2005北海道ツーリング 7月15日



クッチャロ湖キャンプ場の朝

夕べは多分8時頃に眠ったと思うのだが、そのせいか5時頃に目が覚めてしまった。
一番早起きかと思ったら、すでにゼファー氏がいそいそと出発の準備をしていた。

クッチャロ湖はラムサール条約に登録された水鳥の保護地域ということだけれど、この季節鳥はほとんど見かけなかった。冬はきっと多いのだろう。
キャンプサイトはよく手入れされていて、水洗便所もあるしコインランドリーもある。おまけに歩いて数分のところに温泉があるのでとても便利なキャンプ場である。料金も安いのがありがたい。
管理人さんは親切な人で祖先が富山県の人だということで、余計に親しみを感じた次第。

今回のツーリングではベストなキャンプ場だった。

コーヒーを沸かして、パンを食べて荷物を片付けてテントを畳んでと結構時間がかかり結局早く起きた割には出発が8時を回ってしまった。


神威岬

浜頓別の町を後にしてR238を南下する。
この辺りはほぼ直線で、左にオホーツク海を見ながら走っていると風車がやたらと目につく。北海道は本当に風車が多い。

あまりにも直線的な道ばかりで退屈なので神威岬を回ってみた。積丹半島の神威岬は昨年夏に訪れ、いかにも神様のような形をした岩に感動したがここは何もなくただ美しい海があるだけだった。


シブノツナイ湖

神威岬を後にして、ウスタイベ岬のキャンプ場を偵察後単調な国道走行をしていると、エラい勢いで近づいてくるバイクがある。これ幸いとネズミよけに使わせてもらい、あっと言う間にシブノツナイ湖についてしまう。

もともとここは目的地ではなくてコムケ湖へ行くつもりが道を間違えてしまっただけのことだったが、原生花園に両側を囲まれたダートを行くのはとても気持ちがよかった。

ただし、ここへくる途中の直角コーナーで減速しきれずブッシュに突っ込んでしまったのはいただけなかった。何せ巨大な荷物を載せているから、ダートでは全くブレーキが利かなかったのだった。

以後気をつけなくては・・・。


レストハウスところのホタテ定食

シブノツナイ湖からサロマ湖へと湖巡りを敢行。サロマ湖のオホーツク海側には三里浜と言う半島のようなものがあり、この先端にはキャンプ場があるので偵察を兼ねて行ってみるがキャンプ場は工事中で入ることができず、景色もそれほどでもなく行かなくても良かったかなーと後悔。

サロマ湖をすぎたあたりに常呂という小さな町がありここのホタテ定食はすごいらしいということで立ち寄ってみた。ちょうど昼食の時間帯でお客さんがいっぱいだからきっと期待できる。と思っていたら、なるほどこれはすごい!。そしておいしい。大満足の管理人だった。


知床自然村から見た夕日

昼食後網走を経て原生花園を見物し知床を目指す。半島の入り口までは単調な道だが半島に入るとオホーツク海は濃いブルーで本当に美しい。これが知床ブルーというやつかと感動する。

知床五湖やカムイワッカの湯に行ってみたかったが時間がなくまた丁度この日は知床半島が世界文化遺産に登録されたということでウトロの町は人だらけ。途中のオシンコシン滝も観光バスが駐車場からあふれるほどだ。

そんな訳で早めにキャンプ場へ入って夕日見物を決め込むことにした。

本日のキャンプ場はしれとこ自然村という温泉付きで夕日が美しい場所だ。キャンプ場に入るにはダートの上り坂を少し行かねばならず、シブノツナイ湖のような目にあわないよう慎重に進む。途中エゾジカが林の中からこっちを向いているのを何匹も見かけた。エゾジカといってもこの辺りでは結構人なれしているようだ。

キャンプ場にはヤマハセロー、BMW1150GS氏が先に到着していた。セロー氏は結構年配の人で、当分北海道の林道を巡りいつ帰るかわからないと言う。北海道のベテランらしくいろんな情報を教えてもらった後、温泉に入ってビールを飲んで洗濯をして眠りにつく。

本日の走行距離372km

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