2014.02.07(Fri.)-02.11(Tue.)
 乗車区間は各日付の部分にもその日の行程分のみ記載。

2014.02.07(Fri.)
羽田15:00(15:08)−(NH259)→16:55(16:58)福岡
福岡空港17:15−(493C)→17:21博多
博多17:34(17:35)−(825C)→17:40天神
天神18:53−(442)→19:01箱崎宮前
箱崎宮前22:08−(533)→22:17天神

2014.02.08(Sat.)
天神08:29−(630C)→08:31中洲川端
中洲川端08:34−(70)→08:44貝塚
貝塚08:47−(806)→09:11西鉄新宮
西鉄新宮09:13−(901)→09:38貝塚
貝塚09:41−(103)→09:55赤坂
赤坂09:58−(118)→10:01天神
西鉄福岡・天神10:30−(A103・特急)→11:32西鉄大牟田
大牟田12:02−(4233M・快速・くまもとライナー)→12:42上熊本
上熊本12:50−(23)→12:59北熊本
北熊本13:01(13:02)−(39)→13:21御代志
御代志13:41−(40)→14:07藤崎宮前
藤崎宮前14:25−(45)→14:31北熊本
北熊本14:32−(32)→14:41上熊本
上熊本14:51−(247)→15:36健軍町
健軍町15:44−(262)→16:29(16:32)田崎橋
田崎橋16:31(16:33)−(293)→16:34(16:36)熊本駅前
熊本16:49−(5337M)→17:24八代
八代17:31−(6141D)→18:15湯浦

2014.02.09(Sun.)
湯浦06:32−(6103D)→07:11出水
出水07:36−(8311D・快速・オーシャンライナーさつま1号)→09:31鹿児島中央
鹿児島中央10:01−(1333D)→12:49枕崎
枕崎13:18−(1346D)→15:36谷山
谷山15:54−(192)→16:24(16:34)鹿児島駅前
鹿児島駅前16:28(16:37)−(191)→16:51(17:08)郡元
郡元16:52(17:13)−(200)→17:05(17:23)鹿児島中央駅前
鹿児島中央17:27−(6954M)→19:06都城
都城19:34−(6887M)→19:37西都城

2014.02.10(Mon.)
都城06:40−(2923D)→08:13吉松
吉松09:06−(1252D)→10:03人吉
人吉10:09−(1074D・特急・九州横断特急4号)→11:10新八代
新八代11:15−(6342M)→11:48熊本
熊本12:02−(336M)→13:21荒木
荒木13:24−(4126M・快速)→13:35鳥栖
鳥栖13:50−(2857M)→14:23佐賀
佐賀14:57−(2937M)→15:44有田
有田15:48−(631D)→15:50三代橋
三代橋17:01−(635D)→17:22伊万里
伊万里17:25−(375D)→18:02松浦

2014.02.11(Tue.)
松浦07:12−(321D〜1321D・普通〜快速)→09:05佐世保
佐世保09:25−(3223D・快速・シーサイドライナー)→10:33諌早
諌早11:13−(205・急行)→12:12島原外港
島原港12:35−(島原鉄道高速船・3便)→13:25(13:18)三池港
大牟田14:20−(4252M・快速)→15:22博多
博多15:44−(295)→15:50天神
天神16:23−(322)→16:34福岡空港
福岡17:40(17:43)−(NH264)→19:15(19:27)羽田
 大東亜交通問題研究会(仮称)九州地区産業遺産調査研究分科会というものに出かけてきました。分科会の割に大規模といえますが。
2014.02.07(Fri.)
