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詰将棋おもちゃ箱詰将棋美術館
アート展示室 No.10 TETSU
詰将棋美術館
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出題時のコメント:

20手台。詰将棋美術館では芸術的な美しい詰将棋を紹介しています


4月は入学、入社の季節。新しい生活を始められた方も多いと思います。 4月の展示室では、詰将棋ガイダンスとして、各展示室から出題するのを恒例にしています。 今年もアート、記録、くるくる、ドキドキ、カピタンと出題しようとしたら、アート展示室向けの投稿作がない! なければアート向けの解きやすい作品を作ってしまおう、と、初形1の飛角図式を考え始めました。

最初にできたのが、参考図1。 短手数(5手)でガイダンスにはぴったりなのですが、最終手の非限定がいかにも味が悪い。 そこで位置をずらしながら、いろいろ試してみました。

そして見つけたのが3筋の「1」。 手順もおもしろく、ガイダンス向けにもよさそうです。
アート向け作品で恐いのが先行作品があること。 そこで全詰連同一作チェックに掛けると・・・ ガーン。 ありました。 詰将棋パラダイス1967年3月号発表の蟹江義長さんの作品(参考図2)。

参考図1 TETSU 参考図2 蟹江義長

仕方なくさらに1筋ずらして詰むようにしたのが本作です。
ここまでずらすなら5筋で左右対称に、とも思ったのですが、手順が難しくなってしまいそうで断念。
というところで時間切れ、ちょっと中途半端な作品になってしまいました。
序の手順も参考図2と同じで、新作として出題できるか微妙な作品ですが、お許しください。

  64角成、33玉、44飛成、同玉、54馬、35玉、36飛、24玉、
  25歩、15玉、16歩、14玉、32馬、25玉、43馬、14玉、
  15歩、同玉、16飛、24玉、34馬 まで21手

9手目25歩に14玉は、32馬、15玉、33馬以下早い。
17手目15歩に24玉は変同余詰ありで同玉は希望限定。 解答は全員同玉でした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

稲葉上さん:
なんと美しい飛角図式でしょう。これぞアート。変化が多岐で考えさせられた。
小野寺さん:
初形を楽しむ。手順は面倒だが。
長谷繁蔵さん:
易しい発見物
凡骨生さん:
歩打にのらりくらりと逃げる中盤が面白い。よく見つけられたもの。
嵐田保夫さん:
大駒3枚の威力。
広瀬稔さん:
変化が少しややこしい。
しろねこさん:
初形が縦一列で美しい。詰手順は特に変わった手順ではないようです。
中澤照夫さん:
難しい合駒が入らず、詰め上がりもシンプルでよい。
onakaponさん:
見た目はシンプルだが正確に解くのは大変だった。
大森常一さん:
玉の逃げ方がちょっと迷う。
たくぼんさん:
美しい形に肩のこらない手順。十分楽しみました。
S.Kimuraさん:
64角成から玉を追いかけてみましたが,分かりませんでした.
隅の老人Bさん:
創った、詰めた、どちらでしょう? 一筋ずれた、そこが残念。
利波さん:
確かに美しいけど、大駒も一つは捨てたかったと思う。手としては17手目34飛で詰みと即断していた。
変化がややこしく、ガイダンスにはあまり適切ではなかったようです。

アート展示室No.10 解答:14名 全員正解

  嵐田保夫さん  稲葉上さん  大森常一さん  onakaponさん  小野寺さん
  しろねこさん  隅の老人Bさん  たくぼんさん  躑躅さん  利波さん
  中澤照夫さん  長谷繁蔵さん  広瀬稔さん  凡骨生さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。