次ヘ
次ヘ
詰将棋おもちゃ箱詰将棋美術館
アート展示室 No.46 坂東仁市さん
詰将棋美術館
詰将棋美術館

棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
手順はくるくる 10手台

アート展示室No.46 坂東仁市 桂一色持駒の双玉飛一色図式。 大駒の双玉一色図式は玉も含めて対子図式になるのがいいですね。

一見、31飛成、21合、18飛、12合、23桂までで簡単なようですが、これは21角合の逆王手で逃れます。 これが54玉の意味でした。

作意は桂打から入って、12玉に32飛成、13玉となると、4手サイクルの送り趣向と見当がつきます。

23桂に21玉は32飛成まで、22玉は33飛成以下簡単。 32飛成に22合は18飛から24桂です。

  23桂、12玉、32飛成、13玉、

趣向が見えたところで、行ける所まで行きましょう。

  25桂、14玉、34龍、15玉、
  27桂、16玉、36龍、26歩合、

最後はこれまで通り17玉では1手詰なので、合駒をして収束します。

  18飛、17歩合、28桂 まで15手

26、17の合駒はなんでもOKです。

きれいな初形から趣向手順が飛び出すと、楽しくなりますね。

ちなみに、この趣向手順自体は前例があります(詰パラ1972年9月新田道雄さん、スマホ詰パラ2013年2月リヴァロさん)。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

山下誠さん:
初手飛車を成って双玉の意味に気付く。最後は、リズムよく2九桂で終わりたかったが・・・

くるくる的にはそうですよね。 29桂までの解答もお一人。 ほとんど解けているので正解扱いとしました。 38飛を39にして、17玉、29桂、18玉、38龍、19玉、37桂までとかなると良いのですが、今度は38龍に28合で詰みません。

蛇塚の坂本さん:
桂を次々と連打して行くが、最後は合駒で手が稼げると思われます。
占魚亭さん:
トップにぴったりの軽作。
小山邦明さん:
18飛を見せながら玉を吊り上げる面白い構成。詰方の玉がないと31飛成に21角合の逆王手ができない。
隅の老人Bさん:
初手、31飛成には21角合、なるほどね。
鈴木彊さん:
2手目12玉と22玉の両方終図は同じでした。

22玉は33飛成で早いので、12玉が正解です。 25桂に24玉も35龍で同様。

S.Kimuraさん:
罠と分かっていても,初手31飛成を考えたくなりますね.
波多野賢太郎さん:
双玉で形も面白い上に、手順もくるくるで、易しいですが、よくできた作品と思いました。
池田俊哉さん:
ヒント通り、手を付けてみるとスラスラ進む楽しい作品
初手31龍21角同龍以下バラして、と言う筋も考えられるが、10手台というヒントで考えないことに
攻めダルマンさん:
簡単そうだが予想しづらい手順でやりにくかった。

アート展示室No.46 解答:11名 全員正解

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  キリギリスさん  小山邦明さん  鈴木彊さん
  隅の老人Bさん  占魚亭さん  攻めダルマンさん  波多野賢太郎さん
  蛇塚の坂本さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。