羽田15:00(15:08)−(NH259)→16:55(16:58)福岡
福岡空港17:15−(493C)→17:21博多
博多17:34(17:35)−(825C)→17:40天神
天神18:53−(442)→19:01箱崎宮前
箱崎宮前22:08−(533)→22:17天神

 晴天の羽田を出発して、到着した福岡空港は予想されていたことですが小雨。さて、なんでかずっと持ってた”えふカード”を使うか、と思って自動販売機に入れてみるとこれが使えません。窓口で相談すると、2013.10.31限りで使えなくなっていたとのこと。裏面見て、残りは\260かと思っていましたが、なんと\2,600も残っていました。手数料引かれても\2,440戻ってきて、思っていたより一桁多かったので少し儲かった気分です。しかし、われながら何考えて\3,000のカード購入していたんでしょうかね、いくら\3,200分使えたとはいえ。
 一日乗車券(\600)を購入し、博多で一度下車して”九州満喫きっぷ”を購入。天神へ向かい、ちょっと迷いながら、今日の宿のプラザホテルプルミエに到着してチェックイン。考えてみれば博多に泊まるのは2005.08.17以来ですが、このときは系列のプラザホテル天神に泊まっていました。相変わらず小雨が降っています。
 部屋に入って、S水さんに電話。箱崎宮前19:00集合として、iPadを持参していたので、さて部屋で無線LANでも使うか、と思ったら、部屋備え付けの説明書には有線LANの説明しかありません。その割に、ホテルのものらしきwifiが見えるので、何だろう、とフロントに降りて聞くと、なんとちゃんと無線LANも準備されていたのでした。ならその旨、部屋の説明書に書いておけよ、と思わざるを得ません。
 地下鉄に乗る前に思い立って岩田屋に行くと、九州限定の”直会”という焼酎を売っていました。多少悩みましたが、まあ買っておくかと購入。このとき、”原酒 三岳”のボトルを見かけたのですが、買わなかったのを後で後悔する羽目になります。
 箱崎宮前へ移動して、改札前で待っていてくれたS水さんと合流して、S水さん御用達らしい”藤よし”へ。西中洲に支店があるそうですが、こちらが本店だそうです。S水さんおすすめの水たきと串6本のセットを注文。あと、博多に来ればサバだろう、と、サバとイカも注文。全部美味しくて大満足です。S水さんには、昨年末に出た編著にサインしてもらい、タイ情勢の話やら、S水さんのマンダレー〜昆明の陸走調査の話やらで盛り上がります。S水さんは明日8日が東京出張なのだそうですが、明日の大雪が予想される東京に、果たして飛行機が飛ぶのか、飛んでも帰って来れないんじゃないか、などという話をしましたが、後でわかったこととしては、結局用務自体が中止になったのだとか。ホテルに戻ってTV見てましたがいつの間にやら爆睡。

2014.02.08(Sat.)
天神08:29−(630C)→08:31中洲川端
中洲川端08:34−(70)→08:44貝塚
貝塚08:47−(806)→09:11西鉄新宮
西鉄新宮09:13−(901)→09:38貝塚
貝塚09:41−(103)→09:55赤坂
赤坂09:58−(118)→10:01天神
西鉄福岡・天神10:30−(A103・特急)→11:32西鉄大牟田
大牟田12:02−(4233M・快速・くまもとライナー)→12:42上熊本
上熊本12:50−(23)→12:59北熊本
北熊本13:01(13:02)−(39)→13:21御代志
御代志13:41−(40)→14:07藤崎宮前
藤崎宮前14:25−(45)→14:31北熊本
北熊本14:32−(32)→14:41上熊本
上熊本14:51−(247)→15:36健軍町
健軍町15:44−(262)→16:29(16:32)田崎橋
田崎橋16:31(16:33)−(293)→16:34(16:36)熊本駅前
熊本16:49−(5337M)→17:24八代
八代17:31−(6141D)→18:15湯浦

