ナイト格子の横向きの菱形。 パラッとして手を付けにくい感じですが、42(62)玉には33(73)歩成があるので、55への脱出を防ぐ方針で行けば大丈夫です。
44銀、同玉、33角、53玉、
その手順が44(64)銀から33(73)角打。 44銀に54玉とかわせば43角、44玉、35角、55玉、65角成まで。
53玉に42角や44角では54玉でどうにもなりません。 35角とこちらから離して打ちます。
35角、52玉、
52玉のところは逃げ方がいろいろあって迷います。
1)54玉なら、44角成、64玉、63桂成、同玉、53馬、72玉、73歩成以下17手
2)64玉なら、63桂成、同玉、73歩成、52玉、62角成、41玉、42角成以下17手
3)44への捨て合は同角成で、64玉なら1)と同じ手順、52玉なら43桂成以下17手
といずれも17手。 52玉は19手かかるので、これが正解です。
52玉にも63桂成として73歩成を狙います。
63桂成、41玉、
同玉は先ほどの2)の順で17手。 43玉は42角成以下作意順でも詰みますが44角成以下でも19手で詰み。 ということで、作意は41玉です(希望限定)。
42角成、同玉、53角成、41玉、52成桂、32玉、33歩成、21玉、
31馬、同玉、32と まで19手
待望の33歩成が実現。 最後は馬を捨てて気持ち良く詰みました。
- 作者:
- ナイト格子の象形図式です。不動駒が多いのが難点ですが、持駒が全て消えるので解後感は良いと思います。
詰将棋らしい手順のきれいな曲詰でした。
変化紛れが多いので解くのは大変だったようで、解答者は6名に留まりました。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 凡骨生さん:
- ヤヒロ印に衛星二つ。
- 池田俊哉さん:
- 初手が急所だが変化広く打ちにくい。95(15)との配置が惜しい気がする
15と95とがないとヤヒロ印になるんですが、35角のところで26角と打たれると35歩の中合をせざるを得ず、歩が余っちゃうんですよね。
- 小林巧さん:
- 夏の夜の北斗七星ならぬ、北斗菱星
- ほいさん:
- これは、紛れ変化ともに多くて難解です。
くじけそうになりました。
角が二枚消えました。
- 隅の老人Bさん:
- 初形はユーホー?
大駒が消えての収束良し。まあ、そういうこと。
- 占魚亭さん:
- 序が難しかったです。
- S.Kimuraさん:
- 初手からどうしたらよいのか分かりませんでした.
42角から追いかけてみましたが,捕まりません
44銀は変化がたくさんあって打ちにくいですね。
|