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台湾 西部幹線(縦貫線)山佳駅での撮影
2006年9月
 樹林からさらに高雄方面へ1駅、インターネットで見つけた山佳(シャンジャー)駅へ。
 日本での下調べでは、台北近郊ながら、なかなかローカルムード満点の様子。しかも、Googleの衛星写真を見ると南側を軸に駅構内が大きなカーブを描いており、ひょとして午前中は抜群のロケーションでは?と予想を立て、現地へと赴いてみた。
樹林から途中、右手に巨大な車両基地を眺め、
6:42 山佳駅へ到着。大都市台北行きとは反対の方向のため、降りる乗客も少ない。
まずは駅前に出てみよう。撮影はしなかったけど、駅前(この画像を撮っている私の背中側)は都会の喧騒が…。ローカルムードまるでなし状態。車やバイクが、せわしなく行き交っている。
けど、駅舎を撮影すると…あら不思議。ローカルムード満〜点〜。
実はこの駅舎、日本時代に建てられたものらしい。この駅舎が建てられた頃は、本当に田舎の小さな駅だったのでしょう。
もうちょっと後ろへ下がって。
背後は山。右上の方には、寺院のような?宮殿のような?ものが見える。時間があれば行ってみたかったのだが…。
列車の時間が近づくと、駅員が改札を始めた。それでは帰りの切符を買って、入場!
改札をくぐると先に改札を済ませた人が、線路へ降りてゆく。ここが、向側上り台北方面のホームへ渡る唯一の通路なんです。ローカル線はまだしも、ここは台湾一の幹線、通過列車も多いはず。こんな幹線の駅、日本ではもう無いですね。
山佳駅の駅名板。親切にも隣駅までの距離が書いてある。
6:47 2116次 電車 基隆行き EMU500型
ホームの端から撮影。なかなかいい具合のカーブだが、山側で現在配線改良工事中?。右側が邪魔だぁ。
左は上と同列車。右は、反対側ホームから出発していく下り電車。
電車の正面には、車両メーカーが「俺んとこの車両だぞ!!」と誇示するかのように、正面貫通扉にメーカーのプレートが取り付けてる。ちなみにEMU500型は、韓国の大宇(デウ)製。
上の画像を撮った直後、駅員が手招きして、呼んでいる。まずい!撮影ストップか(・。・;
とりあず、事情を話さないと(焦)
向こうは中国語、こっちは英語で話す。お互いに通じてない…
仕方がない、ちょっと向こうの出方を見よう。
駅員の仕草を観察…
どうも、「ホームの黄色い線より出ないでね」っていうことらしい。良かった〜。
というより、今、線を越えて撮影してた?ごめんなさい。

駅員は私が納得したのを見て、駅舎へと帰って行った。 よかった、よかった、撮影ができる。
6:59 2503次 電車 中レキ行き EMU400型。
レキ=土へんに歴、さらに歴の木の部分が禾
下り列車は少し遅れ気味。
このEMU400型は南アフリカ製の吊掛式駆動の車両。
7:03 2506次 電車 松山行き EMU500型。
もう一度、同じ場所で撮影。今度は作業員が写っちゃった…。
上記の列車の乗車風景。ラッシュが始まり、多くの乗客がこの山佳駅から出掛けて行く。
この駅のホームは、客車に合わせた状態のままの低めの高さで、床の高い電車へ乗車する場合には、「よっこらしょ」って思わず言ってしまう感じ。年取ったかな?いや、運動不足だ…。
こちらも同じ2506次列車。
列車が邪魔をしていたホーム真ん中にある渡り通路が、通れるようになるので、下車した乗客が駅舎に向けて線路を渡り始める。
列車の向こうに見えるトンネルが、現在進められている、配線改良工事に従い現れたトンネルで、完成後は、このトンネルを列車が通るのだろう。
ということは近い将来、この山佳駅は激変する可能性が高いということ?
7:10 2127次  電車 桃園行き EMU500型。
今朝は曇りがちで下り列車もそれほど逆行を気にせず撮影できる。もう少し、列車がくねるところを撮りたかったが、8両では少し短か過ぎた。
7:14 2122次 電車 基隆行き EMU500型。
上り列車。今度は、ホーム途中から狙ってみた。バックの緑が多く、こっちの方がいい感じ。 
7:19 1003次 自強号 高雄行き E1000系。
ちょっとシャッターを押すのが早かったなぁ。手前の杭も邪魔だし…。
車両は、南アフリカ製のE1000型機関車に韓国製の専用客車を挟んだプッシュプル編成。
同じ自強号を後追いで。
7:27 51次 キョ光号 松山行き E400型+キョ光号用客車。
キョ=呂に草冠
この駅というか、今日の撮影の主役と考えていた列車。しかし、遅れて来たために、停車中の電車にかぶられる羽目に…。キョ光号が高速鉄道開通と共に廃止になると聞いただけに、残念。
同じキョ号の後追い。これは、展望デッキ?

後続のキョ光号にチャレンジしたいところだが、ホテルへ戻る時間があるので、ここで諦めます…(T_T)。
ちょっと気落ちをしながら、次の電車で台北市内のホテルへ。しかし、次の樹林駅で観光列車の回送が停車しているのを見つけて、ちょっと立ち寄り。(その画像は、前の樹林駅のページにて)
結局、台北中心部のホテルには、8時半頃無事に戻れた。
※帰国後改めてインターネットを検索したところ、この山佳駅は橋上駅舎化されるとのこと。配線も大きく変わるでしょう。また心配なのが日本時代からの駅舎ですが、保存が決まっているということです。参考ページ
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