まだ夜明けきらぬシンガポール駅。シンガポール・マレーシアの出入国審査はこの駅で済ます。

オーストラリア製の最新鋭ディーゼル機関車牽引の、「ER/2ラヤッ急行」。7:30発

シンガポールを出発後、約20分でシンガポール・マレーシアの国境、ジョホール水道を越える。

ジョホール水道を越えたところが、ジョホール・バル。

ジョホール・バルを出ると、車窓は、ゴムの木林か、ヤシの木林の繰り返し。

車窓にもすぐあきてしまった。

 
マラッカへの最寄り駅、タンピンに停車。




クアラルンプール(今後KLと表示)に予定の13:48より、20分早く到着。
ちなみに、正面のカラフルな服を着た女性は、車内販売のおねえさん。

イスラムの国だけあって、KLの駅舎もイスラム調。見えている、列車は、シンガポール行き。



このあと、4日間KLに滞在。

 
左)著しい経済発展を見せるマレーシアの首都KL、手前は、官庁街の古い建物だが、バックには高層ビル。

右)マレーシアはイスラムの国、でもって国立のモスク。


チャイナタウンにはコロニアル様式の建物が並ぶ。



KLについて、5日後


KL7:40発、XSP/4シナラン急行で、ペナンの玄関口バターワースへ。



列車は順調に進む。

   

タッパ・ロードに停車。多くはないが、乗客が乗り降りする。

この駅で、貨物列車と交換。



いかにも、南国らしい風景の中を行く。

この列車、機関車、電源車、最後部のブルーのライン入った客車は、日本製。

ステンレスの客車は、韓国製。


大半の車窓は、こんな感じ。(列車、最後部より)。


イポーを出発。

バターワース到着、1時間半ほど前から、景色が一変する。

写真は、湿地帯を行く。このあと、水田地帯に変わり、今までゴム林とヤシ林ばっかりだったので、とても新鮮!

やがて、列車は西に向きを変え、ペナン島の玄関口、バターワースに到着。




バターワースから、フェリーでペナン島中心の町ジョージ・タウンへ

   

 
ジョージ・タウンは、KLに続いてマレーシア第二の都市。

しかし、のんびりとした地方都市。

ペナンといえば、アジアでも有数のリゾート地だが、

貧乏旅行の私には、縁のないところだった。



シンガポール・マレーシア国境越え       KTMコミューターでクタム島へ


マレーシア国鉄(KTM)公式ホームページhttp://www.ktmb.com.my/

シンガポール・マレーシア マレー鉄道の旅
(シンガポール〜クアラルンプール〜バターワース〔ペナン島〕)
1996年2月

マレー鉄道
 シンガポール〜タイ・バンコクを結ぶマレー半島縦断鉄道の総称。シンガポール・マレーシア国内をKTM(マレーシア国鉄)、タイ国内をタイ国鉄がそれぞれ運営している。マレー鉄道といっても、「イースタン&オリエンタル・エクスプレス」を除けば直行列車はなく、一般の列車で縦断しようとすると、最低2回の乗換えで3日間必要になる。
 今回は、シンガポール〜クアラルンプールの「ER/2ラヤッ急行」、クアラルンプール〜バターワースの「XSP/4シナラン急行」に乗車。