 明けて8日。朝、何だかテレビの音で目が覚めます。なんだか生野銀山の番組(後で調べたところでは”にっぽん原風景紀行”だった模様)で、つい見入ってしまいました。ついだらだらして、このあたりがギリギリか、という、8:00を少し回ったあたりでチェックアウト。ギリギリで天神08:25発の貝塚行きを逃してしまい、中洲川端で乗り換えて貝塚へ。この途中の箱崎宮前で、駅名が”筥崎宮前”じゃないことに気づきましたが、これまたわれながらうかつというかのんびりというか。向かい合った改札を通って西鉄貝塚線に。接続はよすぎるくらいで、すぐに発車。右手に鹿児島本戦の高架が見え、左手からの貨物船の高架をくぐると名島。沿線はさすが政令指定都市の郊外で、なかなか家並が途切れませんが、どことなく伊予鉄道の電車線っぽい感じも受けます。和白の手前で少し海が見えて、終点の西鉄新宮到着。かつては西鉄宮地岳線として、津屋崎まで走っていたのですが、2005.08.17に博多で泊まったときは、西鉄宮地岳線と福岡市交通局地下鉄七隈線とを天秤にかけて、七隈線に乗車するという失態をやらかしているのがどうしようもないところ。
 雲が切れて晴れ間が見えてきた西鉄新宮からすぐに折り返し。戻りは運転台後ろに座ってましたが、運転台に差し込まれていた時刻表見ると、5秒刻みなのに少々驚き。車内アナウンスが「西鉄香椎、香椎」のように、二度目には「西鉄」をつけないんですな。西鉄千早でJRに乗り換えることも考えましたが、この後のメリットがないのでそのまま乗車することに。
 貝塚へ戻って、天神へ。天神で乗り換えればギリギリ西鉄福岡10:00の特急に間に合うか、と思ってましたが、これまたぼーっと考え事をしていて、気がついたら天神を出るところ。しょうがないので次の赤坂まで行って折り返し。
 結局、西鉄福岡・天神10:30発の特急に乗車。転換クロスは快適ですが、特急じゃなくともかなり転換クロスが入っていて、ちょっとうらやましいです。西鉄久留米からが未乗区間です。久留米以南もそれほど速度が落ちた感じはありません。
 定時に西鉄大牟田に到着して、JR大牟田駅側へ出て、東洋軒で朝昼兼帯のラーメン。\530に替玉が\120。わりとあっさりした、美味しいラーメンです。JR大牟田駅に戻り、やってきた”くまもとライナー”はロングシート2両。高架工事中らしい上熊本で下車。ここで熊本電鉄に乗り換え。もう最後らしい青ガエルが停車していますが、単行なので妙な感じな上に、ケロロ軍曹塗装、というか、ケロロ電車になっていて妙な感じです。走り出すと車内アナウンスもケロロ軍曹で、駅間が短い分だけうるさくて仕方ない感じです。何やら民家の裏庭みたいなところを抜けて行って、北熊本御代志行きに乗り換え。沿線の家の庭に、デコポンだのキンカンだのが実をつけているのが南国熊本、という感じもしますが、考えてみれば私の実家にもハッサクあるしなあ。左手に九州沖縄農業研究センターを(ホルスタインもいました)、右手に熊本高専を眺めて、御代志到着。
 御代志は、なんか中途半端な終点駅で、バス接続があるといえば聞こえがよいのですが、殺風景もいいところです。まあ、菊池まで行ってたところの中間駅ですから、仕方ないのかもしれませんが。折り返し列車で今度は藤崎宮前へ。駅ビルの中の駅ですが、無人駅。駅前へ出て、上熊本駅へ行くバスでもあれば利用しようかと思ったのですが、そんなものはなし。熊本市電の通町筋へ歩くことも考えたのですが、結局熊本市電の上熊本線が残ってしまいますからこれも意味なし。あとでU竹氏から「熊本→田崎橋→健軍町→通町筋…徒歩で藤崎宮前→御代志→北熊本→上熊本→辛島町→熊本駅前」という経路を示されて、確かにそれはなるほどでした。藤崎宮前と御代志の時間がもったいなかったですし。結局、北熊本へ戻り、上熊本へ出て、今度は熊本市電に乗り換え。
 熊本市電は、02.16だと熊本城マラソンで一部区間の運休があったようですが、本日は関係なし。新町と洗馬橋の間が専用軌道になっているのは知りませんでした。辛島町から通町筋の間は1996年に乗車した区間ですが、軌道緑化が進んでいたのには驚き。通町筋からは初乗りの区間となって、この間、大牟田を予定通り15:16発の5335Mに乗車したU竹氏とメールでやり取りしながら健軍町へ。この時点では私は熊本16:36発の6345M八代行きに乗車する予定でしたが、健軍町では先発の田崎橋行きには間に合わず、15:44発に乗車。道中U竹氏とのメールで、U竹氏は5335Mで八代へ先行、私は6345Mをあきらめて熊本16:49発の5337Mで八代へ向かうことに。渋滞と、だんだん混雑してきたこともあり、どうも少し遅れている感じです。熊本駅前ー通町筋が前回(1996年)乗車区間だったので、熊本駅前からは初乗り区間。3分程度遅れて田崎橋到着。電車もすぐに折り返して、熊本駅前下車。無事に5337Mに乗車しましたが、計算していた、ほぼ最大限の乗車所要時間となってしまい、やはり早く出ないといけないですなあ。
