キリマンジャロ登頂証明

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 以下の者は、2007年11月9日、アフリカ大陸最高峰、世界七大陸最高峰の一つ・アフリカ・タンザニアのキリマンジャロ(5895m)に、マラングルートからマンダラハット、ホロンボハット、キボハットを経て、ギルマンズポイントを越えて登頂したことを証明いたします。

氏名 風の谷

 アリューシャからマサイ族の放牧をするサバンナで雲の中に浮かぶキリマンジャロを見たとき、正直、その大きさ、高さに圧倒されました。「ホラ、そこに見える!」と言われて探した霞の中。しかし、想像していたより更に高い所、更に広い範囲でその山頂はありました。乾燥した白茶けた大地とは裏腹に山頂に白く帽子のように雪をいただいた姿。それは堂々としていました。一転して緑に覆われたマランガからの道。鬱蒼たる熱帯雨林の中、日本ではありえないサルオガセの大量にぶら下がった木々。色とりどりの花、ユックリユックリ登りながら辿った道は素敵でした。ホロンボへの道。突然放り出されるように森が終り、灌木の繁る感想の大地への突入。小さな峠のような所で初めて近くで見た山頂。しかし、最も印象に残ったのは、広がる大地の大きさ、地平線のように広がる山腹の上に大きく沸き上がる積乱雲、林立する岩峰が素晴らしいマウエンジ峰、大きなアフリカの大陸ならではの雄大な光景でした。ホロンボハットの周辺の南国の山ならではの独特の木々、こんな山の中でも美味しかったアフリカ料理の数々、それを支えたポーター達。そして、いよいよ登り着いたギボハットの荒涼とした茶色の台地と薄くなる空気がありました。登頂の日は、眠さと高度の影響で、何故か夢の中で登っている強い印象で一杯です。満天の星空、凍りつく空気、南十字星、マゼラン星雲。仲間の吐く息の音が今も耳の奥底に残っています。一歩、また一歩。ユックリユックリ、でも確実に勝ち取られていく標高。ギルマンズポイントへの道は、しかし、厳しい者でした。更に最高点であるウフルピークに向かった者には途中での夜明けと、小さくなったとは言え間違いもなく青白い氷河の屹立がありました。ウフルもギルマンズもそれぞれの山頂は、「到達しがたい極点」の一つでした。
雲海を見下ろして 白茶けた広大な台地 ホロンボハットからは雲海がスゴイ
ギルマンズポイント峰 夜中を最後の登り 氷河の夜明け
氷河の横を辿る キリマンジャロの夜明け ウフルピーク山頂
ギボハットへの道から見上げる山頂 独特の木々 色とりどりの花
登山を支えた現地スタツフ 途中で出逢ったマサイ族 キリンの群れ

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