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リニア彗星の写真

リニア彗星 （C/2002 T7）

2004年の4〜6月頃に見ごろだった彗星です。「リニア彗星」という彗星は実はたくさんあります。 『リニア』とはアメリカ・リンカーン研究所の 「地球接近小惑星観測プロジェクト」(LINEAR)のことです。 このプロジェクトは地球接近の可能性がある小惑星の探索を目的としていますが、彗星も発見されることがあるのです。このプロジェクトによって発見された彗星にはみな「リニア彗星」という名前がついてしまいます。同じ名前では区別ができませんが、学術的に付けられる番号があり、それによって区別できます。 この彗星の番号は『C/2002T7』です。なお、このサイトでも既に『リニア彗星（C/2001A2）』 を掲載しています。

ほぼ同じ時期に見られた「ニート彗星」と合わせて「２大彗星」などと言われ、かなり明るくなることが期待されていました。テレビのお天気コーナーなどでも話題に上がっていました。しかし、一番明るくなった時でも３等台だったようで、期待されたほどには明るくなりませんでした。特に、一番明るかったころは南半球へ行かなければ見ることができず、日本で見られた頃はもう少し暗かったと思われます。この写真を撮影をした頃の明るさは５〜６等くらいでしょう。 低空だった上にも雲もありましたが、なんとか写真を撮ることができました。