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韓国 慶尚南道とDMZツアー(最悪の海外渡航)
2007年4月
今回は、6日間の予定の出張。前半は、韓国南部の慶尚南道の視察。そして、後半はソウルに入り、別の仕事をして帰ってくるという予定。
3日目は昌原(チャンウォン)からソウルへの移動だけなので、列車で途中下車をしながらと考えていたのだが…
慶尚南道
釜山より韓国へ入国。訳があり、ライバル他社の手配で慶尚南道を巡ることに。韓国は鉄道網が非常に貧弱なので、当然ながら全行程車での移動。
金海(キムへ)にある伽耶の首露王陵(スロワヌン)。
洛東江の中流域に位置する牛浦(ウポ)沼。ラムサール条約にも登録されている。
晋州(チンジュ)の晋州城。画像は城門。
同じく晋州の闘牛。
 それは視察2日目の夕方から腹痛が始まり、夜には嘔吐高熱下痢が酷くなって、昌原の慶尚南道を案内してもらっていたライバル他社の人に助けてもらって救急病院へと駆け込んのだった。翌日は、昌原からソウルへ移動するだけで、途中列車の撮影なんどしながら、のんびりとソウルへ入ろうと、めったに無いチャンスを楽しみにしていたのだが、それどころではない状況(T_T)。
 いつまでも、他社にあまり迷惑も掛けられないので、釜山に自社事務所があることから、そこの人間にとりあえずHELPを求めて、翌朝フラフラの状態で釜山へと入ったのだった。
 釜山到着後、緊急病院で点滴をしてもらったのが良かったのか、少し楽になったので、とりあえず翌日からのソウルでの仕事に備えて、頑張ってソウルへ移動することに。
KTXで移動したのだが、しんどいし、いつ下痢爆弾が炸裂するか分からない状況の中、緊張しながらソウルへと向かった。

なので、今回はKTX乗車レポートは無し。
m(__)m
覚えているのは、あまり速度が速く感じなので「本当に300Km/hで走ってるのか?」と思ったのと、アナウンスのメロディーが伝統音楽サムノリの重厚なものに変わっていたことぐらい。

画像は、釜山駅で、乗る列車の向かいホームに入線したトップナンバー編成のKTX。(こんな体調の中でも列車にカメラを向けようと思うことに、自分自身で関心しているのであった…)
ソウルに到着後、ホテルに入り翌日からの仕事に備え、腹痛と下痢と戦いながら部屋で休息。

翌日からは、熱、下痢だけは治まったので、予定通りの仕事をこなしたのでした。
DMZ(非武装地帯)ツアー
最終日、少しは体調は改善。今日は、午前中DMZツアーの視察に参加。

北朝鮮との境界に接するDMZ(非武装地帯)へ行くには、一般人は自由に入れないため、板門店ツアーに参加するか、この第三トンネル、都羅山(トラサン)展望台を巡るDMZツアーに参加するしかない。
DMZツアーの出発地、臨津閣(イムジンンガク)にある自由の橋。前回訪れた時(1999年)は、京義線はムン山までで分断されていたが、現在ではこの自由の橋を渡って、北朝鮮までレールは繋がっている。
ただ定期列車は、後で訪れる都羅山までしか走っていない。
1999年1月訪問の様子。

橋の向こうはDMZとなるので本来は撮影禁止なのだが、観光客は皆バシバシ記念撮影をしているので、一緒に…

ムン=さんずいに文
ここが一般人が自由に来れる、京義線でいちばん北朝鮮に近い場所なので、統一の願いや離散家族の思いを込めた大極旗や横断幕が線路端に括り付けてある。
臨津閣の脇からDMZツアーが出発。この赤いバスに乗車。定員制で予約も不可のため早い者勝ち。(ご利用の場合はご注意を)
ただし、30名以上であれば乗ってきたバスでそのままDMZツアーを巡ることも出来る。

バスで出発後、車内でパスポートチェックがあり、物々しいバリケードがある臨津江の橋を渡って、DMZ内へ。

まず最初の立ち寄り場所は、第三トンネル。
ここがこのツアー最大の見所でもあるのだが、残念ながらトンネル内にはカメラ持ち込み禁止。仕方が無いので、外観でもどうぞ。

この第三トンネルとは、北朝鮮が南侵で軍隊を送り込むために密かに掘られたと思われるトンネルのことで、現在第1〜4までの4本見つかっている。
そして次が都羅山展望台。
ここから北朝鮮側が見渡せる。
ただ、今日は靄であまり良く見えない。
黄色い線の手前からなら、写真撮影OK。
そして、都羅山駅。
京義線が先ほどの自由の橋を渡り、到着するのがこの駅。
現在、ここからのDMZツアーへ参加するか、この駅だけを見学して帰るしか利用方法はない。この駅から北へ向かうと、北朝鮮へレールは繋がっている。2006年5月には南北直通列車の運転が予定されていたが、前日に北朝鮮側からキャンセル。その後は、列車の運行の目処は立っていない。※

臨津閣(自由の橋)からのDMZツアーの場合も、駅構内へ立ち入ることは出来ない。
駅の改札。
警備兵がただの駅ではないことを物語っている。
広い駅コンコース。
左側には手荷物のチェック場がある。
都羅山駅完成形の模型。
現在駅周辺では、工事が進められている。
仁川空港から、この日の夜便で無事に帰国することが出来たが、改めて医者に見せたところ「間違いなく何か食べ物に当たりましたね。何か心当たりは??」と。
まさか、ライバル他社の陰謀では…


それは冗談で。おそらく、夕食で出た刺身を馬鹿食いしたのと、出発前の残務処理に加え、娘が前日まで高熱にうなされて、看病して寝不足だったのが祟ったのでしょう。
みなさま、海外へ行く時の体調管理は万全にね!!
※その後、4月末に試運転列車の運転が発表、2007年5月17日には、半世紀ぶりに軍事境界線を越えて試運転列車が運転された。しかし、その後の運行予定はまったくの未定。
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