1999.03.20(Sat.)
千葉7:25−(普通・135M)−9:12館山
館山9:58−(普通・729M)−10:38安房鴨川
安房鴨川10:58−(普通・264M)−12:27大網
大網13:02−(普通・647M)−13:20成東
成東13:43−(普通・353M)−14:42銚子
銚子17:10−(普通・470M)−19:08千葉

 あまり天気は良くなかったのですが、列車に乗る分には関係ないということで、大学時代の仲間と房総半島周遊に出かけてきました。
 この日使用した切符は、JR東日本千葉支社が発売する、”おもしろ半島ちばフリーパス”という期間限定発売(今年は1日用が1.09〜3.31、2日用が1.09〜3.30の発売)の切符で、内房線、外房線、東金線、久留里線の全線と総武線の千葉−銚子間、成田線の佐倉−成田−松岸間及び成田−成田空港間が乗り降り自由のフリー区間で、フリー区間内での発売価格は1日用が2,000円、2日用が3,000円です。
 さて、朝早いこともあり、実はこの日の集合場所は館山発9:58の729Mの車中、ということにしていました。これは、新宿発7:39の臨時特急・新宿さざなみ号でも集合時間に間に合うようにという理由からでした。私は千葉発の普通列車を利用したのですが、この列車には蘇我駅からI井氏が乗車して来ました。あと、K持氏は予告通り、新宿さざなみ号で館山に現れました。
 館山で酒とつまみ(”くじらのたれ”という名前の鯨ジャーキー)を買い込み、駅前の館山日東バスの趣のあるバスターミナルの写真を撮ったりしながら、729Mに間に合うように、橋上駅への工事が進む館山駅に戻り、K持氏と合流して3人での道行きと相成りました。
 内房線の千倉−安房鴨川間は優等列車の設定もなく、普通列車のみの運転でして、沿線は菜の花も満開でしたが、天気が良くないためかハイキング客はあまり乗車していませんでした。むろん我々は発車後すぐに乾杯して飲みはじめていましたが、寒いのもあってペースはごく押さえ目でした。そうそう、”くじらのたれ”は、実に鯨、という味がしました(当たり前か)。太海駅の手前では、何度か来たことのある、U竹氏の別荘の建物を車窓からちらりとですが確認することができました。
 安房鴨川からの外房線車中あたりから雨が激しくなって大網到着、駅前にはさっと入れるような店もなく、結局構内の立ち食いそばで昼食を済ませました。まあ、このあとの成東は余計なにもなさそうだったのでそうしたのですが、結果的には正解でした。
 東金線〜総武線と乗り継いで銚子着、銚子電鉄の乗り場へ急ぎましたがなんと大量の団体客がいて、犬吠までの車内は満員でした。この日も昨年銚子電鉄に乗車したときと同様に1日乗車券を購入して、銚子−外川−観音…(徒歩)…仲ノ町−犬吠−銚子と乗車しましたが、観光客らしき乗客で満員だったのは、JRを含めてもこの団体客がいた時だけでした。
 観音駅でたい焼きを買い、雨の中を魚市場まで歩いてみましたが、風が舞っていて雨も強く、魚市場前の店には客の姿もなく、何軒かは店自体にシャッターが降りていました。この風でK持氏のビニール傘が壊れてしまう、というハプニングもありましたが、醤油工場の間を抜けて仲ノ町駅へ。仲ノ町駅構内にある銚子電鉄の車庫では、観光シーズンを目前にして、”澪つくし号”(という、展望客車というか、トロッコ車両というか)の点検が行われていました。犬吠駅からは地方発送されるらしい大量の”ぬれせんべい”の箱が積み込まれ、宅配便の基地らしい仲ノ町駅で降ろされていました。まさに”ぬれせんべいで鉄道部門の収益を支える銚子電鉄”を象徴するような光景ではありました。そうそう、この”ぬれせんべい”、10枚入り820円で売られているのですが、犬吠駅では何故か10枚入り650円だかで販売されているものがあって、聞いてみると”味がしみこみすぎたのと、しみこんでいないのを合わせて袋つめしたもの”だとか。あと、割れた”ぬれせんべい”も、袋つめして売られていました。形さえ気にしなければこれがお徳用かも。
 ガラガラの成田線で千葉へと戻り、待ち合わせていたI塚氏、C葉氏と合流して宴会。I塚氏は所沢から、C葉氏は(この日出勤だったにしても)与野からやってきたわけで、まさに”旅先での宴会”ってことになるんでしょうか。ともあれ、みなさんお疲れさまでした。そのあとのラーメン屋から電話をかけた皆様、お騒がせしてごめんなさい。
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