初形、詰上りや詰手順を含めて、芸術的な美しい詰将棋を紹介する詰将棋美術館。
本作も左右対称に加えて盤面は角桂二色、持駒は銀一色と、全身でアートしています。
初手、銀を打ちたいところ。 でも42銀だと61玉、62銀だと41玉と反対側に逃げだされてしまいます。
ここで思い出したいのが「左右対称(左右同形)中央に手あり」の格言。
52銀、同玉、53銀と迫れば、左右に逃げだす余裕はありません。
53同玉に44(64)銀と押さえて桂を跳ねれば、あとは手順の詰み。
52銀、同玉、53銀、同玉、44銀、52玉、64桂、41玉、
42銀、32玉、33銀行成 まで11手
(または5手目64銀以下左右対称の手順)
作者 「持ち駒趣向にもなってます。
57桂は6手目54玉対策です。
7手目53銀打で詰みそうですが51玉と逃げて詰まないです。
手順はちょっと弱いですが面白い形かなということで投稿します。」
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- しまぎろうさん:
- 角が余詰防止と逃げ道封鎖になっているところが上手いです。
- 金少桂さん:
- この図で詰将棋として成立しているのがびっくり。良心的なヒントのおかげですぐ解けました。
2枚の角はたぶん馬でも成立してるかな、それだと今年の年賀詰に使えたかも。
- 占魚亭さん:
- パラ4月号ヤン詰2番を見てちょっとびっくり。
54桂55桂56桂|51玉|角銀桂 角寿雄さんの作品。 雰囲気が似ていますね。
- 隅の老人Bさん:
- 1、3手目が好手、これしか詰まないのが不思議。
- ぬさん:
- 縦に並んだ桂馬が印象的。
- 山下誠さん:
- 桂馬も縦に並ぶと金銀の力を発揮する。
- 小山邦明さん:
- きれいな対称形で、「左右同形中央に手あり」ですね。
- 池田俊哉さん:
- 角桂全使用の左右対称+持駒四銀、変化のためだけの57桂がちょっと惜しい気もする
- S.Kimuraさん:
- 初手42銀としていたので,苦戦しました.
- やぶいりさん:
- 置き駒活用の64桂が良い感じ。
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