 5337Mはロングシート2両。空いているのが幸いというものです。終点八代で下車。日本製紙の工場があるので、伊予三島と同様の特有の匂いがします。2番線から跨線橋を渡って、駅本屋前にいたU竹氏と合流。0番線の肥薩おれんじ鉄道に乗り継ぎ。
 こちらも2両編成ですが、1両目がファミリーマートラッピングで2両目がくまモンラッピング。2両目にえらいでかい先客がいるな、と思ったらくまモンでした。車内はガラガラ。発車して、U竹氏に買い出しして頂いていたビールで乾杯。山側へカーブして、肥薩線の上を越えて海岸線へ。しかしいい景色です。対岸に見えるのは下天草だそうで、こういうところをのんびり行くのはまさに汽車旅の醍醐味というのでしょうか。改めて車内を見回すとくまモンだらけ。さすがに暮れてきて湯浦に到着。
 暗い中を今夜の宿の亀井荘に。素泊まりなので夕食を食べに行くのに、まずは明日が早いので精算を済ませて、宿で店やらコンビニやらの説明を聞いてから、一応目星をつけてあった”ぱせり”という店へ行ってみると、既に満員との札がぶら下がっています。とはいえ、あまり客はいなさそうだったので,一応、店の中を覗いてみましたが、店員も誰も出て来ないので、あきらめて退散。ここの夕食を一番危惧していた、U竹氏の懸念が現実のものとなってきます。宿からはさらに遠いコンビニまで行って戻り、ヘルシーパーク湯浦も覗いてみましたが、ここの食堂は昼間だけ。ヘルシーパークの前に、なんというか、たこ焼き屋がついでにからあげくらい出してます、という感じの”清水屋”という店もあったのですが、ここはさすがに、ということで、”こころ”という居酒屋へ。もうここより他に店はなさそうで、敷居が高そうな感じはしたのですが入店。地元の馴染み客がカウンターにいて、こちらは小上がりへ。早速生ビールで乾杯。ヤマイモのフライを頼んだら、縦に4つ割か6つ割にしたかなり大きいのが出てきてこれはちょっと感動しました。値段もリーズナブルで、よろしかったのではないでしょうか。
 宿に戻って温泉に。かなりぬるいのですが、その分長く入って温まる感じです。これで外来入湯でも\200ですから、九州の温泉のレベルの高さは恐るべき,ですね。

2014.02.09(Sun.)
湯浦06:32−(6103D)→07:11出水
出水07:36−(8311D・快速・オーシャンライナーさつま1号)→09:31鹿児島中央
鹿児島中央10:01−(1333D)→12:49枕崎
枕崎13:18−(1346D)→15:36谷山
谷山15:54−(192)→16:24(16:34)鹿児島駅前
鹿児島駅前16:28(16:37)−(191)→16:51(17:08)郡元
郡元16:52(17:13)−(200)→17:05(17:23)鹿児島中央駅前
鹿児島中央17:27−(6954M)→19:06都城
都城19:34−(6887M)→19:37西都城

 明けて02.09、暗い中を宿を出て、湯浦駅へ向かう踏切で、ちょうど上りの2番列車である、6206Dがやってきました。意外だったのは湯浦駅に乗客がいたことで、まあ下り1番列車ですからおかしくないのかもしれませんが。車内にはやはり妙な乗客が。私見では、この分座席定員が減るんですが、いいんでしょうかね。暗い中、高校生も乗車しています。新水俣手前でようやく明るくなって、水俣では高校生含めてほとんどの乗客が下車。しばらく行くと、海沿いに出て、出水到着。ここで下車して後続の快速に乗り継ぎ。駅前にはC56 92号機が保存されています。いったん、新幹線側のJR駅舎へ行くと、売店が開いていたので朝食を購入。オーシャンライナーさつま1号は八代側川内側で塗り分けが違う、銀河鉄道999ラッピング車両。車内はガラガラですが、転換クロスシート、でゆったりしたものです。ところで出水といえば鶴ですが、ホームにも飛来数カウントのボードが。もう今期調査は終了なのだそうですが、その他の2羽ってなんでしょうかね。
 列車は定刻に発車。なるほど外を見ていると鶴を見かけます。阿久根の手前でまた海岸線に出て、阿久根市街を抜けるとまた海沿いに。遠くに見えるのはU竹氏によれば甑島だそうです。薩摩高城を過ぎてしばらくすると、内陸へ入って川内へ。ここからJR線ですが、快速運転だし、鹿児島へ遊びに行くには適当な時間だと思うのですが、案外と乗客が増えません。伊集院で、鹿児島交通の線路跡を探してみましたがよくわからず。結局、少し座席に空きがある状態で鹿児島中央到着。
