リニア彗星

「リニア彗星」という彗星は実はたくさんあります。
『リニア』とはアメリカ・リンカーン研究所の
「地球接近小惑星観測プロジェクト」(LINEAR)のことです。
このプロジェクトは地球接近の可能性がある小惑星の探索を目的としていますが、
彗星も発見されることがあるのです。
同じ名前では区別ができませんが、学術的に付けられる番号があり区別できます。
この彗星の番号は『C/2001A2』です。
この『C/2001A2』は、一番明るくなった時で3等台だったようで、
ヘール・ボップ彗星などの大彗星には及びませんでしたが、
21世紀最初の肉眼彗星となりました。
肉眼彗星とは望遠鏡などを使わずに肉眼で見える彗星ということで、
6等星より明るくなれば肉眼彗星と言えます。
この撮影をしたときは4〜5等位だったと思われます。
低空だった上にもやもあったため、いい写真は撮れませんでしたが、
せっかくなのでUPしました。
- 茨城県 加波山にて撮影
- 2001.6.26 2:54:00〜 3分間露出
- カメラボディ:ニコン NewFM2
- レンズ:AiニッコールED180mm F2.8開放
- フィルム:コダックエクタクロームE200(+1増感現像)
- 赤道儀:ビクセン・SP(ノータッチガイド)