「やる気さえあれば何とかなるもんさ、いくらあんたが世界最強の不器用でもな」
「何ーっ!」

 彼女はかっと怒りの表情を浮かべました。しかしあなたはすかさず笑いかけます。

「本気なんだったらお前にだったら教えてやってもいいぞ、料理でも洗濯でもそうじでも、……ただしタダとはいかないけどな」

 その言葉に彼女も笑います。

「あたしがあんたに払ってやれるあたしの持ってるもので価値があるもんなんか、『あたし』だけだよ?」
「それでいいさ、……いや」

 小さく首を振り、言い直します。

「それがいい」

 あなたは少女の手をとりました。

      

 
 それから2年後、共に森を出たあなたと少女はそれこそ数えきれない程の喧嘩を繰り替えしながら一つの節目を迎えました。

「おまえなあ、何でこんな大事な日に寝過ごすんだよ」
「それはあんたが昨日寝かしてくんなかったからだろ!」
「俺はちゃんと起きたぜ?お前と同じ時間まで起きてたのに」
「そっ、それはあんたが……」

 彼女は顔を赤らめながら言葉を濁します。それを傍で聞いていた侍従の一人が顔を赤らめながら2人の間に割って入ります。

「恐れ入りますが、式の時間になりましたのでそろそろお運びいただけないかと……」

「わかった」
「了解」

 二人はその言葉にそれぞれの言葉でうなづくと互いの顔を見合わせ笑います。

「負けないからね!」
「それは俺のセリフ」

 手を取り合い、儀式の行われる広間に向かって進みます。二人が正式に夫婦となるその儀式の広間に─────。

     

                                  The end.

  


 
心理分析結果
 


 あなたはいわゆる『澤村タイプ』です。

 本当はシャイで素直な一面を持つあなた。それを隠そうとしてしまいがちですが、たまにはそれをさらけだしてみるのもいいかも。きっと幸せがあなたの元に訪れますよ。


        

menuに戻る