 既に1333Dが入線していたので、ガラガラの車内に荷物を置いてから”指宿のたまて箱”を撮影。”きりしま”も撮影してから買い出し。酒類は階段を下りたところのコンビニで購入して、肴は改札口を出たところの土産物屋で、さつま揚げを実演販売中だったのでいくつかチョイスして購入。1333Dの座席もそれなりに埋まっていました。発車間際にはほぼ満員。
 発車してしばらくすると、桜島が見えてきます。市電を見下ろす南鹿児島、谷山、と進むにつれてどんどん車内は空いてきて、平川あたりではかなり余裕のある状態に。平川過ぎてからの海沿いの景色は、桜島の向こうに大隅半島が見えてきれいですね。喜入の石油基地は流石の規模。大分空いていた車内は指宿でガラガラに。山川で17分の大休止。ここで、運転士に西大山での停車時間を確認。2分程度は停まるとのことで安心。
 駅横には、日本最南端の有人駅の碑が。よく見ると、駅構内にはバナナが茂っています。U竹氏は長い停車時間を利用して、フェリーターミナルの方に歩いていったので、何だろうと思っていたら、しっかりビールを下げて戻ってきました。この状況でも兵站の確保に余念のないところが流石です。
 山川を発車すると少し海岸線から離れて山側へ。西大山で記念の写真撮影。開聞岳がよく見えます。U竹氏の情報通り、車で来た観光客も加わっての撮影大会の趣きで、車で来てるんなら確かに列車の乗客を優先して欲しいですねえ。しかし、停車中、枕崎方の踏切は鳴りっぱなしで、これはこれでいいのか?、という感じもします。開聞岳の裾を回り込むと、少し高いところから海を見下ろしながら走るので、これまたいい景色です。西頴娃で、マヤ34-2009をDE10で挟んだ軌道検測列車と交換。遠くに海を見下ろしながら、枕崎到着。それにしても全体に景色の水準の高い路線です。
 枕崎駅前のスーパーマーケットで昼食やビールを補給しての上り。前方に開聞岳が見えて、これまたいい景色です。西大山での停車時間は、今度はなるほどあまりありません。喜入を過ぎてからだんだんと混雑してきましたが、終点を前に高架工事の始まった谷山で下車。鹿児島市電の谷山電停までは少し距離があり、それでも15:48発の電車に間に合ったつもりで、なんとなく3車体連接の100形に座ったら、隣の車両が先に出て行きました。U竹氏は全線乗車していると座席の確保が怪しくなることを気にして、すでに乗車済みだしついでに補給もできるので、と、郡元で下車して1系統に乗り換え。私は全線乗車のため、そのまま乗車。目立って混雑,というほどではありませんでしたし、遅れているという実感もなかったのですが、10分くらい遅れて鹿児島駅前到着。
 鹿児島駅前からは1系統に乗り換え。今度はだんだんと混んできて、高見馬場で右へ曲がる2系統の軌道と別れて、鹿児島中央駅前方面へ。鹿児島中央駅前でかなりの下車客。遅れは拡大してきてますし、6954Mの入線時刻は17:15との連絡を受けていましたから、このままでは折り返しても入線時刻には間に合いそうにありません。郡元到着は、予定より17分遅れ。すぐに折り返しましたが、鹿児島中央駅前到着時には17:23で、かなり急いで、最後は走って6954Mに滑り込み。熊本でもそうでしたが、市電に乗車するのは、時間に余裕見ておかないとダメですね。
 ともあれ、U竹氏が確保していた座席に落ち着き、これまた買い出しして頂いていたビールとさつま揚げで乾杯。鹿児島を過ぎると海岸沿いに出て、少し噴煙が出ていた桜島が大きく見えます。ここもいい景色ですねえ。隼人まで来て、これでJR九州の在来線は完乗。暗くなって都城到着。少し雨が降っています。
 駅近くのホテルα-1に荷物を置いて、夕食に出かけることに。どちらかいえば、都城駅前の一画よりは西都城に近い、牟田町というあたりが盛り場のようなので、そちらへ移動することに。雨はようやく上がりましたが、ちょうど電車があったので、西都城まで移動。駅名票には、1987.03.28に廃止になった、志布志線今町駅の名前がうっすらと残っています。この駅を利用するのは、1996年以来のはずですが、この駅名票はなんか記憶通りです。都城は、さすがに、古くからの九州の10万都市ですから、盛り場もそこそこの規模です。少しさ迷ってから、七輪で鳥やら何やら焼く店に。考えようによっては、単に七輪焼肉の店に入った、と言えないこともないですかねえ。帰りも電車、と思いましたが、何せ1時間に1本で、時間があわなかったので歩いて帰ることに。その途中の中華料理屋でラーメンを食べましたが、これが珍しいことにいわゆる東京中華そばで、しかもけっこうなお味でした。

2014.02.10(Mon.)
