棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
吉田京平さん、きれいな純対称図式で初登場。 詰将棋パラダイスの7月号では、大学院で初入選、おめでとうございます。 さて本作、上から行くか下から行くか悩ましいところ。 49金、同と、69金、同と、47銀、同と、67銀の攻めは59玉と潜られ、69馬、同玉、47馬、79玉、57馬で詰みそうですが、68銀(角)合で逃れます。 ということで正解は47銀(対称なので67銀でも同じ)。 59玉は49金、同と、同馬、同玉、38銀で簡単。 同と引は49金の一発なので、同と寄と取ります。 続いて67銀と反対側から揺さぶりをかけます。 59玉なら68馬から78金で捕まるので、同との一手。 ここで59香が気持ちの良い捨て駒です。 同との局面をよく見れば、再び純対称、しかも持駒金一色の美しい図面になりました。 47銀(67銀)、同と寄、67銀(47銀)、同と引、59香、同と、 両側から48金、同と、68金、同と、57金、同玉、56金、58玉では、あと1枚足りません。 この形から詰ますには、2枚の馬を活用しなければなりません。 68金、同とに69金が焦点の捨て駒。 同と寄は49金から56金でぴったりなので、同と直。 続けて48金、57金と金の4連捨て。 最後は2枚馬の連携で仕とめます。 68金(48金)、同と、69金(49金)、同と直、48金(68金)、同と、57金、同玉、 56馬右(56馬左)、58玉、67馬左(47馬右) まで17手 作者 「狙い:初形純対称、詰上がりに無駄な駒なし、還元玉、不動駒なし 2年くらい前に、風みどりさんと高橋恭詞さんの掲示板にペンネームで投稿した作品です。 どちらでも好評だったのでパラ初入選を狙い投稿し1年以上経ちましたが、最近からネット掲載作は採用されなくなってしまったようですね。・・・残念です。どうか本作を救ってほしいです。」 最初から最後まで馬2枚と金3枚の局面が続き、不動駒なし! 6手目の美しさといい、かなりの好作と思います。 詰将棋パラダイス誌でネット掲載作のチェックをしているとも思えませんが、持駒の多さが嫌われたのでしょうか。 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
アート展示室No.12 解答:15名 全員正解 嵐田保夫さん 安藤さん 市原誠さん 稲葉上さん S.Kimuraさん 小峰耕希さん しろねこさん 鈴木康夫さん 隅の老人Bさん 躑躅さん 利波さん 中澤照夫さん 長谷繁蔵さん 凡骨生さん watarumanさん
当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。