2015.12.19(Sat.)
品川6:58(552S〜553F〜3553F・快速・エアポート成田)→8:31成田
成田8:34−(2433M)→9:58銚子
仲ノ町10:25−(17)→10:42外川
外川11:05−(18)→11:24銚子
銚子11:49−(352M)→12:44成東
成東12:47−(1644M)→13:14土気
土気13:32−(255M)→15:15安房鴨川
安房鴨川15:18−(2196M)→15:58館山
館山16:19−(196M)→16:45浜金谷
浜金谷港18:25−(11)→19:05久里浜港
久里浜港19:13−(京急バス)→19:20京急久里浜
久里浜19:35−(1950S)→19:55逗子
逗子20:19−(2558Y)→21:30池袋
 恒例の大東亜交通問題研究会(仮称)冬期研修会、昨年はアベノミクス検証:日本の地理的表示制度及び工場夜景と題して実行しましたが、今年は「ASEAN経済統合と銚子電気鉄道」と題して、無事実施の運びと相成りました。本会のファウンダー名誉会長最高顧問相談役代表理事会計監査CEO兼COO兼CIO兼CCO兼統合幕僚長兼GM兼コンプライアンス担当兼党総裁兼指南役兼ぬれ煎餅ソムリエ(教育)のU竹氏には、例年通り研修会の研修内容にずいぶんとご助言を頂きました。コンセプトも例年通りです。
 品川でU竹氏、I井氏、C葉氏、S田氏、O賀氏と待ち合わせ。さてグリーン車に陣取って朝から飲むかどうか、となったとき、U竹氏より、昨日ちょっと飲み過ぎて調子がよろしくないとの一言。じゃあ、朝から飲むまでもないか、と普通車に陣取ることにして、品川駅東京方の先頭車両方向へ。通路を挟んでそれぞれ先客1人のボックスが空いていたので、そこに3人ずつ着席。
 ところがU竹氏のボックスの先客がなんと新橋下車。早速U竹氏より「酒持ってないのか?」の一言。昨日飲み過ぎて調子悪いというのは何だったのかと。汽車旅に出た瞬間、体調不良が嘘のように治るという、故・宮脇俊三先生みたいな話ではあります。さらにはもう一方のボックスの先客も東京で下車してしまい、ちょっとした誤算ではありますが、結果としてより酒が無いのが残念な状態に。酒がないことより、朝から飲まねばならないと考えてしまうこと自体、人間の方がよっぽど残念ではないかという気もしますが、結局、成田エクスプレス5号を退避する市川で無事にビールを入手して乾杯。今日はいい天気です。
 成田空港へ向かう乗客でどんどん混雑してくるかというとそんなこともなく、千葉からの乗客は確かに多かったものの、四街道でどっと下車。佐倉で成田エクスプレス7号に道を譲って、定刻に成田到着。ここでは跨線橋を通って乗り換え。佐原まではそれでも混雑しているかな、と思ってましたがそんなことはなく、ここでも余裕でボックス確保。しかし買い出しの時間はなく、補給切れの状態が続きます。香取神宮の鳥居など眺めつつ、淡々と列車は走り、松岸で4分停車しますが、さすがにここで買い出しという訳にもいかず、銚子到着。
 I井氏は仲ノ町まで歩くとして先発し、残った5人でしばらく銚子駅にいましたが、駅そばも何も無いので、じゃあ時間もあるし歩くかと結局仲ノ町へ徒歩で出発。電車群と醤油工場を眺めて仲ノ町駅到着。駅舎内には犬吠ならぬにゃーぼうなるネコ駅長?がいて、構内にはイルミネーション電車が留置されていましたが、デキ3は電車の間で、ちょっと撮影困難な位置にいたのは残念でした。
 I井氏とも合流し、往復乗車券や入場券を買って銚子からやって来た2両編成に乗り込みますが、なんと車内はクラブツーリズム?の団体で満員。仲ノ町では、銚子商業の女子生徒2人が、キャベツメロンパンとぬれ煎餅アイスクリームの車内販売に乗り込みましたが、寒いのでアイスはともかくも、キャベツメロンパンはものすごい勢いで団体客に売れて、1両だけで売り切れとなったようです。団体客は犬吠下車。S田氏もここから外川まで歩くといって下車。かなりガラガラとなった列車は終点の外川に到着。
