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1999/09/05(日)
 第2回「HTMLに初挑戦」

  今回から、サンプルを入れながら説明を行っていきます。サンプルは、新規
ファイルを作成して、Windowsの「コピー&貼り付け」機能を使い、サンプ
ルファイル名で保存してお使い下さい。尚、機会があれば、知っていると役立
つ Windows 機能を説明しているホームページ等も紹介いたします。

■HTMLファイル作成にはテキストエディターを使う

  HTMLを作成するのにエディターを使います。もちろんワープロでもつくれま
すが、何故エディターを使うかといいますと、

  エディター:文書編集を目的とする。
  ワープロ  :文書編集以外に、図表の作成、文字の装飾など色々な機能がある。

  つまり、HTMLソース作成にはワープロよりエディタが適しているからです。
一般的に、プログラムのソースファイル編集に使われています。

  さらに、メモ帳より秀丸エディタ(シェアウェア)のほうが機能が豊富で使い
勝手がよくお勧めエディターです。そして、雛形となるHTMLファイルを1つ作
っておけば、複数ファイル編集時のコピー機能で作成も容易になります。これ
を機会に秀丸エディタを使ってみてはいかがでしょうか。
もちろん、私も「秀丸エディタ」で作成しています。

 [参考]
  秀丸エディタ Ver3.01  (代表的なエディター)
   ダウンロード
     http://www.forest.impress.co.jp/editor.html#hidemaru
   作者のページ
     http://hidemaru.xaxon.co.jp/

■作成したHTMLファイルを入れるフォルダとファイル名

  エクスプローラでフォルダ構成を見ると、色々なフォルダがあります。何故、
色々なフォルダが沢山あるかといいますと、

色々なプログラムやデータファイルが同一フォルダにあると、探すにも大変で
すし、同一ファイル名をつけてしまう危険性があります。それをフォルダ単位
に分ければ、上記問題がすべて解決するからです。

私たちが各データファイルを整理する場合もこのような考え方で、最初から管
理していくことをお薦めします。

フォルダ構成例
~~~~~~~~~~~~~~
・アプリケーション関連
  c:\Program Files\a\    Aプログラム
  c:\Program Files\b\    Bプログラム
  c:\Program Files\c\    Cプログラム
  c:\Temp\               一時的にファイルを格納

・自分で作ったデータファイル関連
  c:\work\photo\        写真画像ファイル
  c:\work\taro\         一太郎ファイル
  c:\work\word\         ワードファイル

  c:\work\url\          ホームページ関連ファイル
  c:\work\url\a\          Aメニュー関連ホームページファイル
  c:\work\url\b\          Bメニュー関連ホームページファイル
  c:\work\url\c\          Cメニュー関連ホームページファイル
  c:\work\url\d\          Dメニュー関連ホームページファイル

[注意事項]
ホームページ専用フォルダ・メニューごとの階層フォルダは、意味のわかる
フォルダ名にしましょう。
HTML画像ファイルのファイル名も意味のわかるネーミングにしましょう。

ファイル名
~~~~~~~~~~
 HTML ファイルの名前は、 ***.htm  **.html とします。

  htm や html はファイル拡張子と呼ばれ、HTMLのファイルであることを意味
します。

ホームページ関連の、フォルダ・ファイル名は、すべて小文字のアルファベッ
トで統一して下さい。大文字・小文字の違いだけで、せっかくプロバイダーの
Webサーバにアップロードしても表示されない。というトラブルの原因にもな
ります。


■HTMLの基本型

<HTML>
<HEAD>
<TITLE>タイトル</TITLE>
</HEAD>
<BODY>
本文
</BODY>
</HTML>

・<    >  〜 </   > が基本。これをタグといいます。
・<    > だけで意味を成すものもあります。
・<タグA><タグB> 〜 </タグB></タグA>  タグA に タグB を入れ
  る。このようなタグの組み合わせも可能です。
・タグは、半角の小文字・大文字どちらでもかまいませんが、どちらかに統一
  しましょう。

