ドイツ ICEでハンブルクからベルリンへ
2003年9月
 ハンブルク中央駅に着いて、早速トーマスクックで調べていたICのチケットを取ろうと窓口へ行ったら、そのような列車は無いと言われ、結局追加料6.20ユーロを払って、ICEでベルリンへと向かうことになった。ダイヤ改正でもあったのか?
 列車はICE1519。この列車は、ドイツ北部キールからハンブルク〜ベルリン〜ライプツィヒ〜ミュンヘンへと約11時間かけて走る。

ハンブルク中央駅に入線したのは、ICE-T。この車両は、高速車両ながら振り子式のため、カーブでも在来車より速度を落とさずに走ることができる。ただ、最高速度は230km/hと控えめ。

車内へ乗り込むと、ICE3とほぼ同じ内装だった。
9:54、予定の9:49より少し遅れて出発。

しばらく、工業都市ハンブルクの工場群を眺めながら、列車は東へと向かう。

次の停車駅は、もうベルリン・ツォー駅。
但し、約2時間半ほどの道のり。


車窓は、ず〜っと平坦な風景、森と放牧場が交互に現れる。人家も殆ど見えない、のんびりした風景の中を、ICE-Tは疾走して行く。

ベルリンまでの区間はカーブも殆ど無く、せっかくの振り子式の車両も役に立たない。現在の速度は154km/hと表示が通路上の表示板に出ている。

11時を過ぎた頃、

風力発電用の風車が見えてきた。さすが、環境保護先進国だけある。また、この辺には人家が少なく、風車の騒音を気にしなくて良いこともあるのだろ。空は、曇ってきた。

11:20頃列車が停車。
そのまま、10分ほどして、
ローカル列車が反対方向からやって来た。
交換待ちだったらしい。


シュテンダルを通過。

廃車だろか?771、772型レールバスがターンテーブル前に集められているのが見えた。

シュテンダルを過ぎて、しばらくするとベルリン〜ハノーバー間の幹線と合流。

右の線路を越えたところで、列車は停車してしまった。しばらくすると、ICE1が通過していった。通過待ちだった。

ベルリンへの路線に入ると、速度が上った。

時々表示される速度は199km/h。
この路線の最高速度は200km/h。
最近建設されているICE用の高速線とは違い、古い路線のため最高速度は高くない。


再び、風車が見える。今度は、大量に。 

街中に入ってきたと思えば、もうベルリン市内。


12:20頃ベルリン・ツォーロギシャー・ガルテン(動物園)駅、略してベルリン・ツォー駅に到着。この列車は、すぐに東のターミナル、オスト駅へと出発していった。
お婆さんもICEに乗った記念撮影。

この後、駅を出て宿を探しに街へと出た。



夜行ICにてフランクフルトからベルリンへ Sバーンでナチス強制収容所跡へ