2005.11.05(Thu.)
新越谷6:02−(2602・準急)→6:12西新井
西新井6:15−(601D)→6:17大師前
大師前6:20−(602D)→6:22西新井
西新井6:25−(2200・準急)→6:39曳舟
曳舟6:43−(B9)→6:50亀戸
亀戸6:55−(609C)→7:04秋葉原
秋葉原7:48−(4009・区間快速)→8:40つくば
つくばセンター8:53−(関東鉄道バス)→9:16ひたち野うしく駅
ひたち野うしく9:38−(356M)→9:55取手
取手10:13−(5047)→11:32下館
下館11:56−(745M)→12:38友部
友部12:45−(363M)→13:07勝田
勝田13:14−(127)→13:40阿字ヶ浦
阿字ヶ浦13:57−(130)→14:24勝田
勝田14:31−(640M)→14:38水戸
水戸14:45−(155D)→15:30新鉾田
新鉾田−(徒歩)→鉾田
鉾田16:04−(30)→16:59石岡
石岡17:04−(436M)→18:41上野

 (仮称)TX実地調査研究会に出かけてきました。相談役名誉会長代表幹事ファウンダーCEO(教育)はU竹氏で、要するにつくばエクスプレス(TX)初乗りと、ついでにちょうど発売されている”ときわ路パス”を使って、茨城県内のローカル私鉄にも乗車してこよう、という趣向です。
 集合場所と時刻は、TX秋葉原駅1番ホーム3号車付近に7:30というものでしたが、ついでのことに、私は、いままで乗車していなかった、大師線と亀戸線に乗車して東武鉄道全線完乗を目的に、早朝の出発としました。北千住から入ることも考えたのですが、結局武蔵野線で南越谷へ出て、新越谷から南下する経路を選択すると、ちょうど、新越谷到着の頃に日が昇り、まずは複々線区間を西新井へ。西新井で大師線に乗り換えようとすると、なるほど聞いていた通り、大師線ホームへの通路に自動改札機が。これで大師前駅には改札が不要となるわけで合理的ですな。2両編成・ワンマン運転の列車は結構乗っていて、発車したかと思うとすぐに左へカーブして伊勢崎線と別れたと思ったらすぐに大師前駅に到着。高架の立派な駅でしたが、下まで降りて駅舎の外に出ると、周囲は結構雑然としてました。
 すぐに西新井へ引き返し、浅草行の準急に乗り継ぎ。やってきたのがクロスシート2扉の6050系で、車内は満員でしたが、北千住、牛田で大量下車があり、そこからはガラガラです。西新井を3分後発の中央林間行き区間準急に、鐘ケ淵駅で抜かれるかと思っていましたが、結局曳舟まで逃げ切って接続を取っていました。後で気がつきましたが、最後尾(東武動物公園方)は、会津鉄道の車両ですね。
 大急ぎで乗り継いだ亀戸線も、2両編成のワンマン運転ですが、こちらは大師線とは異なり、曳舟駅を出るとすぐに複線になり、地平を走ります。こちらも車内はそこそこ乗っていました。”東あずま”という駅名には何じゃそりゃ、と思いましたが、帰って調べたところでは吾嬬(あずま)町の東、ということのようで。あと、亀戸水神駅に「亀戸天神は、隣の亀戸駅が最寄りです」という意味の掲示が何枚もあったのが面白かったです。
 亀戸から総武線で秋葉原へ出てTXの改札へ。ここでまずH生田氏を見つけ、続いてI塚氏と合流して、ホームへ。K持氏、U竹氏、C葉氏もやってきて、車内へ乗り込みますが、座席は空きボックスがない程度には混雑しています。都内はほとんど地下区間で、北千住の手前で高架に上り、ここから快速区間。と思ったらまた地下へ。地上の高架区間も、遮音壁がかなり高く、あまり景色を見るには適当ではありませんが、スピード感はかなりのものです。揺れもほとんどありません。北千住でも南流山でも乗客が増えて、守谷へ。ここでも下車より乗車の方が多い感じで、結局立ち客も出てつくば駅到着。守谷駅を出たところの交流への切り替えは、乗っていてよくわからない感じでした。つくばでは、U竹氏とC葉氏がそれぞれ何度目かの日本全国全線完乗達成です。
