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「大東亜決戦機」の異名をもつこの戦闘機。その名に違わず2000馬力級のエンジンを搭載し、「卓絶する高速度と優秀なる上昇性能、並びに強力なる火力」の実力をもった高性能戦闘機である。昭和19年4月に「疾風」として戦史の表舞台に登場する。しかし大戦末期の本機をとりまく状況は、残念ながらこの本来の能力を十分に発揮させるにはいたらず、エンジントラブルなどにより本機の稼働率は低いものとなった。ただ戦後、米軍の高オクタンの燃料を使用してのテストでは、時速689kmの記録を出し、「第二次世界大戦日本戦闘機のNo.1」と絶賛されたという。

●乗員:1名
ハ45-21 2,000hp
●全幅:11.30m
●全長:9.74m
●最大速度:624km/h
●航続距離:2,500km
●武装:機銃12.7mm×2(機首)
 20mm×2(主翼)
 爆弾爆弾250kg×2