都城06:40−(2923D)→08:13吉松
吉松09:06−(1252D)→10:03人吉
人吉10:09−(1074D・特急・九州横断特急4号)→11:10新八代
新八代11:15−(6342M)→11:48熊本
熊本12:02−(336M)→13:21荒木
荒木13:24−(4126M・快速)→13:35鳥栖
鳥栖13:50−(2857M)→14:23佐賀
佐賀14:57−(2937M)→15:44有田
有田15:48−(631D)→15:50三代橋
三代橋17:01−(635D)→17:22伊万里
伊万里17:25−(375D)→18:02松浦

 翌02.10、またまた暗い中ホテルをチェックアウト。雨が降っています。駅の売店で朝食を購入して、これまた1996年以来の吉都線に乗車。2両の車内は、各ボックスに1人程度の乗車。高校生だけではなく、通勤客らしき姿も見受けられます。前回乗車時は夏の終わりに急行”えびの”で通り過ぎた区間を、冬の雨の中を一駅ずつゆっくりと。夜は明けて明るくなってきましたが、雨模様で霧島連峰の景色は楽しめません。駅毎に乗ってきた高校生含め、小林でほとんどの乗客が下車。代わりに高校生がちらほらと入れ替わり。その高校生もえびのでいなくなってしまい、2008.08.03以来の吉松到着。
 1252Dが既に入線していたので荷物を置いて、乗って来た2923D折り返し2924Dを撮影してから、まさに駅前の吉松駅前温泉へ。ちょうど8:00からの営業だそうで、一番風呂。入湯料も\250で、九州は温泉の水準が高いことを痛感させられます。
 2008.08.03に見たときよりは天候のせいかくすんだ感じのする、C55 52を眺めて吉松駅へ戻ると、1252Dにはかなりの人数が乗り込んでいます。一風呂浴びている間にバスで来たらしい、団塊世代かそれより少し上、といった印象の団体客が乗り込んできたようで、ボックスがほとんど埋まっていましたが、空きボックスがまだあったのが面白いところ。ホームの売店は開かないようで、これは平日だからでしょうかね。吉松は駅弁が復活したようなので、あれば買ってもよかったのですが。
 09:03着の吉都線2925Dからも数名の乗客が乗り込んできて、定刻に発車。真幸では駅舎でもう特産品販売の人々がスタンバイ。”幸せの鐘”に団体客が群がっていました。スイッチバックで後退中も、真幸駅で手を振る人の姿が見えて、日本一の車窓風景でしばらく停車して、矢岳へ。駅前の人吉市SL展示館が気になりますが、残念ながらまだ中をのぞいたことがありません。大畑でまたスイッチバックして、人吉へ。吉松から妙な制服の人が乗っているなあ、と思っていた人が、このあたりで団体の添乗員と判明。ここまで特に何もしてなかったので、なんやおったんか、という感じです。
 さて、人吉からが考えどころだったのですが、進行方向右手の、窓位置のよい座席が空いていたので、”九州横断特急4号”に乗車することを決断して、1人あたり\1,350を投資して新八代/八代までの2枚きっぷを購入。あわせて兵站も。人吉駅はいつの間にやら構内踏切ができており、バリアフリー化されたのは楽でよいですなあ。慌ただしく”九州横断特急4号”と1252D”いさぶろう1号”くま川鉄道の車両を撮影。2925Dにいた団体客は、吉松−人吉間の利用かと思っていましたが、指定席に吸い込まれていきました。
 検札が回ってきて、降車駅を尋ねられたので、とりあえず新八代と返事したあたりで、いよいよ川線区間です。渡をすぎて球磨川が進行方向右手に移ってきます。2008.08.02に乗車したときは、球磨川の川面はラフティングだらけでしたが、さすがに冬の今日はそんなこともなく。特急だけに車内販売も回ってきたので、ビールとサンドイッチを補給。鎌瀬の手前でまた川を渡り、肥薩おれんじ鉄道の下をくぐって八代へ。もう一駅行って、新八代で下車。
