9月6日 襟裳岬へ

ただいま乾燥中

今日は朝から快晴。昨日までのビチョビチョを一気に乾燥させたい二人は、荷物運搬用のリヤカーや、荷造り紐など乾燥に使えそうなものをすべて引っ張り出して、出発までになんとか乾かそうと大わらわ。

乾くまでだらだらしていたので、予定の時刻を大幅に遅れてキャンプ場を出発。

それにしても北海道に来てから、しょういちと同じルートを一緒に走るのは今日がほぼ初めて。バイク乗りで無い人はなんと薄情な!と思うかも知れないけれど、もともとバイクは一人で乗っているのだから、自分のペースで自分が行きたいところへ行くのが本来の姿じゃないかなぁ。

と、いうことでまずはナイタイ高原へ。


ナイタイ高原牧場にて

キャンプ場からナイタイ高原牧場までは13km程度。途中の県道はまっすぐだけれど、牧場の敷地内に入ってからは気持ちのいいワインディングになる。
昨日までのうっとおしい天気とは一変!。快晴のもと右手をひねると またもやパラシュートが開いてしまった。今回は飛んで行かなかったけれど、リアタイヤとフェンダーの 間に挟まって、タイヤと擦れて穴が空いてしまった。ウォーッ!っと後悔してみても後の祭り。ガムテープで補修するしか無さそうだ。

ここに来たらソフトを食べなければならないというか、他のお客さんもみんな食べているので我々も・・・味は普通でした。


帯広の豚丼

ナイタイ高原牧場を後に帯広へ。目的は豚丼だ。

その前に、今日襟裳を廻れば今回のツーリングの目標はおおむね達成となる管理人は東日本フェリーに電話し、直江津行きに空席があるかどうか確認してみるが、一杯だとの事。隔日にしか便がないのが、マイナー航路の悲しさ。おまけに明日はどうも雨らしいので、またもや道楽館に予約を入れる。食べ損ねたカレーをオーダーして、鋭気を養う事にした。

市街に入り豚丼屋さんを探していると、数台のバイクが止まっているお店を発見。スワッ豚丼屋さんか!と、よく見たら六花亭本店だった。ここでお土産を仕入れるつもりは無かったけれど、ここまで来たら買って行かないと後で恨まれそうだという事で、二人で買い出し。

バイクを置かせてもらって、六花亭店員さん推薦の豚丼屋さん(店名は忘れました)へと向かう。今まで豚丼と言えば吉野屋でしか食べた事がなかった管理人は、その肉の大きさ、焼け具合、味ともに大満足したのだった。まぁ値段が違うから当たり前と言えば当たり前だが・・。


幸福駅にて
photo by 売店のおばさん

豚丼に大満足した二人は、愛国駅へと向かう。しかし愛国駅は建物が新しくなったようで、鋼板製の記念館に変身していて味も素っ気もない。
そこで幸福駅へ。

ここは、昔の建物がそのまま残り、なかなかいい雰囲気だ。ミーハーとは判っていても、切符を買って、駅員さんの帽子をかぶって記念撮影してしまうおじさん二人。ちょっと変?

売店のおばさんが言うには、幸福の福はこの辺りの開拓団に福井県出身者が多かった事から名付けられたと言う。なるほどそんな歴史があったのかと、特に福井県民であるしょういちは大感心している。

そう言えば北海道はいろんな地域から移民した開拓団によって現在の形が作られた場所だ。我が富山県にゆかりの地名も結構ある。


昆布採り

幸福駅からは、襟裳に向かうのみ。相変わらず風が強いので黄金道路が通れるかどうか心配しながら、R236を南下する。
途中大樹町のホクレンでガソリン補給。これでスタンプ10個ゲットしたが、残りの道程で10個は集められそうにないので、スタンプシートは一枚だけという事になった。
燃費は29.1km/lだった。

広尾町でR336へ分岐し、しばらく進むといよいよ黄金道路だ。当日は昨日より少しマシかな?程度の強風で、至る所で波が道路を洗っている。イエローラインでも、波が道路を洗っているような場所ではみんな右側通行していた。
途中なにやらトラックの一団が並んでいるので不思議に思い聞いてみると、昨日の時化で海底から抜けた昆布を収穫しているとの事。なるほど、大きなフックが付いたロープを投げて昆布を引っ掛けているようだ。こうやって採るのかぁと納得。


望洋台

望洋台でちょっと休憩。振り返ってみれば黄金道路がよく見える。
海のすぐ横を通るこの道路、確かに建設するのは大変だっただろうし、お金もかかっただろうと思う。

印象としては、浜坂付近のR178によく似ている。そう言えば昔、波をまともに被ってしまった事があったのを懐かしく思い出した。すぐに洗車したけれどCBXが一気に錆びてしまって後の手入れが大変だったっけ。
帰ったら、バラせるところはなるべくバラして洗車しなければ、と思う。


襟裳岬にて
photo by しょうやん

えりも町から道道34号に進めば、いよいよ襟裳岬だ。
あそこは何もないとこだよと聞いていたけれど、ちゃんとお土産屋さんはあるし、風の館という立派な展示施設もある。 意外と最果て感が乏しいなぁと思う。

襟裳岬からは、本日のねぐらである静内温泉のキャンプ場を目指す。親子岩も候補だったけれど、この風と塩霧では海岸でのキャンプは出来そうもない。

 


静内温泉キャンプ場

静内温泉のキャンプ場は「緑のふるさと温泉の森キャンプ場」というのが正式な名前らしく、すぐそばに温泉があり、レストランまであるのに無料と言うなかなか有り難いところだ。
サイトが芝生張りではなく砂なのと、バイクがすぐそばに寄れないところが少し難点か?。

雨が降り出さないうちにテントを設営し、静内で食料を仕入れて温泉へ。
あまり大きな温泉ではないが、なかなか良いお湯だった。 サイトに戻り、付属のバーベキュー場でまたもや宴会。しょういちは明日のフェリーで帰るので、宴会は今日で最後。
お互い無事で良かったなぁと、またしても焼酎で出来上がってしまう管理人だった。

それにしてもこのキャンプ場、夜中にも山の方でずっとラジオのようなものが鳴っていたけれど、あれは熊よけなのでしょうか??

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