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台湾 西部幹線(縦貫線)台北から樹林へ
2006年9月
 まだ、陽が昇るまで時間のある5時前、ホテル前でタクシーを拾い、台北駅へと向う。めったに来ない台北の滞在、ちょっと無理をしても列車を撮りに行く価値はある!!(と自分で勝手に思い込んで…)。ただ、今回は仕事絡みで他の人達に迷惑は掛けられないので、集合時間の9時までにはホテルに戻る予定。
 今朝の予定は、台北から始発の電車に乗り、撮影地として目星を付けておいた「山佳」という駅を目指す。ただ、いきなり山佳駅に行っても、まだ薄暗い時間なので、東海岸方面列車の主な始発駅となっている樹林で明るくなるまで時間つぶし。その後、山佳へ向う予定。 
 ただ今、朝の5時過ぎホテル前からタクシーを拾って、台北駅へやって来た。早朝のため、閑散としているものの、それでも窓口では、数人の列ができていた。
 その窓口に並んで、用意していた時刻表の「山佳」の文字を指すと、すんなりとチケットをくれた。

画像は、チケット売り場。
高速鉄道の案内板が既に点灯しているが、その先には…
このような工事用壁があって入れない。
地下2階のホーム(台湾語では月台)へと降りると、かつて在来線が発着していた南側2ホームが高速鉄道用に改装中。開通も近いので、ほぼ完成に近い状態に見える。
2133 電車 竹南行き EMU500型
こちらが、5:18発西部幹線の始発電車。

1両目の車内へ乗ろうとすると「女性専用車両」の文字が目に入った。「おっと、男性の私はこの車両乗れないじゃない。」
けど、車内には男性も何人か座っている。

「これが、今度廃止される女性専用車両か〜」

そう、台湾も日本の女性専用車両を見習い導入したものの、宣伝不足でまったくの失敗。女性からも、男性からも不評で、廃止にされる事になったと、出発前に、たまたまインターネットのニュースで読んでいたのだ。なんとも間抜けな話。 
日本人の私としては、女性専用車両に乗るのは気が引けるので結局2両目に乗り込んだ。
(日本で先日、階段を駆け下り、駆け込み乗車成功〔真似しないように〕。車内はガラガラだったが、なにか視線を感じる。3駅ほどで乗り換えのため、その列車を降りた。その時にホーム足元の表示を見て、初めて気づく、「女性専用車両」(・。・;。  余談でした。)

2両目の車両には、約10名ほどの乗客がロングシートに座っている。しかし、全員連れは無く、車内は静まり返っている。
列車は、予定通り台北を出発。台北市内の萬華、板橋と停車し、地下線を抜け外へ出た。南側に高速鉄道の高架が併走しているが、まだ薄暗くてはっきりとは見えない。
淡水河を渡ると高速鉄道は在来線を跨いで離れ行いった。しばらくすると、列車は樹林へ到着した。
5:36 樹林駅に到着。所要時間は18分だったが、各駅の停車時間が長かったので、距離はそれほどでもないはず。
駅員の安全確認もしっかり。
5:38 32次 キョ光号 松山行き E400型+キョ光号用客車。
キョ=呂に草冠

この列車は、夜行のキョ光号。3分ほどの延着。
5:45 65B次 キョ光号 花蓮行き R100型+キョ光号用客車。

こちらは、樹林始発、東部の観光地花蓮行き。
5:50 高雄方面のホームで列車を待っていると、台北方面ホームの向こう側に、台北方面から重連の貨物列車が入線してきた。「おっ!待ってました。予定外の貨物登場!!」
急いで、台北方面ホームへ向かう。

カメラを構えると、機関車が切り離され去っていた。あらら…
と思ったら、折り返してきてさらに向こう側の線に留置してあった長物車2両に連結。
よく見ると次位の機関車は、パンタを上げておらず、無動力。型式はE300型。
その長物車2両を増結して、貨物はすぐに出発していった。
7:13 2506次 電車 松山行き EMU400型。
少し遅れ気味。
上と同じ列車が、樹林を出発してゆく。
6:15 1051次 自強号 台東行きの回送 DR2900/3000型。

気動車の自強号が、編成をくねらせて樹林駅に入線してくる。
6:18 101次 復興号 屏東行き E200型+復興号用客車。

この日唯一の撮影した復興号。
すっかり明るくなったので、この後次の駅、山佳へ。
山佳はこの樹林から高雄方面へ1駅いったところ。途中右手に、広大な車両基地が広がる。
7:42 1次 自強号 枋寮行き E1000系。

山佳から台北へ帰る途中、観光列車の回送が樹林に止まっているのを見て、急遽下車した。
その際に通過したのがこの自強号。この自強号は速達型で、樹林は通過。
7:43 回送 E400型+観光列車用客車。

こちらがその観光列車の回送。キョ光号用の客車を改造した列車で、営業は台北〜花蓮〜知本間。「東方美人号」という名称があるらしい。
客車には大きく少数民族の子供達の姿がラッピングされている。
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