2015.08.01(Sat.) - 08.02(Sun.)
新宿23:54(23:58)−(8421M・快速・ムーンライト信州81号)→4:32松本
松本6:18−(1221M)→7:00姨捨
姨捨7:36−(1533M)→8:03(8:04)長野
長野9:15−(8141D・快速・おいこっと)→11:23津南
津南12:13−(131D)→12:37十日町
十日町13:31−(187D)→13:59越後川口
越後川口14:12−(1738M)→15:46水上
水上15:53−(746M)→16:10沼田
沼田16:25−(9770M・快速・たんばらラベンダー号)→18:46上野
 今年の夏も18きっぷが無事発売されたので、さてどこへ行くかと例によって時刻表とにらめっこ。”ムーンライトながら”も”ムーンライト信州81号”もなかなか指定が取れず、これは朝早く出て日帰りとかやるしかないかなあ、と考えていたら、幸い08.01当日の午後に、新宿で確認してもらった”ムーンライト信州81号”の、1席だけ残っていた6号車5Cを確保。ならば、と、08.02の”おいこっと”を確認してもらったらこちらも空席があり、大枠の計画成立です。
 新宿駅9番ホームに待っていた”ムーンライト信州81号”は、なんと、”あさま”塗色の189系です。山手線の接続待ちということで4分遅れで発車。買い込んでおいたビールを飲みつつ車内を見回しても、別段6号車に乗客が駆け込んでくることはありませんでした。列車全体に満席のはずなのですが、新宿発車時点ではガラガラ。すぐに検札が回ってきますが、やはり立川までのきっぷを持っていない乗客多数。武蔵境発0:01の2385Tで立川から乗れば、その分安く上げられますし、時刻変更によっては、本来立川発0:26の2361Tが西荻窪発0:01ですから、これでも間に合うかもしれません。国分寺過ぎたあたりからノロノロ運転。前がつかえてる感じでしょうか。国分寺で先行列車を追い抜いた風でもなかったです。立川から多少乗客が増えましたが、座席が埋まるほどでもなく。ここでさらに南武線接続を待って、発車は0:37と8分遅れ。隣におそらくは2305Tと思われる、豊田行が入ってくるのを横目に発車。これとの接続は取りません。
 考えてみれば、新宿→立川間を安くあげたいなら、京王線で八王子へ回ればよい訳です。その八王子から相当乗ってきましたが、車内はまだ空席があり、私の席から見える範囲でも2席並びで6AB7ABがまだ空いています。八王子の発車は0:49で9分遅れ。
 なんだかんだで2時間弱は寝られました。少し明るくなって定刻に松本到着。ホームに降りると、ちょうど松本電鉄の上高地始発の臨時快速がやって来たのが見えたので、松本電鉄ホームへ回ります。”ムーンライト信州81号”を見送って、松本電鉄の車両を眺めると、なんやら運転台の行先案内にイラストが。イラストはイメージキャラクターのようですが、この案内があったのは上高地に向いた方だけでした。
 2011.07.24に、この臨時快速には乗車していますから、今回は乗らずに改札外へ。気温は22℃で、涼しいわけです。では時間もあるし、と、松本城を往復することに。昨日が夏まつりの”松本ぼんぼん”だったため、提灯が残る市内を歩いて松本城へ。松本で何度も乗り換えていながら、この名城を見るのは初めてで、いかに観光と無縁であるかよくわかります。松本駅へ戻り、みどりの窓口で無事”たんばらラベンダー号”のチケットを確保。これで帰路も安楽です。
 長野行き1221Mは4両。さすがによく空いていて、1ボックス確保して爆睡。もともと、この区間ではどうせ寝てしまうだろうし、そのまま長野まで行ってもいいや、くらいのつもりだったのですが、うまい具合に姨捨の手前で目が覚めたので、途中下車することに。気温は25℃ですが、日があたるとさすがに暑いですな。少し朝靄のかかった風景を眺め、ついでのことに近くの姨捨公園展望台まで往復して、後続の1533Mに乗車。6両編成ですがこれが全てロングシート車。まあ、ガラガラですしどうでもよいか、という心境ではありましたが、長距離でこれが来ることを考えると、ぞっとしませんなあ。
 長野で立食いそばの朝食。”ワイドビューしなの6号”と”リゾートビューふるさと”を見送って、”おいこっと”に乗車。1号車1Aという、2人掛け席の一画を確保しましたが、こちらが千曲川側です。2両とも、2人掛けボックスが千曲川側で、4人掛けボックスは反対側なのですが、これは2両で違えてもよかったんじゃないかなあ。ロングシート部もありますが、こちらはあまりいい席とは言いがたい感じです。