 外川の駅舎は修復されつつも1923年の開業時からのものだそうで、なんかここだけ時が止まったかのような感じがあります。私は1999.03.20以来の訪問でしたが、なんの違和感もない、記憶のままの外川駅でした。
 すでに機回し線としては機能していない、駅奥に留置されているデハ801を眺め、折り返しのクハ2501+デハ2001の編成を撮影しているうちに、S田氏も到着。上り電車の車内でも、銚子商業の女子生徒2人による車内販売がありましたが、ぬれ煎餅アイスクリームだけの販売。アイスクリームは寒いよなあ、と思いましたが、C葉氏がお買い上げ。笠上黒生駅では、往路に撮り損なったネーミングライツの駅名票を無事撮影し、徐々に乗客の増えて来た列車は定刻に銚子到着。
 まずは座席確保、と、乗り継ぐ総武線352Mに座席を確保してから、駅前や駅構内で買い出し。ここでU竹氏は肩書にふさわしくぬれ煎餅を吟味し、駅前の煎餅屋のものではなく、銚子電鉄製のものを、味付けやら1枚あたりの値段まで吟味して購入。デハ2001の写真も撮影して、352M発車とともにようやく落ち着いて乾杯。
 景色自体は平板ですが気分よく飲んでいるうちに成東。ここで東金線に乗り換え、座席も確保しましたが、問題はこの先。当初予定では誉田まで行って折り返す予定でしたが、それでは慌ただしかろう、と、結局土気で降りることに。その土気は、いわゆるチバリーヒルズの最寄りですが、駅前には本研修向きの買い出し先は見当たらず、結局駅の売店で兵站を確保して255Mに乗車。車内はかなり混んでいて、大網、茂原、上総一ノ宮、大原と下車客が目立ちますがそれでも車内はなかなか空かず、それでも最初は分散して、次に1ボックス+ドア横のシートという形でぬれ煎餅宴会開始。なんとなくボックスに固まって座れたのは勝浦でした。
 安房鴨川から乗り継いだ2196Mはガラガラで、海を眺めながらのんびりと。U竹氏による、仁右衛門島や駅前の酒屋など太海周辺の解説を伺い、和田浦駅前の鯨の骨格模型を眺めて館山へ。館山からの196Mはなんと10両編成で、これまたガラガラです。少し時間があるので、館山駅の外へ出てみましたが、もう日没間近。さすがに冬至が近いだけのことはあります。ここで、浜金谷の温泉海辺の湯へ、駅への送迎依頼の電話。車内からは日没が撮影できそうでしたが、そううまいこと走ってくれるものでもありませんでした。
 浜金谷では、まず撮影していたH生田氏を見つけ、改札口で鋸山に登ってきたというK持氏とも合流し、待っていた車で海辺の湯へ。露天風呂もあり、東京湾がよく見えてなかなかいい感じです。なんでか、入湯料で空くじなしのお土産をいただけるという、くじ引きまでやってました。帰りは東京湾フェリーの乗り場に送ってもらえましたし、駅あるいはフェリー乗り場への往復送迎付きで土日祝920円は結構お徳用という気がしました。
 フェリーではサロンスペースのような場所で乾杯。フェリー乗り場で買ったいわしバーグがなかなかのヒット。途中、甲板に出てみましたが、さすがに寒いですね…。京急久里浜行きのバスに乗り継いで、JRの久里浜駅へ。当初予定ではここから東京駅まで行って解散の予定でしたが、S水氏に連絡した結果、本郷三丁目にいるとのことでしたので、池袋集合に決定。久里浜からグリーン券を買ったものの大宴会とまで至らず、逗子で湘南新宿ラインに乗り継ぐことに。ここでようやく駅そば発見。時間もあるし、なんかほっとして、そばをたぐります。
 グリーン車車内宴会の後、S水氏とは池袋駅ホームで合流。ここでI井氏が離脱し、8名で西口の莫莫居 鶯という居酒屋へ。本年の研修会指定図書である新編著『現代ASEAN経済論』も出版されたばかりである、斯界の重鎮のS水氏にASEAN経済統合が銚子電鉄に与える影響についてうかがったところ「それはあるだろうな」とのお言葉でした。
 しかし、最後の店での宴会含め、北京から1名、九州から2名の出席者が2年連続というのはすごいですな。皆様おつかれさまでした。

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