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9月4日 霧に悩まされる
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![]() 呼人浦の朝 photo by しょうやん |
久しぶりの再会を祝した二人はそれでも早起きして出発の準備を進める。さすがの蚊もめっきり少なくなったけれど、やはりお出かけカトリスがないとあっという間に吸血されてしまうので、ぱたぱた払いながらの作業になる。 今回のツーリングに備えて、しょういちはなんとGIVIのハードケースを新調していた。このケースはストップランプ連動のハイマウントストップランプも内蔵するもので、なかなかかっこいいぞっ!。それにひきかえ管理人はラフ&ロードのソフトバッグ愛用者なのだが、雨用のカバーがなかなかのクセもので、朝露を乾かそうと被せたまま走行中にガバっとアクセルを開けた拍子にパラシュート状態に!。 斜里町でガソリンを入れようと、ホクレンのスタンドに立ち寄るが、まだ営業時間前。今日カムイワッカに行きたいと言うしょういちとはここで別れて、霧多布岬で落ち合う事にする。 |
![]() 知床五湖探訪路にて |
結局ホクレンのスタンド営業開始時間を待ちきれなかった管理人は、斜里の町内をくるっと一回りして、ウトロへと向かう。途中オシンコシンの滝に立ち寄ると、ハンターカブ氏、R1150GS氏と出会う。二人とも我々と同じようなコースを廻る予定らしい。 昨年は時間の都合でキャンセルした知床五湖を少しだけ廻ってみる事にした。一湖、二湖を廻った感じでは、湖そのものはそんなに大きくなく、また生憎の曇り空で羅臼岳も殆ど見えず、あまりいい景色とは思えなかった。ただ、探勝路途中の木々が岩に根っこを巻き付けてしっかり掴まっているように見えたのが印象的だった。 ネイチャーセンターに戻ると雨がポツポツして来たのでカッパを着込んで知床峠へ向かう。 |
![]() 純の番屋 |
知床峠を登って行くとどんどんガスが濃くなって、PA付近では全く視界が効かない(おそらく数メートル)ようになり、前の車のテールライトを頼りに進むしか無くなった。 羅臼市街を過ぎたところの純の番屋で少し早い昼食にする。ご存知「北の国から2002遺言」に使われたセットを移築したもので、内部にはロケ中の写真や、サインなど様々な展示があり、食事も出来る。ミーハーながら、ここはやはり立ち寄りポイントだろう。イクラ丼は普通の味だった。 後は納沙布岬を目指して走るのみということでここで給油(グリーンフラッグゲット)。燃費は29.7km/lと、昨日の飛ばし方から見ればなかなか良い。 |
![]() 白鳥台 |
羅臼からはR335となり、南へ進むにつれて左手には国後島が見えるはずだが、残念ながら今回もはっきりとは見えず、微かに島影が見えたのみだった。 そして、標津町からR244を南下し、尾岱沼を超えた辺りに白鳥台と言うPAがある。 老婆や少年が海に向かって北方領土返還を叫ぶ銅像は、日頃忘れているこの問題を現実として思い起こさせる。 |
![]() 納沙布岬 |
厚床でR44に合流し根室に向かう。時計回りで納沙布岬へ入る積りだったのに、「納沙布岬」という標識に従っていたら反対から入る事になってしまった。 納沙布岬の灯台は思っていたより小さいものだったが、そばに観光用?の大きなタワーがあってびっくり。また赤字を垂れ流す設備が出来たのだろうか? |
![]() 北方原生花園 |
納沙布岬でお土産を買い入れて、再び根室へと戻る。 途中の北方原生花園にはなぜかポニーが放牧されていて、どれもじっと動かずまるで人形のよう。中には歩道に前足を乗せただけで固まっているコもいて、おもわずちょっかいを出したくなる。そばに行ってちょっかいをかけてもいっこうに動かない。眠っているのだろうか?。 |
![]() 根室車石 |
根室を過ぎて、車石を見物に向かう。車石というのは車の形をした石が陸地にあるものとばかり思っていたら、海の中にあったのでびっくり。波が高くて良く見えなかったが、なかなか面白い形をしている。 車石から、花咲を過ぎて道道142を霧多布へ向かう。途中の落石岬は、打ち寄せる波に向かって一気に落ち込むような壮大な景色。先っぽへ行ってみようと岬の上まで行ってみるが、途中にフェンスがあって進めず、数台のバイクとともに引き返す。 霧多布までは殆ど海沿いを進むので、塩霧がシールドにまとわりついて、いくら拭っても視界が効かない。見えないまま何とか霧多布キャンプ場に到着し、テントを設営する。 ビールと焼酎が完全に廻った管理人は、波の音を枕に撃沈したのだった。 |
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