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総選挙で政権交代を
ホタルや水を張った棚田の風景にほっとしながらも、第一次産業を見捨ててきたこの国の政治には不安と怒りをもっています。
6月議会は5日に開会、23日の採決で閉会しました。定例議会の度に発行してきたこのニュースも40号となります。
議会開会日に30年と10年の永年勤続議員表彰がありました。永年勤続という言葉に違和感を覚えながら、私も10年議員の表彰を受けました。
定例議会は年4回なので、40回の議会に出たことになります。毎回欠かさず一般質問し、このニュースで議会報告をしてきました。
皆さんのお役にどれほど立てたか自信はありませんが、ある支援者が「須賀さんが議員になってから、市職員の市民を見る目が変わったよ」といってくれました。ただのおばさんが市民派として議員になったことの小さな効果でしょうか。
私はこれまで、国政に対する意見はこのニュースに書きませんでした。でも、今の状況をみると黙っていることは許されません。衆議院の解散が連日話題となり、自民党も支持率が凋落傾向ですが、総選挙がいつになるかは麻生総理からはっきりした発言はありません。
4年前、郵政民営化を争点にした総選挙で「私が自民党をぶっ壊す」「国民の皆さんは痛みに耐えて,米百俵の精神で」といい続けたライオンヘアの小泉元総理の行く先々をメデイアが追い、それを観た国民が子どもからお年寄りまで彼を追いかけるという異常な状況で自民党は圧勝しました。小池百合子など小泉チルドレンの劇場政治が、その後、私たちにどれほどの痛みを強いたかを決して忘れることはできません。その自民党主導の政権に今後も頼るのか否かを問われる総選挙になります。
政治家の仕事は、民意を汲んで政策を作ることですが、今の政治家をみると、GDPは世界第二位であるにも拘らず、日本の社会保障制度は北欧やオランダなどに遠く及びません。
国民は安心のために税金を払っているのに、怠慢も甚だしいと言わざるを得ません。
自民党の構造改革がもたらした最終結果が派遣村でした。私達は岐路に立たされています。
時代は一人ひとりの人生の総和であり、一人ひとりが時代を作るのです。新しい共生社会のシステムを作るために、まずは政権交代させましょう。
オランダで永住権を取得している友人が「新しい制度ができて、それが国民に不利なものだと政権は必ず次の選挙で変えられているよ。だからいつも政権は変わっているし、年金や医療には全く不安はないよ」といっています。 日本では永年、政権を変えることは悪いことのように考えられてきましたが、総選挙では主権者として、次世代を守るために行動しましょう。

永年勤続議員表彰10年議員の表彰を受けました。
中津市議会の中も、自民党など保守勢力が圧倒的多数を占めていて、議会人事もその人たちが決めています。議会基本条例の制定には冷淡ですが、人事には団結して情熱を傾けているようです。
国政を変えるのは大変だから、足元の地方議会から変えていきたいという思いで議員活動をしてきましたが、今回は総選挙の結果が地方議会を大きく変える契機になることを期待しています。
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