「……そういう問題じゃねぇだろ?」

 あなたのその言葉に少女は続きの言葉を待っています。

「それをいうなら俺だって『王子』でしかも『世継ぎ』なんだぜ?料理なんかできるはずないだろ、普通なら。だけど俺は出来てる。人並みに……、いや人並み以上に旨いモンつくれてる。それは俺ができるようになりたいって努力したからだ」

 まっ、才能もあるけど、────そう付け足していいました。

「あんたの努力というか、やる気がホンモンじゃないからいつまでたっても上手くなれない、いつか幽閉も解かれて自分で作る必要が再びなくなる、そう心のどこかで思ってるから上手くならない、そうじゃないのか?」

 あなたの言葉に少女は落ち込んだ表情を浮かべました。

   

「……そうかもしれないね。あたしは自由になりたい、王女なんて窮屈だ、なんて思いながらもその王女であることの『権利』だけは手放そうとしてなかったんだ。なんて欲張りで、わがままだったんだろ……」

 少女は落ち込んで、うなだれてしまいました。



 しかしすぐにきっ、と表情を引き締め、あなたに向かって宣言しました。

「もうこれからは『王女』であることに頼らない。自分で何でもできるようになってみせる!」

 少女の瞳は強い意志に輝いていました。

  

 

   さてあなたはどういう言葉をかけてあげますか?


A 「それでいいんじゃねえの?
B 「時間の無駄無駄!あんたには才能ないよ」