桂一色持駒の双玉飛一色図式。
大駒の双玉一色図式は玉も含めて対子図式になるのがいいですね。
一見、31飛成、21合、18飛、12合、23桂までで簡単なようですが、これは21角合の逆王手で逃れます。
これが54玉の意味でした。
作意は桂打から入って、12玉に32飛成、13玉となると、4手サイクルの送り趣向と見当がつきます。
23桂に21玉は32飛成まで、22玉は33飛成以下簡単。
32飛成に22合は18飛から24桂です。
23桂、12玉、32飛成、13玉、
趣向が見えたところで、行ける所まで行きましょう。
25桂、14玉、34龍、15玉、
27桂、16玉、36龍、26歩合、
最後はこれまで通り17玉では1手詰なので、合駒をして収束します。
18飛、17歩合、28桂 まで15手
26、17の合駒はなんでもOKです。
きれいな初形から趣向手順が飛び出すと、楽しくなりますね。
ちなみに、この趣向手順自体は前例があります(詰パラ1972年9月新田道雄さん、スマホ詰パラ2013年2月リヴァロさん)。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 山下誠さん:
- 初手飛車を成って双玉の意味に気付く。最後は、リズムよく2九桂で終わりたかったが・・・
くるくる的にはそうですよね。 29桂までの解答もお一人。 ほとんど解けているので正解扱いとしました。 38飛を39にして、17玉、29桂、18玉、38龍、19玉、37桂までとかなると良いのですが、今度は38龍に28合で詰みません。
- 蛇塚の坂本さん:
- 桂を次々と連打して行くが、最後は合駒で手が稼げると思われます。
- 占魚亭さん:
- トップにぴったりの軽作。
- 小山邦明さん:
- 18飛を見せながら玉を吊り上げる面白い構成。詰方の玉がないと31飛成に21角合の逆王手ができない。
- 隅の老人Bさん:
- 初手、31飛成には21角合、なるほどね。
- 鈴木彊さん:
- 2手目12玉と22玉の両方終図は同じでした。
22玉は33飛成で早いので、12玉が正解です。 25桂に24玉も35龍で同様。
- S.Kimuraさん:
- 罠と分かっていても,初手31飛成を考えたくなりますね.
- 波多野賢太郎さん:
- 双玉で形も面白い上に、手順もくるくるで、易しいですが、よくできた作品と思いました。
- 池田俊哉さん:
- ヒント通り、手を付けてみるとスラスラ進む楽しい作品
初手31龍21角同龍以下バラして、と言う筋も考えられるが、10手台というヒントで考えないことに
- 攻めダルマンさん:
- 簡単そうだが予想しづらい手順でやりにくかった。
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