 車内案内のテープの声は、現在でいう木島平村身の常田富士男氏によるもので、どうしたって「まんが日本昔ばなし」を思い出します。発車してすぐ、和装のアテンダントがなんと各席に野沢菜を配って歩くというサービス。買い込んで来たもの以外に酒のアテが増えた、というもので、アテンダントは車内販売も扱っていますので、早速1本ビールを追加。なお、アテンダント以外に車掌も同乗しています。
 北陸新幹線金沢開業でしなの鉄道北しなの線となった信越本線と別れ、豊野から飯山線へ。飯山で16分の停車。ホームでは記念撮影用の小道具だけではなく、木島平米のおにぎりのふるまいまであり、なんというか、至れり尽くせりです。10:00に駅舎内のからくり時計が動作する、という案内があったので、乗客の半数あまりがぞろぞろと移動して見学。
 飯山を出て、戸狩野沢温泉手前では、右手に木島平スキー場、ついで野沢温泉スキー場が見えてきます。戸狩野沢温泉を過ぎると、しばらく離れていた千曲川がまた右手に寄り添ってきます。沿線には3階建てや、窓枠周りに積雪対策の板を差し込めるようにした家屋も目立って来て、森宮野原へ。ここで10分停車。このまま終点十日町まで乗っていてもよかったのですが、津南下車。目的は駅舎内のリバーサイド津南です。
 1Fで入湯料500円を支払って、2Fの浴室へ上がると、温泉は貸し切り状態。誰もいないことを別にしても大変結構で、欲を言えば,陸中川尻改めほっとゆだのように、浴室内に信号機つけておいて欲しいくらいです。列車本数の関係で、そう簡単に来られないのが問題ですかねえ。2Fには大広間とビールの自動販売機があり、ビール300円、発泡酒は200円でした。階段部分は鉄道資料館状態でした。
 駅舎1Fのそば店で盛りそば800円なりのへぎそばの昼食をとってから、131Dに乗車。土市駅で、駅舎かと見まごう大きさのえらい派手な建物を見かけましたが、これは越後妻有大地の芸術祭2015作品のひとつだったようです。
 2015.01.10以来の十日町に到着。全く雪がないだけでなく気温34℃とあっては、周囲は別世界もいいところですが、とにかく暑いです。”おいこっと”の他に、”越乃Shu*Kura”も構内に停車しており、”リゾートビューふるさと”もそうですが、こちらにも乗車してみたいものです。
 その十日町駅、JR駅舎側はあまり変化が感じられないものの、北越急行側は、そばのスタンドが無くなって、そば屋は観光協会のコーナーの一画に移設されて、イスも設けられていました。単行の133D車内は案外地元客が乗車していて,結局ほぼボックスが埋まった状態で発車。やはり沿線風景は2015.01.10とは違いすぎ、下条駅周辺も「こんなかったっけ?」という感じです。乗客もぼちぼちと増えて立ち客も出た状態で越後川口到着。改札へ向かう乗客はほとんどおらず、大多数が3分接続の1739M長岡行きへ乗り継ぎ。1738Mへ乗り継いだ客は3割くらいの印象でした。
 その1738Mは、ボックスには誰か乗っている、程度の混み具合。小千谷、小出の下車が多少目立ったくらいで、越後湯沢へ。ここも多少の入れ替わりがあったくらい。越後中里で、スキー場の休憩所と化してからずいぶん時間のたった旧型客車を眺めてから土合へ。登山客の多少の乗車がありました。
 1738Mに乗車する際、水上での跨線橋の位置を考えて3両目に乗車していたところ、ドア位置も中間扉でちょうどぴったり。ゆうゆうと4両編成の746Mに乗車。この746Mもまた、前方はかなり混んでいたようですが後方車両はガラガラ。このあたりから空模様が怪しくなって来て、沼田ではもうすぐに降り出しそうな感じ。ここで下車。
 兵站補給を行って、”たんばらラベンダー号”に乗り換え。”リゾートやまどり”編成で、さすがに快適です。1人掛けのC席を確保していたので、隣への気兼ねも要りません。いつ降るかな、という感じの空模様を見ながら南下しますが、高崎でも雨は降らず。新町あたりで降り始め、本庄あたりではかなり激しく降っていましたが、これが深谷まで来ると雨が降った痕跡すらなく、いつの間にやらまた青空が広がっていました。
 それにしてもこの帰路は安楽ですし、しかも、高崎で下車する必要がないというのが、実によいですね。欲をいえば”リゾートやまどり”車内に売店か車販が欲しいくらいでした。
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