脱・談合

■市民の皆さんは、市長の退職金がいくらかご存知でしょうか


4年間で、何と、約2300万円です!しかも、任期が続けば、4年毎に同額が支給されるのです!私は、議会で何度かこの問題を取り上げましたが、市長が自ら、これを改めようという考えはないようです。
一方、市の01年度予算案の審議で、市議会議員に支給される「調査費」が216%アップ!これまで「調査研究費」として議員一人当たり「年額44万4千円」出ていたものが、いきなり「年額96万円」になりました。「議員の資質向上に」との一部の議員からの提案で、“議員が、自分で使うお金の額を自分でアップして予算に計上し、自分で賛成する”「お手盛り」に対して、市長もその額をそのまま予算案に盛り込みました。
ちなみに、平塚市では「調査費」の金額について最大会派から「同72万円」という意見も出ながら、予算の折衝で「同60万円」で予算案に計上されたそうです。藤沢市の場合、少数会派の意見は葬られ、市民には事あるごとに「財政事情が厳しい」と言ってきた市長と与党との間で、大幅な増額が矛盾なく決められてしまったのです。03年度は、介護保険料も値上げし、保育料の自己負担額もアップします。税収が落ち込む中、市民の税金の使途を決める市長と議会の関係が、馴れ合いであっていいはずがありません。
私は、「調査費」の増額分を使わずに予算に返還しています。同じく、不況を反映して自粛されてきた海外視察を、この時期に復活させた議会にも異を唱えています。それ自体の金額の問題以上に、まさに「議員の資質」が問われているのではないでしょうか。


■この4年間で、1万名を越える署名を伴って市議会に提出された陳情・請願は何件でしょう?また、その結果は?
 
答え=2件です。一つは、「“仮称エネルギーセンター建設計画”について反対の請願。(脱宣言3に趣旨)」もう一つは、「小学校で一クラス40名以下でも40人に近い場合、4月最初から児童増加を見込んだクラス編成をして、年度途中のクラス替えが起こらないようにするための陳情」です。前者が、16657名。後者が、11422名の署名です。1万名を越えるという事は、これらの要求が、特定の団体などの利害と関係なく、広範な市民の声である事を示しています。それがともに市議会で否決されました!
行政、市議会の馴れ合いとは対照的に、市民の声が議会に届かない現状を象徴する出来事でした。
やっぱり、業界団体、既成政党等の利害に縛られた市議会を、市民の手で変えなければなりません!

   
   
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