2007.08.06(Mon.)-08.08(Wed.)
 乗車区間は各日付の部分に記載。
 帰省かたがた、家族旅行に出かけてました。

2007.08.06(Mon.)
東京11:35−(NH251)→13:25福岡
福岡空港13:52−(273)→13:58博多
博多14:30−(3031M・特急・ソニック31号)→15:17小倉
小倉15:20−(4348M・快速)→15:33門司港

 前日までの支度にはかなり余裕をもって終了するという、わが家には珍しい状況だったので、その気分のままにバタバタせずに余裕時間をみて羽田へ向かったつもりでしたが、これが意外と(?)羽田に着いた時点では出発まで1時間を切っていました。それでも、昼食の買い物をして、747-400に搭乗。多少遅れて福岡到着。
 福岡空港から博多までは地下鉄2駅。普通にきっぷを買ったんですが、小学生の場合は、”ちかまるきっぷ”という、なんと100円で地下鉄全線1日乗り放題のきっぷを売ってましたから、こっちの方が30円安くなったんですな。
 博多駅では、自由席用の”2枚きっぷ”(博多−小倉・門司港間が運賃+自由席特急券で2,600円)と小人のきっぷを普通に買ってホームへ。ちょうどホームには博多止まりのリレーつばめがいました。これが回送で出ていってからお目当てのソニックが入線。”ゆふいんの森”や”ハウステンボス”や”かもめ”の姿も見えて、さすがににぎやかです。
 車内に乗り込むと、シートは革張りだし、列車名の刻印された床は木で、「四国の特急と全然違う」というのがカミさんの弁。そりゃまあ、デザイナー1人で徹底してますからねえ。乗換駅の小倉が近づくと雨がぱらぱらと。小倉で普通列車に乗り換えて門司港に到着しましたが、雨が結構激しいので、雨宿りかたがた貴賓室駅長室を見ているうちに、夕立も小やみになったので、宿泊先の門司港ホテルへ。ここ、私はいわゆる”デザイナーズホテル”だというのをどこかで聞いた記憶があるにもかかわらず、何となし、既存の倉庫か何かを改装した建物だと思い込んでいました。ホテルのパンフレットで知りましたが、故・アルド・ロッシ氏という、相当に著名な建築家の手によるデザインだそうで。
 今回はレトロ側(812号室)と海峡側(823号室)、両方を1部屋ずつ取ってみましたが、さすがに海側の眺めはいいですねえ。部屋の内装自体は同じでした。禁煙室がないので、消臭対応ということでしたが、別にタバコは気にならなかったし、事前に部屋同志は近づけるよう依頼したら、廊下を挟んで向かい合わせの部屋でした。
 夕立も上がったので、ホテルの周囲を少し散歩してから、夕食を取りに、あらかじめ中村(show)さんに教えてもらっていた回転寿司の海人へ。話の通り、来るネタ全て美味しく、これまた準備してあった関門海峡Navi割引クーポンも使えて満腹で大満足しました。あと、醤油が甘い(ま、たまり醤油や普通の醤油に比べると、明らかに甘味があるということです)のが、面白かったです。
 いったんホテルへ戻ってから、ホテル主催の「イルミネーションバスツアー」に。今回は、このツアーつきでのパックを予約したので、料金500円の支払はなし。20:00出発で約1時間30分のコース、経路はホテル−和布刈第2展望台(ここで10分ほど休憩)−関門トンネル−赤間神宮−春帆楼−唐戸市場−壇之浦PA(ここで20分ほど休憩)−関門橋−ホテルというもの。赤間神宮−春帆楼−唐戸市場は、もちろん横を通っただけで、唐戸市場で方向転換して戻った、というコースです。和布刈第2展望台からの関門橋や、ライトアップされた赤間神宮がきれいでしたが、個人的には壇之浦パーキングエリアで「おお、ここがあの”サイコロ2”の」と思ったのが一番の印象だったりします。あと、和布刈第2展望台から関門橋を見て思ったんですが、あの位置は、台風が来たときに関門橋の様子を門司側から放映しているときにテレビカメラがいる位置じゃないでしょうかね?
 雅人はさすがにバスの中で寝てしまい、そのまんまホテルへ連れて帰っても起きず、理紗子もホテルに帰るとすぐに寝てしまいました。

2007.08.07(Tue.)
門司港10:30−(関門汽船)→10:35下関(唐戸)
下関(唐戸)13:00−(関門汽船)→13:05門司港
門司港15:25−(623H)→15:31門司
門司15:41−(5558M)→15:48下関
下関15:56−(5569M)→16:09小倉
小倉16:20−(133)→16:22旦過
旦過16:33−(138)→16:36小倉
小倉17:01−(2544M)→17:15門司港