 新八代からは、左手に使われなくなった、新幹線駅への築堤を眺めつつ、ロングシートに座って熊本へ。駅ビル内のコンビニでワインなど少し買い出ししましたが、やってきたのがまたもやロングシートの815系。まあここはしょうがないか、と思いつつ、少しでも鳥栖に早く着くという理由で、荒木で快速小倉行きの4126Mに乗り継ぎ。この車両が熊本から入ってれば、と思うのですが…。
 さて問題は鳥栖からの接続の2857Mで、817系で有明海を眺めながらのんびり飲むつもりでいたのですが、鳥栖直前でU竹氏が「ときどき415系のロングシートが入ってくるんだよな…」と、懸念を口に出したとき、まさに鳥栖駅の久留米方に停まっていた415系が鳥栖駅ホームへ向かって動き出して、「ひょっとしてあれじゃないですか」との懸念が大当たり。
 まあ仕方ないので、座席を確保して、乗車ホームである、6番ホームのかしわうどんで遅い昼食。つくづく2857Mが415系なのが残念きわまりないですが、仕方ないですなあ。吉野ケ里公園で、後続の4013M/6013M・特急”みどり13号・ハウステンボス13号”に追い抜かれます。このあたりで、このまま乗っていてもどうも面白くないし、じゃあどこか、U竹氏も入ったことのない温泉に入るか、いずれにしてもこのまま乗って行く手はないな、ということで、2857Mを佐賀で下車。
 温泉行かずに、唐津線〜筑肥線経由で伊万里へ行く手もあったのですが、一度改札を出て協議の結果、有田、というか、隣駅の三代橋最寄りの有田温泉に行くことに。
 臨時特急(9025M・かもめ95号)が走る関係で時刻変更がされている、佐世保線の2937Mに乗車。車内はそれほど混んではいません。牛津では、小城市議会議員選挙の演説が駅前広場からやかましく聞こえてきます。かつては駅弁も売っていた肥前山口ですが、U竹氏曰く、いまや売店すらもないそうで、ここから佐世保線へ。松浦鉄道への乗り換え時間のあまりない有田駅で、U竹氏が一旦改札を出るというので何かと思えば、有田駅観光案内所で、”ハマ”という、磁器を焼くときに下に敷く板みたいなものを配っていて、それをもらうためでした。佐賀新聞によれば、2009.09から配布しているようで、U竹氏は、これをコースター代わりに使うのだそうです。乗り継いだ車内は混雑していましたが、1駅だけ乗車して、三代橋へ。並行して走っていた佐世保線と別れてすぐの場所に駅がありました。
 三代橋から歩いて有田温泉へ。入湯料\600とのことで、これが破格の値段に感じます。その割には、浴室も狭く、今朝の吉松駅前温泉に比べれば、はっきり見劣りがします。それでも露天風呂があるのかと思ったら、なんと水風呂で、そういえば湯気が上がってませんでしたが、これは外にサウナを設けているためのようです。まあ、関東近辺だとこんなものなんでしょうがねえ。
 温泉を出て、三代橋駅へ。コンビニまで行くと時間的に列車に間に合うかどうか微妙だったので補給は自重。4017M/6017M・特急”みどり17号・ハウステンボス17号”を遠くに眺めているうちに、乗車する635Dがガラガラでやってきました。
 有田川が左窓に移ってきた後、急に広がったな、と思ったあたりで、線路は有田川からそれて伊万里へ。ここで375Dに乗り換え。こちらもガラガラ。ところどころで海が見え、向かいには造船所が見えたりしますが、家並みで遮られたり、山手に入ったり草木が邪魔で見えなかったりで、それほどには視界はよくありません。車窓を楽しみつつビールでも、と考えた場合にはU竹氏の指摘ですが「松浦鉄道は車両にトイレをつけて、沿線の雑草を刈るべきである」というのに納得です。
 暗くなってきて松浦到着。358Dとの列車交換など撮影してから、本日の宿の、シングルがなくてツインを押さえていた松浦シティホテルへ。荷物を置いて、少し街を歩いてから、ホテルまでの道筋であたりをつけていた”あじ彩”という店へ。刺身がとにかく旨かったですが、やはり白眉はてっさ、でした。ホテルへ戻り、1Fの大浴場(残念ながら温泉ではないようです)に入って、部屋で熊本からわざわざ運んできただけとなったワインで飲み直し。

2014.02.11(Tue.)
