2011.07.23(Sat.)-07.24(Sun.)
新宿23:54−(8421M・快速・ムーンライト信州81号)→4:32松本
松本4:45−(103・快速)→5:08新島々
新島々5:55−(2)→6:24松本
松本6:38−(428M)→6:42南松本
南松本6:49−(1533M)→8:06長野
長野8:32−(517)→8:33市役所前
市役所前8:36−(512)→8:38長野
長野9:08−(3A・A特急・スノーモンキー)→9:51湯田中
湯田中10:10−(6A・A特急・スノーモンキー)→10:32小布施
小布施10:41−(522)→10:49須坂
須坂11:05−(413)→11:42屋代
屋代12:29−(644M)→13:12小諸
小諸13:38−(232D)→15:56小淵沢
小淵沢16:16−(9592M・快速・ホリデー快速ビューやまなし)→18:55新宿
 7.23の昼下がり、自宅で”えきねっと”を確認したら、”ムーンライト信州81号”に空きがあったので急遽出かけることに。目標はアルピコ交通長野電鉄で、両社線に乗車すると、とりあえず長野県内は全線完乗となります。
 夕食を済ませ、寝酒もしっかり飲んで、シャワー浴びてから新宿駅へ。立川までは普通乗車券で、立川から18きっぷ使用開始、ということになります。
 新宿駅でさらに寝酒を買い込み、入線してきた”ムーンライト信州81号”に乗車。車内は思ったより空いてますが、これはこの先での乗車があるのと、山へ行くらしき団塊世代と見受けられるオバさんが、「隣の席も買ったから、これで横は誰も乗って来ない」などと大声で話していたので、まあそういうのも理由ですかねえ。どうも、指定買わずに乗ったらしき女性客も同じ車両にいて、車掌に促されて立たされていたのですが…。他には大学のゼミ合宿らしき集団も同じ車両にいたかな。車内放送では満席とのアナウンスで、実際、立川、八王子と乗り込んできましたが、私はこのあたりで寝落ち。
 目が覚めたとき、一体どこかわかりませんでしたが、しばらくして小淵沢停車との放送が。そうすると、2時間くらいは寝た勘定でしょうか。もうその後は寝られなくなって、定刻に松本到着。松本駅を通るのは久しぶりで、ずいぶん変わったように思います。跨線橋からの風景が、いかにも盆地の早朝という感じです。
 いったん改札を出てから、新島々までのきっぷを買って、アルピコ交通のホームへ。後でわかったことですが、車内で1日乗車券買えたんですね…。臨時快速の車内はさすがに山登りやハイキングの人がほとんどで、2両編成に20人強、というところでしょうか。車両は元京王井の頭線3000系で、サイクルトレインの表示が目立ちます。発車した列車は、途中駅には全く停車しないため、棒線駅だとポイントで振られないので気づきませんが、結構揺れます。田園地帯に出て、その後郊外の住宅地に出たと思ったら、いきなり山が迫ってきて終着の新島々。
 少し肌寒いくらいの気候です。駅前には上高地方面、乗鞍高原方面のバスが待っており、大半の乗客はそのままバスへ。私は駅でのんびり。駅には朝の連ドラの”おひさま”の幟が目立ちます。駅前の国道は結構交通量が多く、かなり飛ばしています。国道を挟んで移築されている旧島々駅舎や、駅の松本側にある、昭和電工赤松発電所を眺めて時間をつぶしているうちに、バスが出てしまうと駅舎前にはペースができます。が、建物の新島々駅の表記は国道側のみで、駅前広場?から見ると出札窓口等もあるのにでかでかと「新島々バスターミナル」と表記されていて、ちょっと妙な感じです。まあ、国道側が正面ということですかねえ。駅構内でしばらく撮影してから、上り列車に乗車。
 上り列車の新島々駅発車時点での乗客は3名。部活の高校生が駅ごとに乗ってきます。各駅に停車するので、駅周辺の雰囲気もよくわかります。三溝を出ると田園地帯、という感じ。新村の車庫も時間があればゆっくり見てみたいですねえ。信濃荒井手前くらいから松本市街地にかかる、という感じでしょうか。西松本は、もうJR松本駅のはしっこでした。
 松本に戻り、開いていた駅そばで朝食。この駅そば、普通のそば以外に、”特選”だかと称するものがあって、それ頼んだ客に「生麺だからゆで時間長くかかります。4分(3分だったかな?)頂きますが、よろしいですか?」と確認してましたが、普通の駅そばはゆで麺であるとして、生だからってそこまでかかるものですかね…。
 朝食を済ませてもまだ時間があるので,座席確保もかねていったん南松本へ。構内の電気機関車をゆっくり観察する暇もなく、やってきた長野行普通列車に乗車。予想通り、松本で大量の降車客があり、乗客はそれほどいなかったため、進行右側の1ボックスを確保。すぐに爆睡しましたが、進行方向右手に席を取っただけに、姨捨手前で目が覚めて風景を楽しめたのはよかったですな。