 朝食を取りにホテルのダイニングルーム"PORTONE"へ。何となく、内装は南国のリゾートっぽい、というか、タイのホテルっぽい感じでした。で、U竹氏から事前に聞いていた通り、朝食ビュッフェには辛子明太子が並んでいて、他にもふくの南蛮漬けやらふくの一夜干しの焼いたのがあり、さすが関門地区、という感じです。
 部屋に戻って、下関側を観察すると、昨夜のバスツアーのおかげで、赤間神宮の場所などにあたりがつきます。
 さて、この日はまず歩いて門司の桟橋へ。関門汽船で5分、唐戸桟橋に到着。目的地は海響館で、九州鉄道記念館海峡ドラマシップとの、3施設セットになった入場券を、2施設行けば元が取れるからと購入。入場したときはちょうど、アシカとイルカのショーをやってました。ペンギンのえさやりを見て、いろんな展示を見ましたが、私には、関門関係と、フグの展示が面白かったです。私の一押しはホワイトバードボックスフィッシュですが、マンボウやメコン川のフグ(いること自体知りませんでした)なんてのも面白かったです。また、”海峡ずし−寿司ネタの生き物”なんて企画もやってました。
 海響館を出て、また船で門司へ。ちょうど、ヴォイジャーやって来るのが見えました。最初は、ブルーウイングもじがちょうど上がっていたので、これは橋の間を通って船だまりに入るんじゃないかと思いましたが、大きさから言って明らかに無理ですな。乗り場はブルーウイングもじの横ですし。
 昼食は、海峡プラザの中の瓦そば たかせへ。目当てはもちろん瓦そばで、これははじめてで珍しかったし、美味しかったんですが、理紗子から「瓦って何」という質問が出て、ちょっと絶句しました。確かに、あんまり瓦屋根の家なんて見ていないものなあ。
 昼食後は九州鉄道記念館へ。私は2度目ですが、前回内部を見られなかったキハ07 41の車内に入れたのがよかったです。展示には雅人は喜んでましたが、理紗子はまあ飽きるだろうし、カミさんは余計に、なので、ここでカミさんと理紗子の組とは別行動とし、雅人がもっと喜ぶかと思って屋外のミニ列車に雅人を乗せてみましたが、反応イマイチ。聞いてみると「本物の動く電車がいい」とのご発言。
 それでは、と、門司港駅へ向かい、まず門司へ。「海底トンネル通ってみるか?」と確認すると、「うん」というので下関へ。普通列車用の車両が現状これしかないんですが、国鉄時代からの415系で、少し雨がぱらついてきたこともありましたが、この車両が下関駅に着くと、下関駅自体もちょっと薄暗くて、レトロというよりは古色蒼然という感じになります。
 折り返して今度は小倉へ。モノレールに乗るかどうか聞くと雅人が乗るというので、小倉から100円区間の旦過まで往復。門司港駅へ戻ると、また雨が少し激しくなりましたが、すぐに止んだのでホテルへ帰投。カミさんと理紗子は、お茶を飲みに旧三井倶楽部へ入ったところ、残念ながら休憩時間だったそうで、桟橋近くのカフェまで行って、あと少し散歩していたそうでした。
 夕食は、海響館で寿司の展示見たからって訳でもないですが、またまた海人へ。本日も大満足。ホテルの周辺を散策してから帰宿。雅人に今日一番面白かったのは何か尋ねると「モノレール」との返事が来るというオチがつきました。レトロ側の部屋はちょうどレトロ横丁の延長線上で、この日も客待ちのタクシーの列がよく見えました。

2007.08.08(Wed.)
門司港10:54(10:58)−(石崎汽船)→13:40(13:50)松山観光港
松山観光港14:00−(伊予鉄道バス)→14:02高浜
高浜14:13−(77)→14:33松山市駅
松山市駅前14:40−(1101)→14:47松山駅前
松山15:18−(24M・特急・しおかぜ24号)→16:44伊予三島

 もう、この日はほぼ1日移動。朝食後チェックアウトして、門司の桟橋へ。石崎汽船のシーマックスに乗船。私は7年前以来、2度目の乗船です。やや遅れて松山からやって来た船に乗り込むと、かなり空いてます。関門海峡や海峡を出てしばらくはずいぶん揺れる感じで、軽く酔ったのかどうか、理紗子が珍しく乗物で眠ってしまいました。松山に近づくと、あんまり揺れなくなりましたが、海流の影響による(?)遅れもあって、松山観光港到着
 松山観光港からはリムジンバスで直接松山駅へ出るつもりだったのですが、のんびりしている間にリムジンバスが発車してしまい、通常の路線バスで高浜駅へ。たった2分なので乗ったらすぐ、という感じです。私は実は伊予鉄道の高浜線ははじめてで、松山市駅方と高浜駅方で前面の異なる(そりゃ、片方はあとで追加した運転台ですからねえ)伊予鉄800系に乗車。
 ”東京ラブストーリー”のロケが行われた梅津寺駅では、海側のホームの柵に、ハンカチが結びつけられているのが見えました。衣山−古町間の高架を渡り、古町では市内線を眺め、大手町の平面交差を経て松山市駅到着。
 乗り換えたJR松山駅方面の電車は、低床のモハ2100系で、松山にもこういう電車が走るんだなあ、との感慨を覚えました。
 松山駅からは”しおかぜ”併結の”いしづち”編成で伊予三島へ。長い帰省の旅でした。

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