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詰将棋おもちゃ箱詰将棋美術館
アート展示室 No.48 坂東仁市さん
詰将棋美術館
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
逆王手に注意 20手台

アート展示室No.48 坂東仁市 桂一色持駒の双玉龍一色図式。 78玉は離れているので、逆王手での余詰対策の雰囲気。 斜めからの角合の逆王手に注意ですね。

3筋に逃げられてはいけないので、初手は15桂の一手。 これに対し1筋への逃げは3筋から龍で王手できるので簡単。 22玉も14桂で簡単なので、24玉と逃げます。

続いて16桂にも13玉は33龍、14玉は34龍で簡単。 15玉にも35龍で簡単そうですが、25金合で案外大変。 15玉には27桂として、14玉、34龍、13玉、25桂以下です。 というわけで、25玉と逃げます。

更に17桂と追撃すると、今度は26玉なら18桂でどこに逃げても3手詰。 16玉と逃げるのが正解です。

  15桂、24玉、16桂、25玉、17桂、16玉

ここからは28桂以下追い戻し。

  28桂、15玉、35龍、14玉、25桂、15歩合

15の合は歩以外なら切って簡単。

  13桂成、同玉、15龍上、22玉、

ここで、24龍右、23合、33龍左という筋に誘われますが、78玉を思い出してください。 そう、23角合の逆王手。 同龍、同玉と迫っても、いろいろ手はあるものの詰みません。

  23歩、21玉、11龍、同玉、31龍、12玉、22龍 まで23手

作意順では龍捨てが入り、きれいに詰みました。 31龍に21合、22歩成まででもOKです。

2枚龍をサポートして4枚の桂が活躍するおもしろい作品でした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

山下誠さん:
17手目2四龍と指して、初めて自玉の存在に気付く。爽やかな手順。
蛇塚の坂本さん:
桂4枚で玉を翻弄するのが面白い。

9手目35龍のところで、25桂、同玉、36龍、24玉、16桂、15玉以下の解。 15玉でなく、13玉で詰みません。 残念。

占魚亭さん:
15手目33竜は23角で「ギャッ!」

23角合で「ギャッ!」ですが、14玉と逃げられても「アレッ?」のような。

小山邦明さん:
詰方玉があると、17手目の24龍右に23角合で逆王手。
隅の老人Bさん:
桂の2段跳ね、最後の竜捨て。見せ場は多い、好作。
鈴木彊さん:
初手15桂から桂の4連打(16、17、28)
11龍と捨てる手が入り見事
S.Kimuraさん:
6手目は26玉として,くるくるになると思ったら外れでした.

作者も最初はくるくるにしようと考えていたかも。

波多野賢太郎さん:
この形にこの持駒でちゃんと作品になっているのがすごいです。逆王手の紛れがあるのもいいですね。
池田俊哉さん:
単純に四桂を縦に並べるかと思いきや、16玉と逃げて上に追い戻す。
17桂の二段跳びがうまく入った
攻めダルマンさん:
これはまあまあ予想通りで暗算ではないですが解けました。

アート展示室No.48 解答:11名 正解10名

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  キリギリスさん  小山邦明さん  鈴木彊さん
  隅の老人Bさん  占魚亭さん  攻めダルマンさん  波多野賢太郎さん
  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。