棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
4月は入学、入社の季節。新しい生活を始められた方も多いと思います。 4月の展示室では、詰将棋ガイダンスとして、各展示室から出題するのを恒例にしています。 今年もアート、記録、くるくる、ドキドキ、カピタンと出題しようとしたら、アート展示室向けの投稿作がない! なければアート向けの解きやすい作品を作ってしまおう、と、初形1の飛角図式を考え始めました。 最初にできたのが、参考図1。 短手数(5手)でガイダンスにはぴったりなのですが、最終手の非限定がいかにも味が悪い。 そこで位置をずらしながら、いろいろ試してみました。 そして見つけたのが3筋の「1」。 手順もおもしろく、ガイダンス向けにもよさそうです。 アート向け作品で恐いのが先行作品があること。 そこで全詰連の同一作チェックに掛けると・・・ ガーン。 ありました。 詰将棋パラダイス1967年3月号発表の蟹江義長さんの作品(参考図2)。 仕方なくさらに1筋ずらして詰むようにしたのが本作です。 ここまでずらすなら5筋で左右対称に、とも思ったのですが、手順が難しくなってしまいそうで断念。 というところで時間切れ、ちょっと中途半端な作品になってしまいました。 序の手順も参考図2と同じで、新作として出題できるか微妙な作品ですが、お許しください。 64角成、33玉、44飛成、同玉、54馬、35玉、36飛、24玉、 25歩、15玉、16歩、14玉、32馬、25玉、43馬、14玉、 15歩、同玉、16飛、24玉、34馬 まで21手 9手目25歩に14玉は、32馬、15玉、33馬以下早い。 17手目15歩に24玉は変同余詰ありで同玉は希望限定。 解答は全員同玉でした。 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
アート展示室No.10 解答:14名 全員正解 嵐田保夫さん 稲葉上さん 大森常一さん onakaponさん 小野寺さん しろねこさん 隅の老人Bさん たくぼんさん 躑躅さん 利波さん 中澤照夫さん 長谷繁蔵さん 広瀬稔さん 凡骨生さん
当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。