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CONCEPT(コンセプト)

木の文化

日本の森林面積は国土面積に対して約67%と国土の2/3が森林です。 匠人たちはその豊富な木材を使いこなし、木造建築は洗練されてきました。 現代の日本建築は様々な素材と新しい技術があり、自然素材のない空間も一般的になりつつあります。 その中で、木の空間の美意識もう一度取り戻し、命の息吹を感じ取ってもらえればと考えております。

環境問題

雨風をしのぎ生命や財産を守る為には、建物が必要になります。 しかし、建築は環境に負荷をかける行為です。 材料を加工し建物の一部をつくりだすまでには、エネルギーと資源が消費されます。 また、その建物が解体され、地球の一部にもどるまでには長い長い年月が必要になります。 建物をつくらないことは人間生活において不可能に近い行為ですが、建物の寿命を長くし環境の負荷を軽減させることは可能です。 人々が建物の息吹を感じ、建物の命を大切に思っていただくこと。 そのためには、安易な建物を提案するのでなく、長く愛される建物をつくりだすことが重要だと考えています。

建築材料

建築材料は可能な限り自然素材である木材を利用出来ればと考えています。 木材は森林資源の育成と建設の循環型のサイクルをつくりだすことが可能だからです。 木造建築物の寿命は50年以上、木材を育てるには30年から60年。 ともに管理をしっかりすれば循環が可能になります。防火・防音などの機能的な要求から骨組みをコンクリートあるいは鉄骨とする場合もありますが、 有効に木材をレイアウトし、他の素材では表現できない温もりのある空間づくりをお手伝いできればと考えています。