バタフライを泳ぐときにどのように呼吸をしていますか? 1ストロークに1回、2ストロークに1回、いろいろなパターンがありますが、今回は呼吸のパターンではなく、「呼吸をしていない」ときの顔の向きについて考えていきます。 呼吸をしていないときの泳ぎで「頭を下に向けすぎ」ている人がいます。 これは呼吸をしないということを意識しすぎるあまり、顔を上げてはいけない、頭を水の中に残そうと意識してしまうためでしょう。 しかし頭の先が下を向いてしまうと力強いフィニッシュができません。 下を向くことにより背中が丸まります。背中が丸まるとフィニッシュのときに力が入りにくくなるのです。またリカバリーも背中が丸まることによりやりにくくなります。特に肩を通過する手前くらいからリカバリーしにくくなります。 画像は96年の日本選手権で青山選手が日本記録を樹立したときのものです。彼女はこのとき呼吸をしないときに頭を残しすぎています。柔軟な肩のおかげで難なくリカバリーしていますが、非常に窮屈になっています。またこれだけ頭を水中に残すと抵抗になっていることも考えられます。 次回は正しい頭の向きについてお話します。
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