 地上のバス乗り場(つくばセンター)へ出ると、どうもTXからの乗客は、時期からも紅葉狩りということか、筑波山方面のバスへ乗り継ぐ客が大半だったらしく、臨時バス含めてかなりなにぎわいです。研究会一行は、つくばセンター発のひたち野うしく駅行バスに乗り継ぎ。こちらはガラガラでした。ほとんど定刻通りに走ってひたち野うしく駅到着。ここまでのバス運賃が500円というのは、結構割高な感じですね。ここで、”ときわ路パス”を入手して、常磐線上野行に乗車。これはかなり混んでました。このまま仕事に行くK持氏と別れて、5名となった研究会一行は関東鉄道常総線のホームへ。待っていたのは残念ながらオールロングシートの2両編成。ホーム上のそば屋で腹の虫を押さえて、ガラガラの列車に乗り込みますが、早起きの影響もあり、私はすぐに爆睡してしまい、はっきりと気がついたのが下妻駅でした。ここで列車交換して、下館へ。私には6年振りの常総線ですが、大半の区間を眠って過ごしたことになります。
 下館では真岡鐵道の車両を見、少し買い出ししてから友部行に乗車。まずまずの乗車でしたが、座席は空いていましたので、一行はここで軽く乾杯。工事中で何か落ち着かない友部駅で常磐線に乗り換え。編成が長いので楽に着席、勝田へ。
 ここで茨城交通に乗り換え。ここも私には6年振りです。茨城交通のホームに待っていたのはキハ20の単行で、またまた旅行気分が盛り上がります。早速売店で仕入れたビールで乾杯。旧型車両がたくさん留置されている那珂湊で交換待ちしていた上り列車は、国鉄色のキハ20で、I塚氏が特に喜んでました。少し海が見えて、阿字ケ浦到着。
 海水浴シーズンはともかく、季節外れの阿字ケ浦駅はがらんとして、風が吹き抜けるだけでしたが、構内には旧羽幌炭鉱鉄道のキハ22が留置されていました。塗り直して、旧社名まで記入していましたから、何かイベントに使ったんじゃないかと思いますが、少々もったいないですね。ずいぶん離れた酒屋までU竹氏自ら買い出しに行って、帰路もまた乾杯。那珂湊で、今度は勝田から戻ってきた国鉄色キハ20を撮影して、勝田へ。
 勝田から水戸へ戻って、今度は鹿島臨海鉄道に。転換クロスのディーゼルカー2両編成で、そこそこ混雑していましたがU竹氏の尽力もあり、通路を挟んで座席を確保してまた乾杯。大洗で大量に下車がありましたが、全体に太平洋に沿った丘陵地帯を淡々と走って新鉾田到着。北浦方向へ発車していく列車を見送ってから改札を出て、鹿島鉄道鉾田駅までは徒歩。U竹氏の記憶頼り(?)に鉾田駅まで、それほど迷わずに到着しましたが、6年前、私はタクシーを利用したので、道のりに全く自信がありませんでしたから、一人ならもっと時間がかかったでしょう。
 石岡からやってきた車両は、旧型車ではなかったので、逆にいうとボックスシートがありますから安心して駅前で買い出しして宴会開始。霞ヶ浦に夕日が沈み、常陸小川で留置されているDD901を見て、石岡に着くともう周囲は真っ暗でした。
 ここで常磐線に乗り換えて、さらに土浦からバスでつくばセンターへ出て、TXで都内へ戻る予定だったのですが、幸い常磐線の車内は空いていたので、このまま上野に戻ることに衆議一決。
 土浦での9分の停車時間を利用して買い出しして、また宴会。何かで土浦発車が5分ほど遅れましたが、上野にはほぼ定刻に到着。ちょうど、”北斗星3号”が発車していくところでした。(仮称)TX実地調査研究会の一行は、そのまま御徒町へ出て、研究会の打ち上げに向かったのでした。
 ちなみに、”ときわ路パス”ですが、普通列車自由席が乗り降り自由のフリーエリアは、JRが常磐線取手−大津港、水戸線小田林−友部、水郡線水戸−常陸大子及び上菅谷−常陸太田、これに関東鉄道常総線全線(取手−下館)、鹿島鉄道全線(石岡−鉾田)、茨城交通全線(勝田−阿字ケ浦)、鹿島臨海鉄道水戸−新鉾田で、2,000円。発売個所が、フリーエリア内のJRの主な駅のみどりの窓口、びゅうプラザですから、水戸支社管内まで行かなければ買えない(かつ、フリーエリア内の私鉄駅では買えない)のが難点ではありますが、実にありがたいきっぷで、今回乗車の私鉄区間だけで4,430円ですから、今回ずいぶん使いでがあったというものです。
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