 終着長野で、長野電鉄の地下駅へ。2日間有効の”長電フリー乗車券”を買って、特急券も買い、ホームへ降りてみると、すでに湯田中行の2100系(旧JR東日本253系)”スノーモンキー”が入線しています。先発の8500系(旧東急8500系)信州中野行に加えて、やがて2000系もやってきて3線の駅構内は満線。湯田中行”スノーモンキー”の発車まで時間があるので、信州中野行に乗車して市役所前まで1駅乗車。1998.02.11の冬季オリンピックの際に、この区間のみ乗車しています。すぐに長野へ戻って、新旧特急車両を撮影。ここで1000系(旧小田急10000系)が来れば特急車3代そろい踏みなんですが、そううまくはいきませんね。発車10分前に扉の開いた”スノーモンキー”車内は発車時点でもガラガラでした。
 地下線内では権堂に停車し、善光寺下を通過してしばらくすると地上へ。なかなかの走りっぷりです。新幹線の高架をくぐり、信越本線を乗り越して、朝陽を過ぎると単線に。かなり飛ばした感じで須坂到着。ここからは帰りも通るし、と思うと、やはり睡眠不足がたたって爆睡。気がついたら湯田中手前でした。
 さて、その湯田中、現駅舎裏の旧駅舎横に立ち寄り湯があったのですが、営業開始が10:00からで、残念ながら入浴の時間がありません。折り返しの”スノーモンキー”はそこそこの乗客で発車。どんどん列車は下っていきます。このまま須坂に直行しても時間が余るので小布施で下車。やはり観光の時間はありません。それどころか、 駅構内外れの保存車両や橋梁を見る暇もありません。後続の普通列車に乗り換えて須坂到着。構内にはマルーン色の2000系が留置されていました。
 これから乗車する屋代行は非冷房の旧日比谷線3000系です。須坂工場もあることから、入換用とはいえ現役のED5001もいますし、車両基地見学などやってみたいところです。 屋代行の発車直前に、ちょうど、湯田中行の1000系(旧小田急10000系)が出て行きましたが、撮影できなかったのは残念。
 非冷房車とはいえ、走りはじめてしまえば格段暑くてたまらないというほどのことはなく、松代駅裏の城跡なぞ眺めて屋代駅へ。
 屋代では時間があるので人通りのない駅前を少し散歩してみました。正面の山に、ちょうど篠ノ井線の姨捨−稲荷山間あたりが走っているようで、そりゃまあ方角から当然なのですが、やや意外な感もします。土産に地元の姨捨正宗というお酒を買って、適当な店もなかったことから昼食にはありつけないまましなの鉄道の小諸行で屋代を出発。空きっ腹に戸倉の駅そばの幟がうらめしかったです。戸倉から上田の間がやや混雑したくらいで、小諸に到着。
  昼食はしなの鉄道ホームでのそばとなりました。つまり、小諸で”小諸そば”ということですな。改札をいったん出て、駅の売店覗いても酒類はなかったので、結局ホーム上のそば店で350mlが240円という割高なビール買って、小海線ホームへ。本日唯一のディーゼルカーです。車両には何やら不穏なキャラクターのステッカーが貼られていますが、わくわくエコランド 小海線のキャラクターだそうで。
 1人がけ席に座席確保して発車してすぐに乾杯。しなの鉄道と離れ、佐久平で新幹線を乗り越して、9分停車の中込に到着。佐久平に中心が移ったか、中込駅前は閑散としてますが、ともかく駅からすぐ近くの酒店で補給に成功して一安心。八千穂でハイブリッドと交換。羽黒下で雨がぱらつきましたが大したことはなく、野辺山からどっと乗客が増えて、清里で案の定満員となりました。
 終着小淵沢到着、中央線ホーム上には笑ってしまうくらい乗客が見えたので、”ホリデー快速ビューやまなし”への着席は半分諦め、甲府から普通列車乗り継ぎでいいやと考えて、いったん改札外の売店へ。土産と、甲府乗り継ぎだと4分しかないので、軽く酒、つまみ買ってホームへ。自由席は前後の端なので、どうせならと、塩尻方の1両目まで歩いてみたところ、あずさ24号が出て、”はまかいじ”が出て行くと、ホームにはそれなりの人数がいても、どうも着席はできそうな感じです。入線後、2階席狙わずに車端の1階建て部分に行くと、楽勝でワンボックス占領できました。すぐに発車したので、くつろいで乾杯。
 韮崎での乗車はほとんどなく、竜王駅手前で、左手になんか阪神の青胴車っぽい電車が見えたので、帰宅後調べると小野製作所という会社が保存する、富士急5700系だったようです。
 後続列車への乗り継ぎを考えていた甲府でもあまり乗っては来ません。それどころか、塩山過ぎてもまだワンボックス占領状態で、結局、勝沼ぶどう郷から1人乗ってきて相席になっただけでした。車内放送で「自由席が混み合ってきたので、1人でも多くのお客様が座れますように荷物を…」というのが流れましたが、新宿方先頭車等とはずいぶん状況が違う感じです。甲斐大和で運転停車して、あずさ26号に道を譲り、大月でも1号車への乗客はほとんどありません。上野原付近で渋滞する中央道上り線を横目に快走して、定刻に新宿到着。帰路が楽なのはありがたいですな。
 ともあれ、これで現段階では長野県内は全線完乗となりました。
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