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詰将棋おもちゃ箱詰将棋美術館
アート展示室 No.18 利波偉さん
詰将棋美術館
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出題時のコメント:

変同あり、どれも正解。一桁手数
詰将棋美術館では芸術的な美しい詰将棋を紹介しています


持駒も対子で美しい四香図式。
69香も49香も浮いていて、これで詰むの? という形ですが、強力な持駒で案外短手数で捕まります。

まずは58に引き出すしかありませんが、飛車2枚は挟撃用にとっておく必要があるので、58金。
これに対して同玉か49(69)玉と逃げるかの選択。

49玉には29飛がぴったりで、39合なら59飛、38玉、39飛左までです。 29飛に58玉と金を取れば59金、57玉、58飛まで。
実は作意の同玉も7手詰で同手数ですが、49(69)玉は、19飛以下や、29飛、58玉、59飛以下などいろいろな詰みがあります。

  58金、同玉、

次の57飛の短打が自慢の一手。 49(69)玉と逃げられたとき59飛から金打の詰みを見ています(この順も7手なので正解)。
57飛、同玉となれば、59飛で穴をふさいで47(67)金まで。

  57飛、同玉、59飛、58合、47(67)金 まで7手

左右対称で、かつ、同手数変化があるので、解答はいろいろわかれました(複数解もあり)。
もちろん、すべて正解です。

47金:9人 67金:3人 49金:1人 69金:4人 39金:2人 79金:1人 58飛:2人

もっとも多かった作意解は、

作者:
左右対称。 57飛の限定だけ。 最終手以外は全て左右対称になっているところも狙い

ということで、最終手もよく見ると斜め対称ですね。

凹の字のおもしろい四香図式。 変同はあるものの、この形で詰将棋として成立しているだけで存在価値があります。

変同は作品の完全性には関係ありませんが、評価上はマイナスになったりプラスになったりするので、創作する場合はそれに留意することが必要です。

難しいのは、人によって評価基準が異なる事。 大雑把にわけると、正解は唯一であることを重視する人(仮に唯一派と呼びましょう)と、変同も含めた全体の内容を重視する人(こちらも仮に全体派と呼びます)がいます。 作意順と同格の変同(本作だと4手目)は、唯一派はマイナス、全体派はプラスとみることが多いようです。 逆に作意より劣る変同(駒余りとか余詰付きとか平凡な手順など。本作だと2手目)は、唯一派はあまり気にしませんが、全体派は作意と同格に楽しめないのでマイナスと評価したりします。

例えば、作品Aは作意の評価が10点としたとき変化は5点、作品Bは作意も変化も10点とすると、唯一派は作品Aの方を好み、全体派は作品Bの方を好む感じです。 この辺の価値観は人それぞれ、ということで、あまりとらわれずに、おおらかに楽しみたいものです。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

市原誠さん:
一桁もので、変同は、やはり痛いですね。
ほいさん:
5七飛の限定短打が主張かな。
荒川さん:
3手目を5七から打つところに意外性がありました。5三から打つことを考えたのですがそれでは駄目ですね
市橋宗士さん:
3手目は離して打っても詰みますよね。2枚飛車ならではの詰みですね。
変化を読むのに苦労しましたが、一桁というヒントを頼りに詰めました。
しかし何んといってもこの形の良さ。よく思いつきましたね。
持ち駒は金が4枚だったら完璧だった?

3手目56飛や53飛では49(69)玉でつかまりません。
2手目49玉は29飛でも19飛でも詰みます。

凡骨生さん:
コロンブスの卵ですね。
上田大輔さん:
詰まないとわかりながら初手5八飛としその形にひとまず満足。3手目5七飛の限定打があらわれ驚き、ふたたび満足。そして5九飛から詰ませてみたび満足。
堀米隆朗さん:
今月も1問しか解けませんでしたorz

展示室は1問解答も大歓迎です。 お気に入りの問題があったら解いてみる、という感じでお気軽にどうぞ >みなさん

池田俊哉さん:
変同のどちらも味があり、どちらも楽しい。果たして作者はどちらを選択?
きたさん:
最終手の可能性がたくさんありそう。
隅の老人Bさん:
3手目、どうしよう?
欲張り爺さんは飛車を取る。
K.Komineさん:
4手目同玉だと左右挟撃、4手目69玉だと上下挟撃になる。
占魚亭さん:
詰上りの形は駒?ホームベース?
3手目49(69)玉、59飛、48(68)玉、49(69)金までの順なら立体曲詰。
しろねこさん:
変わった問題。一見詰まないようで詰む。不思議な問題です。
鈴木康夫さん:
3手目の限定打が良いですね。
S.Kimuraさん:
2手目に,香車を取られてどうしたものかとしばし悩んでいました
嵐田保夫さん:
面白い形だがどれも変化同手数はちょっと残念。

アート展示室No.18 解答:18名 全員正解

  荒川さん  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  市橋宗士さん  市原誠さん
  上田大輔さん  S.Kimuraさん  きたさん  K.Komineさん  しろねこさん
  鈴木康夫さん  隅の老人Bさん  占魚亭さん  塚ア彰仁さん  長谷繁蔵さん
  ほいさん  堀米隆朗さん  凡骨生さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。