松浦07:12−(321D〜1321D・普通〜快速)→09:05佐世保
佐世保09:25−(3223D・快速・シーサイドライナー)→10:33諌早
諌早11:13−(205・急行)→12:12島原外港
島原港12:35−(島原鉄道高速船・3便)→13:25(13:18)三池港
大牟田14:20−(4252M・快速)→15:22博多
博多15:44−(295)→15:50天神
天神16:23−(322)→16:34福岡空港
福岡17:40(17:43)−(NH264)→19:15(19:27)羽田

 02.11もまた、明け切らないうちに松浦駅へ。321Dが406Dとの交換待ちで停車している間に、夜が明けてきました。その406Dに、松浦鉄道で唯一トイレつきのMR-501がやってきたのと入れ違いに発車。J-POWERと九州電力の発電所が並ぶのを見て、日本最西端の駅であるたびら平戸口で308Dと交換。列車本数がかなりあるのでしょっちゅう列車交換がありますが、210Dと交換した江迎鹿町の駅名票は衝撃的でした。ここから内陸に入って佐々へ。ここから快速となるためかどうか、12分停車。増結されるのかと思いましたが、そんなこともありません。瀟洒な駅舎には休日のせいか職員はおらず、駅前のバス乗り場も閑散としています。321Dから快速となって列車番号が変わって、1321Dとなりましたが、別に増結もされないまま。
 さて、佐々からは快速。少し海辺に出たかと思うとまた山側へ。小駅を通過するときにも交換設備がないと減速しないので、そこそこスピード感があります。佐世保中央でかなりの数の乗客が下車して佐世保へ。
 3223D・快速”シーサイドライナー”の入線時刻をまず確認すると、長崎始発の224Dの折り返しであることがわかったので、慌ただしく兵站を補給してホームへ。4両でやってきたので、無事に進行方向右側の座席を確保。
 早岐から大村線へ。ハウステンボスを過ぎて大村湾沿いに出ると、さすがにいい景色です。もう少しゆっくりはしってもらいたいくらい。車内はだんだん混雑して、大村からはかなり立ち客も出て、諫早到着。
 入れ違いに大村線へ入って行く3228D・快速”シーサイドライナー”を見送って、駅前に出てうどん屋で腹ごしらえ。駅舎で買い出しして改札を通ると、すでに0番ホームに島原鉄道急行が入線していました。
 三々五々、乗客も増えて、半分くらい座席が塞がったところで発車。車内アナウンスは、地元の高校の放送部が担当しているのが微笑ましい感じです。遠くに諫早湾干拓事業の堤防や有明海が見えますが、やがて右手に見えてくる雲仙普賢岳の存在感は圧倒的です。多比良町のあたりでは、なるほど対岸の長洲が近くに見えて、最短距離であるのがよくわかります。大きな門型クレーンがよく見えるのですが、U竹氏によればそれが日立造船からユニバーサル造船を経てジャパンマリンユナイテッドに社名の変わったの有明事業所とのこと。乗客はどんどん減って、島原で大半が下車。南島原で留置されているワム80000とヨ8000とモーターカーを眺めて、貸し切り状態で島原外港に到着。加津佐方面にはまだレールがまだ残っています。
 歩いて島原外港ターミナルビルへ。三池港までは片道\1,870。今日は海が荒れているとかで,前側の座席には座れないように、ロープで締め切られていました。乗客は私達を含めて6,7名。出港すると、確かに波がドンッ、ドンッと当たる感じで、かなり揺れます。高速船だけに、揺れをものともせず突っ込んで行く感じです。右手に荒尾のグリーンランドの大観覧車がだんだん大きく見えてきます。一方で、荒尾競馬場のスタンドくらい見えるかと思っていましたが、これはよくわかりませんでした。三池港内に入ると、嘘のように波が静かになって、予定よりも7分早く桟橋に着岸
 大牟田駅へはバスが接続しているのですが、早着しただけにまだ来ていませんが、こちらは、三池港の閘門をU竹氏に解説してもらうという贅沢の後、タクシーで大牟田駅へ。駅前の総本家 黒田家でお土産の草木饅頭を購入。
 大牟田からは荒尾始発の4252M・快速に乗車して、打ち上げの乾杯。U竹氏は悩んだ末に中間温泉に向かうことにしたとのことで、博多までは一緒です。その博多でU竹氏と別れて、土産に酒でも、と思い、博多駅の阪急百貨店を覗きましたが、あまりピンと来ません。まあ、岩田屋に行きゃいいや、飛行機まで時間もあるし、と天神へ移動して岩田屋に行きましたが、2014.02.07に見かけた、”原酒 三岳”のボトルはありませんでした。やっぱり見たときに買っておくべきだったか、と、後悔しつつ、意地になって三越と大丸も見てきましたが、無いものは当然ありません。どこのデパートでも、食料品売り場でチョコレートを買う行列がものすごく、同じフロアの酒のコーナーまで行くのに大汗をかきました。
 あきらめて福岡空港へ移動。当初予定のフライトをNH264に早めて、空港内で明太子や、これまたU竹氏おすすめの三日月屋の塩ラスクを購入。また、岩田屋のショップに九州限定の焼酎”直会”があったので、国内線には持ち込みができることを確認して購入。
 羽田空港の混雑で遅れて到着。東京は、そこここに大雪の影響が残っており、聞いていた通り、自宅近くには雅人が友達と作ったというかまくらがありました。
 それにしてもちょっとした大旅行(?)でしたが、沿線風景やら各所の兵站やら温泉やらを全て完璧に把握していたU竹さんあってこその旅行でした。どうもありがとうございました。おつかれさまでした。
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