イタリア ナポリからポンペイ遺跡へ
ベスビオ周遊鉄道ナポリ・コッレガメントF.S.〜ポンペイ・ヴィッラ・ディ・ミステリ間
2003年6月

 ナポリ・コレガメント・F.S.駅は、地下にある。起点になっているのは、この駅から2分ほど市内寄りにある駅から。しかし、便利なのはこの駅からで、乗る人が圧倒的に多い。
 到着したのはソレント行き、この列車がポンペイまで行く。行き先は、3方面あるので、乗り間違えないように。
 
 世界遺産ポンペイの遺跡へと出掛けることにした。
 遺跡への足は、ナポリ・セントラレ(中央)駅と地下連絡通路でつながっているチルクムヴィェスヴィアーナ鉄道(ベスビオ周遊鉄道)で約40分。
 切符売り場は、メトロポリターナF.S.線の改札前にあり、まぎらわしいうえ、売り場の女性は無愛想だった。ホームはさらに奥にあった。
 ホームで運賃を改めて確かめてみると、なんだか高い。「ひょっとしてぼられた?」と思ったが、ポンペイ駅で確認すると、往復割引切符だったみたい。 
列車は、住宅街を抜けて走ってい行く。
少しづつ、郊外へ。
見え隠れしていた、雄大なベスビオ山が右手に大きく見え出すと、
反対左側には、快晴のナポリ湾が一望でき、
爽快!


車内では、アコーデオンを弾く親子が車内を回ってチップをせびっていたが、
売上げのほうはいまいちの様子。

また途中の駅から乗ってきた未成年の少年が、
煙草をふかしていたところ、
向かいに座っていたおじいさんが、
注意したらしく、その少年は気まずそうに、
煙草を消していた。
大人が知らない子供を叱る風景、
日本人も忘れつつある光景がここにはまだあると思うと、
なんかホっとした気分になった。


列車はポンペイ遺跡の最寄り駅へ到着。


列車は、ポンペイ・ヴィッラ・ディ・ミステリ駅に到着。ここがポンペイ遺跡の最寄り駅。大半の乗客がこの駅で降りる。

なかなか乗って来た列車が出発しないと思ったら、対向列車がやって来た。

やって来たナポリ行き対向列車は、落書きだらけ。

ポンペイ・ヴィッラ・ディ・ミステリ駅駅舎。遺跡には、人の流れに付いて行くとマリーナ門前のチケット売り場へとたどり着く。


アポンタンツァ通り。ポンペイのメインストリート。
ポンペイ遺跡
1900年前ベスピオ山の大噴火により、一瞬にして火山灰の下に埋もれてしまった有名なローマ時代の都市遺跡。当時の人々の生活がそのまま封印されていて、つい数十年前まで、人が生活していたかのような錯覚に襲われる。
ポンペイ遺跡内には売店は無いので、地図と水は、入場前に手に入れておくと良い。
後ろにうっすらと見えるのが、ポンペイを呑み込んだベスピオ山。

大劇場跡。

レリーフもこんなに綺麗に。(修復したのかな?)

円形劇場跡。

真夏のような暑さのなか、
広い遺跡をウロウロして、
ヘトヘトになりながら駅へと戻る。


やって来たナポリ行き列車は、これまたカラフル(落書きで)。車内は、観光客に加え地元の人達で満員。ヘトヘトなのに…。

ローマ〜ナポリ間 ENの旅 ナポリの鉄道&観光地めぐり

チルクムヴィェスヴィアーナ鉄道(ベスビオ周遊鉄道)http://www.vesuviana.it/home.asp