[タグの説明]
・<HTML>    〜   </HTML>   HTMLの基本
・<HEAD>    〜   </HEAD>   ヘッダ部
・<TITLE>タイトル</TITLE>  ブラウザの左上に表示される。ブッ
                           クマークした時のタイトルとなる。
・<BODY>   〜    </BODY>   本文をこの間に入れる。

  BODY 文で、文字の色、バックの色などが指定できる。
  色は RGB  赤緑青の3原色の組み合わせになる。
  色の使い方だけで、同じページでも見え方が異る。
  指定しない場合は、ディフォルトの値(色)となる。

  XX XX XX
  ~~ ~~ ~~
  R  G  B    XXは 00 から FF までの16進の値(256通り)を用います。いろん
             な色が作れます。
             つまり、 256×256×256 色となります。

  <BODY BGCOLOR="#FFFFFF" TEXT="#000000" > 〜 </BODY>
                  ~~~~~~         ~~~~~~
        バックの色(白)    文字の色(黒)

 タグによっては、上記のような属性を持たせられるものもあります。

[参考]
 赤 #FF0000    緑 #00FF00    青 #0000FF
 紫 #FF00FF  水色 #00FFFF  黄色 #FFFF00
グレー #AAAAAA   オレンジ #FF5500

 そして、自分でオリジナルの色を決めようとする際、いちいち値を変えて表
示確認してみる、という作業をやっていると大変です。

 そんな時は、ホームページ作成支援ツールを使うと便利です。

 URL紹介  HTML色設定 v2.1 (フリーソフト)
          http://member.nifty.ne.jp/sugit/bg/

         HTMLのBODYタグで指定する背景や文字などの色を簡単に設定するソフト。


■サンプル1   第2回 HTML入門 を表示させてみる。

ファイル名:smp1.html
<HTML>
<HEAD>
<TITLE>サンプル1</TITLE>
</HEAD>
<BODY>
第2回 HTML入門
</BODY>
</HTML>


■サンプル2   複数行を画面の中央に出してみる。

ファイル名:smp2.html
<HTML>
<HEAD>
<TITLE>サンプル2</TITLE>
</HEAD>
<BODY BGCOLOR="#00FFFF" TEXT="#000000">
<CENTER>
第1回 いかがでしたか。<BR>
<B>今回から、</B><BR>
本格的に勉強していきます。
どうぞ、よろしく。<BR>
</CENTER>
</BODY>
</HTML>

[タグの説明]
・ 改行には<BR>が必要となります。
・<CENTER> 〜 </CENTER>  画面中央に表示されます。
・<B> 〜 </B>            太字


■サンプルを実際に表示させてみよう。

  ブラウザの主流は、
    インターネットエクスプローラ     IE5.0
    ネットスケープコミュニケーター   NC4.6

  があり、無償で提供されています。パソコン雑誌の付録や、ダウンロードサ
イトから取得しましょう。バージョンアップが随時ありますので、必要に応じ、
最新版にしておくことをお勧めします。

  ブラウザによって、表示も若干異なります。その違いにも注意しましょう。

  smp1.html smp2.html ファイルを作ってみてください。
  表示させるには、エクスプローラ上で smp1.html をダブルクリックする。
もしくは、ブラウザを起動し、
「ファイル」->「開く」でsmp1.html を選ぶ。smp2.html も同様です。

  サンプル2は下記のように表示されました。
  3行目は、ソース上で改行しても、表示は改行されません。


             第1回 いかがでしたか。
                   今回から、
     本格的に勉強していきます。どうぞ、よろしく。


1行のサイズが異なると、行揃えができません。
別タグと組み合わせると画面の中央で、さらに行揃えもできます。(別の回で説明)

そして、ブラウザ(IE or NC)のメニューの 表示 -> ソースを選んで下さ
い。ここに表示されているのは、実際に打ち込んだタグそのものです。
このように、HTMLソースを見ることができるので、HTMLをある程度理解できる
ようになり、興味あるテクニックを使っているホームページを見かけた際には、
是非そのソースを覗いて見て下さい。上達の早道かもしれません。


■次回

 第3回「デジタルカメラの画像を表示させよう」
       画像・文章を入れたものを作り、パソコン上で表示させて見る。


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