23手
作意順では龍捨てが入り、きれいに詰みました。
31龍に21合、22歩成まででもOKです。
2枚龍をサポートして4枚の桂が活躍するおもしろい作品でした。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 山下誠さん:
- 17手目2四龍と指して、初めて自玉の存在に気付く。爽やかな手順。
- 蛇塚の坂本さん:
- 桂4枚で玉を翻弄するのが面白い。
9手目35龍のところで、25桂、同玉、36龍、24玉、16桂、15玉以下の解。 15玉でなく、13玉で詰みません。 残念。
- 占魚亭さん:
- 15手目33竜は23角で「ギャッ!」
23角合で「ギャッ!」ですが、14玉と逃げられても「アレッ?」のような。
- 小山邦明さん:
- 詰方玉があると、17手目の24龍右に23角合で逆王手。
- 隅の老人Bさん:
- 桂の2段跳ね、最後の竜捨て。見せ場は多い、好作。
- 鈴木彊さん:
- 初手15桂から桂の4連打(16、17、28)
11龍と捨てる手が入り見事
- S.Kimuraさん:
- 6手目は26玉として,くるくるになると思ったら外れでした.
作者も最初はくるくるにしようと考えていたかも。
- 波多野賢太郎さん:
- この形にこの持駒でちゃんと作品になっているのがすごいです。逆王手の紛れがあるのもいいですね。
- 池田俊哉さん:
- 単純に四桂を縦に並べるかと思いきや、16玉と逃げて上に追い戻す。
17桂の二段跳びがうまく入った
- 攻めダルマンさん:
- これはまあまあ予想通りで暗算ではないですが解けました。
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